■大会名:全日本ロードレース選手権 第3戦/2019 MFJカップJP250選手権 第2戦
■開催日:2019年6月22日(土)・23日(日)
■開催場所:茨城県 筑波サーキット
■ライダー/レース結果
全日本 J-GP2クラス
#14 阿部恵斗 Race1決勝:5位 Race2決勝:7位

MFJ CUP JP250
#17 阿部真生騎 Race1決勝:21位 Race2決勝:25位

レースレポート

筑波サーキットで開催された「全日本ロードレース選手権 第4戦」に阿部恵斗選手が参戦!また、併催の「2019 MFJカップJP250選手権 第3戦」に阿部真生騎選手が参戦しました!

今回は両方共2レース制で、22日(土)にRace1、23日(日)にRace2と2回のレースがありました。
梅雨入りしていることもあり、土・日共に天候が不安定なレースでしたが、気温は過ごしやすい温度でした。

■全日本ロードレース選手権 第4戦

Race1予選でベストタイム58秒263で7位となりました。
Race1決勝では天気が崩れ、ウェットコンディションとなりましたが、果敢なトライを続けベストタイム1分03秒254の5位でした。
Race2予選では、ベストタイム58秒369で7位となりました。
Race2決勝では、スタート直後は順位をあげたものの徐々にトップグループから離されてしまいベストタイム58秒112の7位でした。

阿部恵斗選手は怪我からの復帰2戦目ですが調子が良い状態で今後が期待できる状況でした。

■2019 MFJカップJP250選手権 第3戦

Race1予選でベストタイム1分09秒118で27位となりました。
Race1決勝では天気が崩れ、ウェットコンディションとなりましたがベストタイムは1分14秒311の21位と予選より良い順位となりました。
Race2予選ではベストタイム1分09秒132で27位となりました。
Race2決勝ではベストタイム1分09秒783の25位でした。

阿部真生騎選手は、マシン不調や他ライダーのマシンとの性能差により大きく順位を伸ばせない状況に四苦八苦しています。

二人とも他のライダーよりウェットコンディションに強く、雨が降ると順位があがります。普段からモタードやダートトラックで走り込みし、滑りやすい状況を経験しているからこその結果です。
次回参戦は7月14日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで行われる「2019 SUGOロードレースシリーズ第2戦」に阿部真生騎選手が参戦いたします!
応援をよろしくお願いします!

阿部恵斗

■全日本ロードレース選手権 第3戦 J-GP2クラス
Race1決勝:5位 Race2決勝:7位 
Best Time:Race1 1'03.254 / Race2 58.112

阿部恵斗コメント

金曜日のテストではバイクのセットアップと、自分の苦手なセクター3の練習をメインに走行し、どちらも良い方向に行きました。タイムは58秒8でした。
予選はドライコンディションでした。予選序盤からベストタイムをどんどん更新することができ、とても良い感触で予選を終えました。タイムは58秒2でレース1は7番手スタート、58秒3でレース2も7番手スタートでした。

レース1はウエットコンディションで行われました。スタートは少し出遅れてしまいましたが、1周目は6番手で帰ってくることが出来ました。その後1つ1つポジションを上げて3番手まで上げることが出来ました。ですが、少し視界が悪くなってしまってペースをあげることができず、ポジションを5番手まで落としてしまいました。その後5番手をキープするのに精一杯でした。
結果は5番手、タイムは1分3秒254でした。表彰台が見えていたのに登れなくてとっても悔しいです。ですが、初めて表彰台争いが出来たのは自分の自信にもなりましたし、勉強にもなりました。

日曜日のFPはドライコンディションで走ることが出来、自己ベスト同様の58秒2まで出すことが出来、好調で決勝に挑むことが出来ました。
レース2はドライコンディションで行われました。スタートは成功し、ポジションを1つ上げることが出来ましたが、第2ヘアピンで抜かれてしまい、1周目は7番手でした。その後最終コーナーで転倒しかけ、前との差が離れてしまったと同時に各コーナーではレッドクロスが出されていました。ですがペースを上げ、前の集団に入ることが出来ました。
入ることは出来たのですが、前のバイクをパスすることができず、そのままチェッカーを受けました。結果は7位、タイムは58秒1でした。
57秒台が見えていたのにギリギリ入れることが出来ず、そして前にバイクが居たのにパスすることが出来ずとっても悔しいです。
これが今の自分の実力と言うのをしっかりと心に受け止め、サマーブレイク期間はしっかりとトレーニングを重ね次回の岡山ラウンドで表彰台に乗りたいと思っています。

