カプセルトイは今最も勢いのある模型のジャンルかもしれない。本格的なスケールモデルを手掛ける有限会社プラッツがリリースした「1/24 ホンダ ダックス ST50」は、プラモデルとしての楽しさも味わえる、簡単で本格的なキット仕立てのアイテムだ。

本格模型メーカーが手がけた、1/24スケールダックス

有限会社プラッツは、カーモデルを中心にバイクや鉄道、飛行機など幅広いジャンルのプラモデルを製造するメーカーである。そのプラッツが5月にカプセルトイとして発売したのが、完全新金型で製造された「1/24 ホンダ ダックス ST50」だ。2026年は本田技研工業の創始者本田宗一郎氏の生誕120周年に当たり、その記念すべき年にホンダの名車バイク「ダックス」が完全新金型の1/24スケールでカプセルトイ化されたのだ。

1/24サイズで全長は約65mmと、机の上などにちょっと飾るのにちょうど良いサイズ。

ホンダ ダックス ST50は1969年に発売されたレジャーバイクであり、現在もその末裔であるDax125が販売されている。独特のプレスバックボーンタイプのフレームにスーパーカブ系のエンジンを搭載し、ダックスフンドをイメージさせる低くロングホイールベースのデザインを採用。折りたたみ式のハンドルや、横にして車に積んでもガソリンが漏れない構造のガソリンタンクを採用し当時のレジャーバイクブームの中で人気を博した。

今回プラッツがモデルアップしたのはフロントにアップフェンダーを装備し、アップタイプのマフラーを装備した「ダックス ホンダ ST50 エクスポート」である。カラーは「サファイアブルー」、「デイジーイエロー」、「ヘマタイトグレー」、「ルビーレッド」の4タイプで、簡単な組み立てキットとなっている。主要なパーツは塗装されており、エンブレムなど細かい部分は水転写式のデカールで表現されるという本格的な仕上げだ。

ダックスの特徴やバランスなどが完璧に再現されており、非常に出来の良いキットだ。

主要なパーツは塗装仕上げされており、エンブレムなどは水転写式のデカールで再現されている。

エンジンのフィンなどは省略されているが、マフラーのヒートガードの孔などはしっかり再現される。

フロントフェンダーがアップタイプとなっており、マフラーもアップタイプなのでエクスポートが再現されている。

発売情報を聞きつけた筆者は、早速新宿の大型カプセルトイショップで回してきた。4回回して「デイジーイエロー」がダブり、「ルビーレッド」が入手できなかった。取り急ぎカプセルを開けてみると、さすがはプラモデルメーカーという内容ににんまり。早速ダブった「デイジーイエロー」を1台組み立ててみることにした。

カラーは4タイプ用意されていて、コレクション性も高い。筆者はルビーレッドのみ入手できなかった。

実際に制作してみた

カプセルを開けると、パーツは小分けされた状態でビニール袋に入っている。付属のブックレットにはデカールの貼り方のみが指示されており、本体の製作については特に記載がない。ただ、パーツの点数を見る限り、説明書は無くても組み立てられそうだ。水転写式のデカールは非常に細かく、組み立ててからでは貼りにくそうなので先に貼っておくことにした。ただ、ウインカーが正面と横に分けられていて非常に難易度が高そうだったのと、フレームの前側部分に指定されているデカールは凹凸の上に貼ることになりそうなので、貼らずに後で塗装して仕上げることにした。

カプセルを開けると、このように仕切りの入ったビニール袋にパーツが分けて入れられている。

フレーム、エンジン、リアタイヤ、シートなどは組み立てられた状態。フレーム、エンジン、スイングアームなどは左右分割の2ピースで、ペイントで再現されている。

フェンダー、ハンドル、マフラーはシルバーのペイント仕上げだ。

ホイールとステップは黒いパーツをベースに、シルバーで塗り分けて再現されている。

トップブリッジとスタンドはシルバーのペイント仕上げ。スタンドは固定式となっている。

デカールは本格的な水転写式。フロントフォークとヘッドライトは細かく塗り分けられている。キックペダルが別パーツとなる。

デカールの貼り付け

デカールは非常に細かく、ピンセットを使わなければ上手く貼ることができない。既に老眼の筆者はかなり苦労しながらなんとか貼り終わった。車体右側のエンブレムはフルサイズの物とマフラーの取り付け穴を考慮してカットされた物が用意されており、これはさすが模型メーカーと感心したポイント。ちなみに筆者は左側のエンブレムの貼り付けに失敗し、右側用のフルサイズを使用することとなった。デカールをしっかり乾かし、本体の組み立てに入る。

