文/Webikeバイヤー:たかし

ぶっちゃけ高いミラーってどうなん?

ここ最近、急速に盛り上がりを見せているカスタムといえば?実はミラーなんですね。
人気ブランドのミラーの中には突然の盛り上がりで入手困難なものもあるくらい!

幅広い車種で試せて、ビジュアル的変化と効果がわかるカスタムというのが人気の理由でしょう。
そこで今回はそんなカスタムに使いたいミラーの中から、所謂高級ミラーの一つ、タナックス ナポレオンのシャークミラー4をどんなもんじゃいとインプレッション!

ちなみに僕はお安いミラー愛好家の1人でした。でした!!!(過去形)

今回インプレッションするアイテム

TANAX NAPOLEON |シャークミラー4
定価:¥9,680(税込)

特徴
・高級感あふれるスタイリッシュデザイン
・眩しい光をカットするRAYSAVEレンズ採用
・ハウジングの組み換えで張り出し位置も調整できる

ステーのデザインがよい!


どんなに優れたミラーでも、デザインがよくなければ魅力半減というか、候補にあがらないというのが正直な所。
このミラーのデザイン上の特徴として、まずは肉抜きのあるステー。
純正装着ミラーのステーというのは生産性の兼ね合いもあって1本の丸棒ベースのステーが多いものです。

シャークミラーのステーは取り付け部から鏡面にかけて細くなる三角形型のステーで、中央が抜けているというのが特徴です。
この中間に肉抜きがあるシャープなデザインはシャークミラーの伝統とも言えますが、これがスポーティな車両にはよく似合います。

ステーにつながるレンズ部分も、車両先端に向けて小さくなるデザインで、ビジュアル的な重心が外側に行き過ぎない、つまりスタイリッシュなデザインになっています。

個人的には、各所に配置されたロゴたちがいい仕事してます。

フロントから見た際も、レンズ中央部分が単調なカーブを描く純正と違い、抉るようなデザインとなっているというのもカスタム感がでてかっこいい!

質感は金属質で高級感がある


高級なミラーゆえに気になってしまう質感の部分ですが、金属が多用されているのでかなり良好です。
素材はハウジングとステーにアルミダイキャスト、ベースには亜鉛ダイキャストを使用しています。

金属だけが醸し出す鈍い反射の具合で車体が引き締まって見えますね!

実用的な所を言うと、プラ系ミラーは経年劣化でプラの輝きが失われて白っぽくなってしまうものですが、それがないというのもポイント。

取付は工具付きで安心

このミラーの付属品はかなり充実の域に達しています。
六角レンチも3種類付属するので、あとはすでに使っているミラーの取り外し工具だけあれば作業可能です。

付属品
10mm 正ボルト ×1
10mm 逆ボルト ×1
10mm ボルトキャップ ×1
8mm ボルトキャップ ×1
六角レンチ ×3(8mm、6mm、2.5mm)



ちなみに、もしも装着の際、ステーがリザーバータンクなどに干渉するのであれば、別売りのミラーアダプターを使用して調整してあげるとよいでしょう。

ヤマハユーザー向けに逆ねじボルト付属


ヤマハユーザー的には逆ネジボルトが付属するというのがうれしいポイント!
正ネジミラーの場合はアダプタが必要だったりして面倒な上にかっこ悪かったので、1パッケージで済むというのはGOOD!

そして何を隠そう、今回のミラーをインプレッションする僕の愛車もヤマハ!逆ねじ付属はうれしい!

ボルトキャップで細部までこだわれる


六角ボルトの穴というのは水が溜まりやすく、錆の原因にもなりやすい箇所ですが、このシャークミラー4ではボルトにつけるキャップが付属しています。
調整が済んだらキャップをしてあげることで、水分がたまるのを防ぐと同時にデザイン面での隙もなくします。

総じて痒い所まで手が届いた付属品でした。

可動域が広く調整しやすい


このミラーは可動部が多く調整の余地がかなりあるというのも特徴でした。
まず車体との締結部分やステーの基部による前後の調整。
次にステーの高さ、そしてハウジング部分での細かい角度調整……と。
純正ミラーと違い圧倒的に調整範囲が広いので、適正な後方視界を手に入れやすい!
……のですが、調整できすぎるが故に僕は最適な角度の調整に結構時間を要しました。一度キマればそれで終わりなんですけどね。最初は時間をとっておくのが吉。

ぶつかっても安心?なセーフティメカニズム


ブレーキレバーなどでは一般的な可倒式。同じような機能がこのミラーにもついています。
例えば、歩行者や障害物に接触してしまったとき、ショックスルージョイントがついているこのミラーならば、ミラーステーごとずれることで、当たった物とミラーのダメージを最小限にすることができます。

