【PR】丸中洋行 文:栗田晃

バイク用バッテリーは、単なるセルモーター用の電源ではない。現代のFI(フューエルインジェクション)車では、燃料ポンプやECU、各種センサーにも電力を供給しており、ガソリンと並ぶ「もうひとつの燃料」と言っても過言ではない。数多くのバッテリーメーカーがしのぎを削る中、日増しに注目度が高まっているのが、高い技術力と400種類を超える幅広いバリエーションで多くのバイクメーカーからも信頼を集める、フランス発の急成長ブランドであるBSバッテリーである。

バイクのパフォーマンスを左右するバッテリーの性能

どんなバッテリーでも未来永劫使えるわけではなく、いつかは交換時期がやってくる。だが高性能品を選べば長く使えて心配も少ない。純正の鉛バッテリーを長寿命のリチウムバッテリーに交換するのは、カスタム視点だけではなく実用性の高さでも大きな意義がある。

イグニッションキーをONにしてスターターボタンを押せばエンジンが始動する。そんな当たり前のルーティンの中で、最も重要なのはガソリンでもエンジンオイルでもなくバッテリーである。
バイクのエンジンがキックスターターでキャブレター仕様だった時代は、バッテリー性能が低下してもエンジンが掛かりさえすればなんとか走行できた。中にはバッテリーを搭載していないバッテリーレス車などという機種もあったほどだ。
ところがFI(フューエルインジェクション)車は燃料ポンプやECUなど、エンジンを稼働させるために継続的に電力を消費する。もちろん始動時には大電流が流れるセルモーターを回さなくてはならない。頭の良いバイクになると、電圧低下を警告してくれる機種もあるほどで、車両の信頼性を支える電力の心臓部ともいえる存在なのだ。
バッテリー寿命は使用環境によって大きく変化するが、永遠に充放電を繰り返すことはできず、一般的な鉛バッテリーは2〜5年程度が目安とされる。短距離走行が多い車両や、冬季に長期間保管される車両ではさらに短くなる場合もある。つまりどんな高性能バッテリーでもいつかは交換時期がやってくるわけだ。
バッテリー劣化原因の筆頭に挙げられるサルフェーションは、電極の有効容量が減少することで充放電能力が低下し、見かけ上の電圧が上がっていても大電流を流せなくなる。すると燃料ポンプやイグニッションコイルの性能が低下してバイク全体のパフォーマンスが落ちてしまう。
そのため「セルが回るからまだ大丈夫」ではなく「性能低下を感じ始めた段階で交換を検討する」のが理想的だ。

バイクメーカー各社が純正採用する信頼性の高さが魅力のBSバッテリー

東京モーターサイクルショー2026の丸中洋行BSバッテリーブースの様子。純正採用のOEM、補修や交換部品サプライヤーのOESとしても多数のバイクメーカーに採用されている。BSバッテリーは性能、品質、流通のすべてのバランスが高次元にあることの証である。

2008年にフランスで設立されたBSバッテリーは、開放式の6V鉛バッテリーからリチウムバッテリーまで製品開発を行い、そのラインナップは400種類を超える幅広さを誇る。長い歴史を持つバッテリーメーカーもある中では新興ブランドだが、現在ではアプリリアやMV、ピアジオやロイヤルエンフィールドなどヨーロッパを中心に数多くのメーカーで純正採用されるとともに、日本メーカーを含む車両メーカーでアクセサリーとして認められており、日本を始めとして80以上の国々で販売されている。
メンテナンスや修理で重宝する「規格部品」を展開する丸中洋行が日本正規代理店を務めるBSバッテリーがシェアを拡大している背景には、以下のような要因がある。

【用途別に幅広く展開】

BSバッテリーの強みはラインナップの豊富さにある。高性能品に特化するのではなく旧車や絶版車が採用する開放式バッテリーからMFバッテリー、AGMバッテリー、SLAバッテリー、さらにはリチウムイオンバッテリーまで幅広い製品があり、車種や用途、予算に応じて最適な製品を選択できる。