最後にチームの皆様、応援してくださった皆様、サポートしてくださった皆様、本当にありがとうございました。次戦も応援よろしくお願いします。

阿部真生騎

■2019 MFJカップJP250選手権 第3戦 JP250
Race1決勝:21位 Race2決勝:25位 
Best Time:Race1 1'14.311 / Race2 1'09.783

阿部真生騎コメント

前回のレースからエンジンを変えて少し古いエンジンで走っていたので、前回とタイムの比較が出来なくて自分のどこが悪くてタイムが上がっていかないのかわかりづらく、悪い部分の改善があまりできなかったのですが、自分で思ったのはコーナーの立ち上がり方とバイクを寝かせるのが甘いと思いました。
また、レース初日は雨が降っていたのでレインの中で走る練習にもなりました。

阿部光雄監督コメント

今回はJSBがなく、JP250が併催です。
J-GP2に阿部恵斗、JP250に阿部真生騎が出場しました。
今大会は全クラス2レース制で土曜日午前中が予選、午後から第1レース、日曜日に朝ウォームアップラン後、2レース目となりました。

土曜日の予選は8時より20分間JP250の予選でした。真生騎のマシンは今回特に遅く、不調のようでした。
タイムも前回のタイムより2秒ほど遅く1分9秒1で27位でした。

恵斗のJ-GP2は9時15分より25分間の予選でした。
恵斗は調子を上げてきており、自己ベストを次々に更新し、残り数分のラストに旨く57秒台を叩き出す先輩ライダーの後ろにつけ最終コーナーまで57秒台に入るペースで来ていたのですが、先輩ライダーが最終コーナーで転倒、直後につけていた恵斗は影響を受けタイム更新はならず、しかし58秒236で7位でした。

午後は雨になりレースはウエットコンディションでした。
第1レースのJP250、真生騎のレースは、スタート良く17位くらいまで順位を上げて1周目を帰って来ましたが、やはり雨においてもエンジン不調の影響は顕著らしく、ペースが上がらず21位ゴールでした。

第3レースとなるJ-GP2のレースもウエットコンディションでした。
恵斗はトップ集団について1周目を終え、その後1、2位は離れましたが、3位争いに加わり、一時は3位まで上がり表彰台を期待させましたが、結果は5位でした。しかし大変良いレースを展開し成長を感じさせるレースでした。

明けて日曜日の2レース目は、雨の天気予報から好転し、ドライコンディションのレースが展開されました。
午前中のレースとなったJP250クラスの真生騎は朝のウォームアップでも好転は見られず、苦しいレースが予想されましたが、やはり厳しく後位でひたすらコーナーを攻めましたが25位ゴールでした。

J-GP2の恵斗は朝のウォームアップも好調で、好レースを期待させました。期待に違わず好レースを展開しました。
結果順位こそ7位でしたが経験豊かな先輩ライダーを相手に4位争いを終始展開自己ベストを連発しながらの素晴らしいレースでした。

今回の総括としては、恵斗は伸び悩み感があったのですが、今回のレースウィークでは、これまでと違う成長を見せました。課題だった高速コーナーの克服が見られタイムアップにつながりました。600ccのハイパワーマシンを15歳で此処まで操れるのは現ヤマハワークスの野左根以来かなと思います。
また真生騎は非力なマシンで、ひたすら前を追いかけ、コーナーリングの速さを身に付けつつ有り、苦しいながらも来年のST600で勝てるスキルを勉強できていると思いますし、夢のMotoGPライダーになるには必要な経験をしていると思いました。

今大会は2人の違いはありましたが、良い成長と良い経験で次に繋がる貴重な大会だったと思いました。これからも2人の成長に応援を宜しくお願い致します。

photo by Ishizaki Nobuki

情報提供元 [ Webike Motosport ]

この記事にいいねする


コメントを残す