純正ミラーの場合、大きな衝撃が加わればステー基部が緩んで衝撃を緩和しますが、結構な衝撃じゃないと緩まないのと、ゆるんだ後は工具での締め付けが必須になります。
その点このミラーなら、角度をもう一度調整するだけでOK。ぶっちゃけ使わないに越したことはない機能ですが、万が一の時に役立ちます。

まぶしい光をカットするRAYSAVE


今回は夜間走行でもその見え方を試して見たのですが、純正と比較して反射する後続車のヘッドライトがまぶしくない!画像だとわかりにくいかもしれませんが……。
これは、レンズに反射する光の中から、「人間がまぶしいと感じる波長」だけを抑制するRAYSAVEと呼ばれるレンズを使っているからです。

最近はLEDやHIDなど、明るいヘッドライトが採用されるケースが増え、昔よりもまぶしいと感じるケースが増えてきました。
まぶしいというだけならまだ我慢できますが、その光がボヤっと拡散してミラーに映ることで、後方の視界が著しく悪いとなると安全性にかかわります。

その点、RAYSAVEなら、後続車のヘッドライトのぼやっとした部分をカットしてくれるので非常に見やすい!
イメージとしては光源の周りのぼやっとした光がカットされてシャープな光源が見えるイメージ。

正直結構見やすいです。


ミラーに映るものすべてが暗くなるわけではないので、夜間も安心して使えます。
レンズもピンクというかパープルというか、なかなか珍しい色ですが実際に装着するとなかなかカッコいい!

曲面ミラーで広く見える!


社外ミラーに変えたとき気になる問題の1つ、どれくらい後ろが見えるか。

シャークミラー4ではレンズは曲面、しかも局面率R1000と呼ばれるものを採用しています。
一般的なミラーはR1300くらいのものが多いのですが、それらに比べ広く写すことができます。

局面率の数字は小さくなるほどに広く映り近くを確認しやすくなります。
反対に大きくなると、狭く映りますが、遠くまで見えるようになります。

シャークミラー4の局面率R1000はそのバランスをとりつつも広く映るバランスの良い形状になっています。

街中など、混雑した場所を走る機会の多い車両の場合、遠くの後方視界より近距離の視野が広がるほうが、見えやすいと感じるものなので、都会派の皆さんはこのミラーにすべき!

ちなみに、Webikeのある地域は、日本で最も通勤交通量が多い説のある国道246号線近く。
今回のインプレッションでもその246を走ったわけですが、純正に比べ横方向の視野が広がったようで周りの車両を把握しやすい!感覚的には結構走りやすくなった気がしました。

ブレも最小限で見やすい!


ミラーがブレて一定の速度域で見えない!という現象はそう珍しいことではありません。
この現象は、車両のハンドル回りに起因する場合と、ミラーのステー構造によるものがあります。
今回のミラーの場合は、構造上ボルト締結と可動部が多いので、もしかしたらブレるかもと思いましたが、結果はまったくブレず。
様々な速度域で走りましたが、ほぼブレ0で走行することができました。

まさかのハウジングの張り出し調整機能


このミラーならではの機構!チェンジサイトシステム!
これは、ミラーステーとレンズを擁するはハウジングの接続位置を変更できる機能で、平たく言うとミラーの張り出しを2パターン選べるという機能なのです!!
やり方は簡単で、ハウジング裏のジョイントプレートを付属の六角レンチで外して、ミラー本体の2つのステー接続穴を選んで取り付けるだけ!

これで3cm張り出しを調整できます。


ミラーをコンパクトに見せたい場合は内側寄せ、シートバッグを積載するときは外側にチェンジサイトしてみるという使い方ができたりします。
グリップ長が短い車両などでミラーとバーエンドがツライチにならない!という時の調整にも使えますね!

なんにせよ、変形は漢のロマンです。

いろんな車両によく似合う

ハンドルマウントタイプのミラーですが、ストファイ系のスタイリッシュなお顔によく似合う!
グロムやスクーターなどの小型車両のなら、似合う上にチェンジサイトシステムを有効活用できそうなのでその点でもオススメ。

結論!高いミラーには価格以上の機能性があった!


まさかミラーのインプレッションでここまで語ることになるとは……。
正直僕は、社外ミラーは3000円クラスのものをつけるくらいのことしか今までしていなかったのですが、今回高級ミラーを使ってみて考えを改めさせられました。
デザインがイケてるかどうかもそうですが、そもそも見やすく、調整機能など細かい部分に大きな差があるのです。
ちなみに、僕は夜間走ることが多いので、RAYSAVEレンズがかなりオススメ機能です。

それなりに高いと感じる価格帯のミラーではありますが、そのお金を投じるだけの価値はありました!

これからは貯金して高級ミラーを買おう!

いいものは、やっぱりいいものです。

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