【OEM・OES採用で存在感を拡大】

BSバッテリーはアフターマーケット専業ブランドではなく、メーカー純正採用を意味するOEMや、純正アクセサリー、補修部品サプライヤーのOESとしても実績があり、先に挙げたように多数の車両メーカーとの取引を行っている。バイクメーカーの要求をクリアすることで技術が磨かれ、さらに性能向上につながる好循環となっているのだ。また近年はMotoGPや世界選手権レベルのレース活動も積極的に行っている。

【高いコストパフォーマンス】

日本メーカーと同等クラスの性能を持ちながら、リーズナブルな価格帯で販売されている点も大きな魅力である。

鉛からリチウムまでラインナップが豊富なBSバッテリー


次に、BSバッテリーが製造するバッテリーの種類と特長を紹介しよう。

【開放式】

旧車や絶版車で一般的な開放式。

MFバッテリー登場以前の鉛バッテリーの主役だった開放式。現在新車で購入できるバイクでの採用例はないが、旧車や絶版車では開放式を採用している機種はまだまだ多い。開放式は充放電に伴い電解液中の水分が揮発するため、定期的な液量チェックと補水が不可欠。またBSバッテリーの開放式は、サルフェーションを発生しづらい電極板を採用し、長期保管時の性能低下が少ないのも特徴だ。

【MFとSLA】

原付スクーターに装着される小型のSLAタイプ。

SLAシリーズの中でもハーレーダビッドソンなどの大排気量モデル向けに開発されたSLA MAX。

定期的な補水やメンテナンスが必要な開放式バッテリーに対して、現代の主役は電解液の揮発がないMF(メンテナンスフリー)バッテリー。BSバッテリーでは別梱包の電解液を使用前に注入して初期充電を行うMFタイプと、工場で注液・充電を行った状態で販売するSLAタイプをラインナップ。いずれも電極はAGM(吸収ガラスマット)を採用し、電解液の液漏れを防いでいる。さらにSLAには、大容量設計により始動性能向上と長寿命化を両立したハーレーダビッドソン向けのSLA MAXも用意されている。

【LITHIUMとLITHIUM MAX】

小型軽量というリチウムバッテリーの特長を生かしつつ、容量アップで始動性を高めているLITHIUM MAX。

アフターマーケットだけでなく、新車装着時のバッテリーとして採用されることが増えてきたリチウムバッテリーは、BSバッテリーが現在最も力を入れているジャンルである。さらにBSバッテリーでは、従来モデルより最大2倍の容量とすることで始動性を劇的に高めたLITHIUM MAXもラインナップしている。

カスタムやチューニングだけでなく実用性の高さもリチウムバッテリーの魅力

開放式の鉛バッテリーをリチウムバッテリーに交換するだけで大幅な軽量化となるのは、チューニングやカスタム視点でのメリットはとても大きい。

開放式、MF、SLAといった鉛バッテリーの需要も高いが、性能を筆頭にあらゆる面でそれらを圧倒的に上回るのがLiFePO4(リン酸鉄リチウム)を採用したリチウムバッテリーである。その特徴と利点は以下のようになる。

【圧倒的な軽量化効果】

バイクに装着されているパーツの中でも特に重量があるのがバッテリーで、同等クラスの鉛バッテリーの約3分の1程度という圧倒的な軽さはモータースポーツで有効な武器になる。日本を代表するモータースポーツである2026鈴鹿8時間耐久ロードレースにエントリーするベビーフェイスのレーサーにも、BSリチウムバッテリーが採用されている。

【始動性能が非常に高い】

バッテリー内部の抵抗が非常に小さいため、セルモーターのように消費電力が大きい装備品にも一気に大電流を放電でき、発熱が少ないので急速充電が可能。その上鉛バッテリーより繰り返し充電に強く、低温でのクランキング性能を維持できるようになったことで、冬季使用時の性能も大きく改善されている。

【自己放電が少ない】

BSリチウムバッテリーは自己放電が少なく長期保管にも強いが、スマートバッテリーチャージャー&メンテナー「BS10」も販売している。リチウムバッテリーと鉛バッテリーのどちらにも対応し、鉛バッテリーは12Vに加えて古い原付用の6Vバッテリーも充電できる。

