誰でも楽しめる究極のハイスペック

クイックだが極めて素直なハンドリングも大きな魅力


ピレリのディアブロ・ロッソシリーズが、第4世代に進化した。
ミドルクラス以上のスポーツモデルをメインターゲットに、ストリートでのスポーティな使用を想定したこのディアブロ・ロッソⅣ(クワトロ)は、すぐれた燃費性やウェット性能も重視して設計されている。

フロントは、センターとサイドで異なるコンパウンドを使い分ける構造となり、リヤタイヤは一部サイズが3コンパウンドになった。

コーナーを意識するだけでスッと車体がバンクする感覚だが、公道走行においては過敏すぎることはなく、リーンは非常に素直。接地感が充分に伝わり、路面のギャップもわかりやすいが、乗り心地はソフトでゴツゴツしない。
公道での温度域で、走りはじめから充分なグリップがあるのもうれしい。

WSBKで培ったマルチラジアスデザイン


異なる曲率を複合的に組み合わせるマルチラジアスデザインを採用。
センターはシャープで鋭い旋回性を狙い、サイドはなだらかにして接地面を稼ぐ。

サイズ毎に異なるコンパウンド設計




リヤは190/50ZR17以下が3分割2コンパウンドで、190/55ZR17以上は5分割3コンパウンド。
中央部のコンパウンドがサイドのベース部につながる構造だ。


サイドウォールに加えてトレッドのショルダー部にも「ROSSOⅣ」の文字が刻まれる。


先代のIIIと比べて、ドライ&ウェット路面でのグリップと耐摩耗性、ハンドリング特性を向上。
公道でのスポーツ性を高めている。


ディアブロシリーズ直系のフラッシュパターンを採用。
中央部の溝比率を、Ⅲと比べてフロントは増やしリヤは減らして、排水性と耐摩耗性のバランスをとる。


テストした後輪は5分割コンパウンドの190/55ZR17。
50kmほど走ると境界線がうっすら見えはじめた。

二輪ジャーナリスト・鈴木大五郎氏のインプレ動画も!

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タイヤサイズ

Front 120/70 ZR 17 M/C (58W) TL
Raer 160/60 ZR 17 M/C (69W) TL
180/55 ZR 17 M/C (73W) TL
190/55 ZR 17 M/C (75W) TL
200/55 ZR 17 M/C (78W) TL


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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    以上 未満 の記載ミスがあります。校正をお願いします。

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