まず水転写デカールの保護紙を剥がす。デカールの細かさには驚かされた。

ひとつずつデカールを切り離す。数字もデカールなので、一緒に水に浸さないように切り抜いておく。

水に10秒ほど浸して、デカールを台紙から浮かせる。長く浸しすぎるとデカールが浮いてしまうので注意。

台紙からスライドさせるようにしてデカールを本体に貼る。しっかり濡れている間に位置を修正。破いたり折ったりしないように注意。

右のエンブレムデカールは、フルサイズの物とマフラーのマウント部分でカットした物が付属。筆者はカットした物を使用。

ナンバー部分とシートのデカールは白ベースなので、見失わないように注意したい。

メーター部分のデカールは非常に小さいので、取り扱い注意。しっかり位置を合わせて乾くのを待つ。

組み立て

パーツは「見ればわかる」レベルの分割なのだが、組み付ける順番は少し考えなければならない。例えばフロントフェンダーはタイヤよりも先に取り付けておかないと、作業が非常にやりにくくなる。パーツが塗装仕上げのためか少しはまりがキツい部分もあり、カッターやヤスリを用意しておいた方がいいかもしれない。パーツの取り付け方向などは穴の形で入るようにしか入らないようになっているので、間違える可能性は少ないだろう。基本的にはめ込みで組み立てることができるように設計されていると思うのだが、ステップとスタンドは少し差し込みが甘かったので接着剤を使って固定することにした。

フロントフォークにフロントフェンダーをセットする。少し外れやすいようなので、接着剤を使った方が良いだろう。

フロントフォークを開いて、フロントタイヤをセットする。開きすぎて壊さないように注意。

フロントフォーク、フェンダー、ホイールのユニットが完成した状態。

ステム部分をフレームにセットする。塗膜のせいか少し入りがキツかったので、ヤスリで軽く削ってセットした。

トップブリッジをセットする。フレーム部分と左右のフォークトップに突起がセットされるので、位置合わせをしっかりすること。

フロントフォークをフレームユニットにセットした状態。

ヘッドライトをセットする。ヘッドライトは、フレームから出ている突起にセットするようになっている。

ハンドルをトップブリッジに設けられた穴にセットする。ハンドル→ライトの方が作業性が良かったようだ。

マフラーを取り付ける。エンジン部分に設けられた穴に先端をセットし、車体横の穴に後ろ側をセットしてしっかり押し込む。

マフラーをセットした状態。ダックスとしてのデザインはこれで完成している。

キックペダルを取り付ける。正位置だと差し込み部分に力が入れにくかったので、まず下向きにして取り付けた。

差し込んだ軸部分を中心にキックペダルを回転させ、適切な向きにセットし直した。

仮り組みするとステップがすぐに外れてしまうようだったので、差し込みの突起にプラモデル用の接着剤を塗ることにした。

突起と穴の位置を確認してからステップユニットを取り付け、接着剤が乾くまで少し待つ。

スタンドも外れやすかったので、接着剤を使用して固定することにした。

スタンドの突起を取り付け穴にセットし、接着剤が乾くのを待つ。これで完成だ。

完成させてみると、さすがはスケールモデルのメーカーが手掛けただけあって、非常に高い完成度に満足。筆者はデカールを乾かす時間を含めて、40分ほどで完成させた。ちなみに、この製作時間の中で筆者が最も時間を使ったのは、デカールの貼り付け工程であった。

手元にあった1/24サイズのフィギュアを跨らせてみたのだが、これがまたいい。非常にいい。1/24サイズのカーモデルなどと合わせて、ジオラマなどを作っても楽しめるだろう。このプラッツの「1/24 ホンダ ダックス ST50」は1回500円で、全国のカプセルトイショップで発売中だ。

手持ちの1/24アクションフィギュアを乗せてみた。「これは良い物だ」。

作って飾って楽しめる! 1/24スケールのダックスが、カプセルトイとして登場 (36枚)

この記事にいいねする


コメントを残す

ホンダ ダックスの価格情報

ホンダ ダックス

ホンダ ダックス

新車 0

価格種別

中古車 10

本体

価格帯 ―万円

万円

諸費用

価格帯 ―万円

万円

本体価格

諸費用

本体

40.98万円

価格帯 29.8~58万円

諸費用

4.25万円

価格帯 1.79~3万円


乗り出し価格

価格帯 ―万円

万円

新車を探す

乗り出し価格


乗り出し価格

45.23万円

価格帯 31.59~61万円

中古車を探す

!価格は全国平均値(税込)です。

新車・中古車を探す