2022年からMoto2にフル参戦する「ヤマハ・VR46・マスターキャンプチーム」。ヤマハとヴァレンティーノ・ロッシ率いるVR46が共同して2017年に設立した当チームは、2018年はFIM CEV Moto3、2019年はFIM CEV Moto2(ヨーロピアンチャンピオンシップ)、2021年にはカタルニアGPのMoto2と順調に戦ってきたチーム。今年は初のMoto2フル参戦となり注目度も高いが、そんな中で「チーム・ノリック」にも所属経験のある日本・タイのハーフライダー、ケミン・久保選手にWebikeがインタビューを行うことに成功した。

アマチュアライダーから世界へ

ケミン・久保選手はもともとアマチュアライダーとしてタイのR3 Thailand Challenge Cupを走っていたところ、GPライダーであった故阿部典史が立ち上げた「チーム・ノリック」の阿部光雄監督がその実力を認め、2016年に同チームへ加入。日本の地方選手権からレース活動を本格的にスタートした。
2018年にはヤマハ・VR46・マスターキャンプにアジア代表として参加。高い将来性からチームのシートを獲得し、FIM CEV Moto2に3シーズンに渡って出場。2019年と2020年はランキング9位、2021年はランキング11位と、ロードレース世界選手権参戦を目指す欧州のライダーとしのぎを削っている。MotoGPへの道を切り開くため全力で戦うその姿は、全アジアの若手ライダーにとって期待の星だ。

世界選手権Moto2カタール大会の本番前の練習に参加

久保選手は2日間スペインのヘレスフィールドで精力的に練習を行った後、飛行機でポルトガルのアルガルヴェ国際サーキットでのトレーニングに3日間参加。さらに2022年3月6日(日)の世界選手権モト2での戦いに向けて、5日間の集中トレーニングを実施した。Webikeではこのとき、レースへの意気込みについて久保選手にインタビューする機会をつかんだ。

Webike : 今回のトレーニングに対しての第一印象は?

久保選手 : 長い間運転から遠ざかっていて、この2つのコースをテストしに来たわけですが、私にとっては車両の排気量も増え、走行に使うタイヤの特性等もあり、かなり調整が必要で課題が残っています。現状は大変な作業だと言わざるを得ません。でも、チームの雰囲気も良く、徐々に取り戻してきていると実感しています。一緒に仕事をしてきた数年間で、僕と VR46MASTERCAMP は一緒に成長し、かなり理解し合えたので思ったよりもかなり早く開発が進んだと感じています。

Webike : トレーニングの状況は?

久保選手 : 走るたびに良くなっています。セッションによっては課題が残されていますが、ひとつひとつの問題を解決しながら、ゆっくりと取り組んでいます。

Webike: チームの状況はいかがでしょうか?

久保選手 : 私もチームも常にベストパフォーマンスを出せる準備はしていますし、シーズン開幕前に多くの話し合いをしました。2019年から共に活動しているチームなので、お互い気兼ねなく意見を交わすことができています。

Webikeでは久保選手の2022年Moto2シーズンを引き続き共に応援し、発信していく予定だ。

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