長期間乗らないユーザーにもメリットは大きい。鉛バッテリーでは常時充電(維持充電)が必要なレベルの長期保管でも、BS バッテリーのリチウムバッテリーは室温環境下で12か月放置後も高い電圧維持性能を発揮する。

【寿命が長い】

リチウムバッテリーは鉛バッテリーの交換用としてもさまざまな利点がある。製品価格だけを比較すれば鉛バッテリーに分があるが、リチウムバッテリーの寿命は一般的に鉛バッテリーの3倍と言われており、長期間使用することで価格差は充分に吸収できるだろう。

【LITHIUM MAXという独自展開】

一般的なMFバッテリーのYTZ5Sサイズの実測重量は1600g弱。

これに対してYTZ5Sと互換性のあるLITHIUM MAX BSLi-02 MAXはわずか740g。
YTZ5SとBSLi-02 MAXの本体サイズはほぼ同じだが、-18℃の低温始動性能の指標となるCCA値は65のTYZ5Sに対してBSLi-02 MAXはなんと180と3倍近くのパワーがある。この力強さがリチウムバッテリーの特長だ。

前記の通り、BSバッテリーのリチウムバッテリーにはLITHIUMとLITHIUM MAXの2タイプがある。ベーシックなLITHIUMは、BSLi-02、BSLi-03、BSLi-04/06の3モデルで現在流通している車両の80%をカバーできる汎用性の高さが特長だ。
一方のLITHIUM MAXは、開発の狙いが従来のリチウムバッテリーとは異なる。鉛バッテリーをリチウムバッテリーに置き換えることで、軽量コンパクトになるのは先に説明した通りだが、LITHIUM MAXはバッテリー性能に直結する容量アップを主眼としている。そのために採用したのが大型パウチセルだ。パウチセルは鉛バッテリーにおける極板と電解液のようなもので、拡大するほど充放電容量が大きくなる。リチウムバッテリーはそもそも鉛バッテリーよりエネルギー密度が格段に高いためコンパクト化できるのだが、LITHIUM MAXはセルモーターへの電力供給能力アップや絶対的な容量アップを優先しているのが特長。その結果LITHIUMより本体サイズは大きいものの、鉛バッテリーに比べて軽量コンパクトというアドバンテージは保たれている。

安心して使えるBSバッテリーを選びたい

レースやモータースポーツユーザーに最適なのはもちろんだが、街乗りやツーリングライダーにもメリットがあるリチウムバッテリー。

工場出荷前に電解液注入と充電を行ってから販売するSLAタイプは、開封後すぐに装着して使用できる。SLA MAXはSLA比で20%容量アップした大排気量モデル用。

タイヤやブレーキパッドと同様に、バッテリーも定期交換部品として考えるべき消耗品である。セルモーターの回転が弱々しい、電圧低下が頻発する、充電器をつないでも数日で電圧が低下するといった症状が見られた場合は交換時期が近いサインだ。
バッテリーにとっては「まだ使える」ではなく、「安心して使える」状態を維持することがトラブル回避にもつながる。
丸中洋行のBSバッテリーページには、鉛バッテリーからリチウムバッテリーまで全製品のデータが掲載されている上に、アップグレード目的でも活用できる開放式→MF→SLA→リチウムの互換表もある。夏休みにロングツーリングに出かける予定があるなら、その前にBSバッテリーに交換して安心を手に入れよう。

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    Li-ion系バッテリーは何よりも「燃えないこと」の確実性が出てこないと怖いですね。
    今乗ってるAfrica TwinもLi-ion系標準装備ですが、何かの表紙に萌え出したりしないかという怖さが。
    仮に普通に乗っている分には大丈夫だとしても、バイクの場合事故ったり事故られたりして転倒した表紙にバッテリーが破壊されて燃え出したら怖い。他にCB-1300SFで経験した気がついたら整流器がショートモードで破損しててバッテリーに過大電圧がかかっていた(何でこんなに硫黄臭いのかと思っていたらそういうことだった)なんてことが起きたら、Li-ionバッテリー発火して最悪ライダー焼死しますからね。

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