文/Webikeバイヤー:あきら

話題にならないけど変わってるタイヤ事情

新型車両が発表されると個人的にまず気になるのが、どんなタイヤを履いているのかというところ。
タイヤは車両の使い道で選ばれるので、タイヤを見れば、その車両が本当はどういう使い方をされることを想定しているのか一目瞭然!
そして、純正採用されるということは非常に車両とのマッチングが良いということです。

つまりつまり、同じようなテイストの車両にピッタリのタイヤという可能性が非常に高いものでもあります。
そこで今回は、最近発表されたホンダの新型車種の中から注目の3車種のタイヤをチェック!

レブル1100が履いているタイヤは何?


瞬く間に人気モデルとなったレブルシリーズの中で最大排気量となるレブル1100。いくつもの新型車種予想系特集でその存在が囁かれていましたが、正直本当に出るとは思ってませんでした。
それでも出してくるホンダにシビれる!あこがれるゥ!

注目はそのスタイリッシュなデザインと、アフリカツイン譲りのエンジンですが、実はタイヤもひっそり見たことがないタイヤになっていることにお気づきでしょうか。

サイズがまず太い!


新型レブル1100のタイヤサイズはフロント130/70B18、リアは180/65B16.
サイズだけを見ると、リアタイヤが非常に太いことがわかります。
クルーザー界の大御所ハーレーのタイヤサイズで考えるとツーリングモデルのロードキングと同じサイズです。
ポピュラーな883スポーツスターは100/90-19、150/80B16サイズのタイヤです。

このことからもかなり大きいサイズのタイヤを採用していることがわかります。


太いタイヤを採用する理由は様々ですが、ルックスの面で選ばれるケースと、パワーを路面に伝えやすくするためという側面があります。
今回のレブル1100では出自がアフリカツインの1100㏄エンジンであること。
ラジアルマウントキャリパーを採用していることからもかなりのパフォーマンスを発揮しそうだということが推測できます。
つまり!デザインだけじゃなさそう!

ダンロップ:D428


そんなハイパフォーマンスクルーザーレブル1100のタイヤに選ばれたのはダンロップのD428というタイヤ。
おそらく多くの方がお初にお目にかかるタイヤだと思います。
このタイヤはもともと、海外のダンロップで作られていた大型クルーザー向けタイヤELITE4と同じデザインを採用するタイヤです。

今回のレブル1100登場に合わせて国内でもようやく日の目を浴びることになりました。

ELITE4は、米国では異なるコンパウンドを使い分けるマルチトレッドをリアタイヤに採用し、シングルコンパウンドのタイヤよりもロングライフなタイヤとされています。
まだまだシングルコンパウンドのタイヤが多いこのジャンルですので、レブル1100以外の車種でもメリットのある選択肢になりそう!惜しいのは国内流通サイズが少ないこと。米国ではいっぱいあるんですけどねサイズ。

NC750Xが履いているタイヤは何?


2014年の登場以降、低価格で燃費もよいアドベンチャーツアラーとして人気のNC750Xも2021年大幅進化しましたね。
再設計されたフレームによって1.8㎏の軽量化と唯一無二の特徴、メットイン容量が拡大されました。
車両全体の重量は約7㎏軽量化になっており、エンジンパワーは4馬力アップしています。

デザインも高級感がでて、人気上昇間違いなしのNC750Xのタイヤはというと……。

メッツラー:TOURANCE NEXT


2021年モデルで新たに採用されたのはゾウのマークでおなじみのメッツラーのアドベンチャータイヤTOURANCE NEXT。
ライバルに当たるであろう、BMW F750GS、トライアンフのTIGER 800 XRXの純正採用されていタイヤで、オンロードメインのアドベンチャーバイクにぴったりのタイヤです。


オンロードツーリングで使用されることを考慮して、リアタイヤには、デュアルコンパウンドを採用。
高分散シリカコンパウンド採用でウェット路面でも安定した走りができるというのが特徴です。
最近のメッツラーのタイヤは、電子制御による影響も考慮したモデルが多いですが、このタイヤもその一つで、ABS作動時の安定性を考慮した設計になっています。

NC750Xに限らずオンロード主体のアドベンチャーバイク用タイヤとして、おすすめのタイヤでもあります。

CB1000Rが履いているタイヤは何?


新デザインメーターや新型ホイール、外装デザインのリファインなど、スタイリング面メインのモデルチェンジが実施されたCB1000R。
スーパースポーツCBR1000RR譲りのハイパワーエンジンを搭載するスポーツバイクですがタイヤはというと……。

ミシュラン:POWER 5


アグレッシブなのはエンジンだけじゃない!タイヤもハイグリップで、車両の性格にマッチしています。
このPOWER5は、サーキット走行も視野に入れたハイグリップタイヤと基本設計を共有するタイヤでありながら、あえてストリートでの使用に焦点を当てて開発されたスポーツタイヤです。
ストリート使用に100%適正化されているので、冷えた路面や走り出しの安定感を持ちながらワインディングを楽しめるタイヤになっています。


こうしてみるとスーパースポーツCBR1000RR譲りのエンジンを搭載するCB1000Rとちょっと重なる部分を感じるタイヤですね!

ホンダのホームページを見るとピレリのロッソコルサ2を履いている写真もあるので、ストリート向けのハイグリップタイヤというのがぴったりな車両だということがわかります。

海外ブランドのタイヤが多い?


今回は話題の3モデルのタイヤをチェックしてみましたが、個人的な予想に反して海外ブランドのタイヤの採用率が高め!
国内唯一のダンロップも、海外のダンロップでラインナップされていたタイヤがベースですし。

タイヤは、サイズが合えば履けるものなので、同じようなキャラクター、使用用途の車両に乗っているのであれば、これら純正採用されているタイヤを選択肢に入れてみてもいいかもしれません。

ちなみに、純正タイヤは、時期や、仕向け地などで変わるものなのです。あしからず。

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