エンジンオイルやインカムなどのバイク用品を手掛けるTEITOが開発した新時代の燃料添加剤が「SWEEPER(スウィーパー)G5」。燃料に添加するだけでエンジン内部のクリーニングとコーティングが行なえ、防錆や燃料酸化抑制効果も発揮するという、この製品をテストしてみたところ…驚きの結果が出たぞ!
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目次
エンジン内のカーボン・デポジットを徹底除去
年々厳しさを増していく排出ガス規制。車両メーカーは触媒装置など、様々な技術を投入してこの規制に対応してきた。
そうした技術の中に、EGR(Exhaust Gas Recirculation=排出ガス再循環)というものがある。これはCO2を主とする不活性の排出ガスを吸気側に戻し、吸入空気とともに燃焼室に導入するもので、排出ガスをきれいにするために吸入空気を汚すという、苦肉の策とも言えるシステムだ。
EGRによって燃焼室に戻された不活性ガスやオイルミストは、燃焼室内で高温にさらされることで「カーボン・デポジット」と呼ばれる炭化生成物となり、汚れとして堆積していく。このデポジットがバルブに固着すれば動作不良を招き、フューエルラインやインジェクターに付着すれば正常な燃料噴射が行えず、パワーやトルク、燃費の低下を招く。最悪はエンジンのオーバーホールが必要となる。
このデポジットの除去に効果的なのが、今回紹介するTEITOの「SWEEPER G5」だ。ガソリン直噴エンジンにも対応した“第5世代”の燃料添加剤で、給油時に燃料タンクに投入するだけでエンジン内部をクリーニングし、新車時のようなコンディションを取り戻すことができる。
具体的にはインジェクターや吸気ポート/吸気バルブ、シリンダー

上の写真は、TEITOが4輪車(約14万km走行のトヨタ・プロボックス)でテストを行った際のエンジン内部の様子。特にインテークバルブ/ポートは綺麗にカーボンが除去されている様子に驚かされる。このテストの際は、50Lタンク×2回の給油時に1本ずつ、計2本のSWEEPER G5を投入。
実走テストで驚きの燃費向上結果が!
このように、さまざまなメリットが生まれるというSWEEPER G5だが、筆者は燃料添加剤の効果はそれほど実感できるものではないと思っている。今までにいくつかの添加剤を試したことがあるが「まあ、少し良くなったかも」程度の効果しか感じられなかったからだ。
そんな気持ちを抱きつつも、既に3万kmを走行し、カーボン・デポジットもそれなりに溜まっていると思われる筆者の愛車・2018年式ヤマハXSR700でSWEEPER G5の効果を試してみることにした。テスト開始時の走行距離は3万1365kmで、特に問題はないが、走行後に必ず排気口に煤が付着しており、これは燃焼室にカーボンが溜まっていることが原因ではないかと思っていた。
テスト1日目:マフラーの煤が消えた!
1日目はガソリンを満タン給油し、SWEEPER G5をタンクに注入する。添加量はガソリン容量の1%以下と指定されているので、タンク容量13LのXSR700には100cc程度が適量となるので半量を注入した。コースはいつも走っている東京都の奥多摩方面で、自宅から下道を行って帰って大体170km弱。
通常このコースを走行した際の燃費は21〜22km/L程度で、XSR700のカタログ燃費はWMTCモード値で23.9km/L、国土交通省届出値で38.4km/Lとなっている。
筆者は通常シフトアップを4000rpmあたりで行なっており、3000〜6000rpmあたりの回転数を使用して走ることが多い。帰路に感じたのは5000rpmから上での吹け上がりがスムーズに感じられるようになったことだ。
それまでは5000rpmあたりでマフラーの抜けが悪くなるような感覚があったのだが、スムーズに5000rpmを越えて回転が上昇していく。イメージとしては「回転の角が取れた」ような感じだ。
167.1kmを走行し、給油すると給油量は7.8L。走行距離を給油量で割ると21.4km/Lとなった。この時点では大きく燃費が伸びた感じはしない。しかし、走行後の排気口を確認すると、それまで必ず付着していた煤が確認できなかった。
テスト2日目:給油量が1Lも減り、フィーリングも変わった!
2日目は7.8Lの給油を行ったので、SWEEPER G5を80cc程度添加してスタート。1日目よりも気温が高く、道も混んでいる。しかし奥多摩エリアに入ると空いておりスムーズに走行。この道は3速か4速で、いつもは3速を使うことが多いのだが、この日は4速に入る回数がいつもより多いと感じた。
特に燃費走行などを意識することなく、1日目と全く同じコースを走って、走行距離も全く同じ167.1kmで給油を行なった。すると…給油量は6.72Lと、前回よりなんと1L以上も少ない! 燃費を計算すると24.9km/L。つまりプラス3.5km/Lと、約16%も燃費が伸びたことになる。
全く同じ道を走って走り方でこんなにも燃費が変わるとは考えられないので、これはSWEEPER G5の効果としか考えられない。走行時間は前回よりも30分ほど多く、気温も高いという条件でこの結果には正直驚かされた。走行後に再度排気口を確認したが、やはり煤の付着は確認できなかった。
走行距離が3万kmを超えていることもあり、この程度かと思っていた燃費が劇的に改善。4速に入ることが多くなった理由は、主に吹け上がりが良くなったことと考えられるが、トルクバンドが広がった可能性も考えられる。
あまりに良い結果が出たため、TEITOに結果を伝えると「ありえない数値ではありません」という返答が返ってきた。それだけSWEEPER G5の性能に自信を持っているのである。
新配合成分「DCC」が絶大な効果を生む
このSWEEPER G5の主成分は、燃料添加剤では定番と言える素材の高濃度PEA(ポリエーテルアミン)なのだが、そこにDCC(デポジット クリーン&コーティング)という新配合成分を追加しているのが大きなポイントだという。
このDCCはデポジットに吸着し、軟化させて引き剥がす効果を持つのだが、その除去効果がこれまでにないほど絶大なうえ、デポジット除去後の金属表面をコーティングし、汚れの再付着を防止すると同時に潤滑性も向上させてしまうという、まさに一石四鳥の優れものなのだ。このDCCによる潤滑性の向上は試験機を用いたテストで、無添加に対して約42%もの摩耗痕低減を確認しているという。
さらに防錆効果も特徴で、ガソリンに見立てた溶剤に鉄製のテストピースを浸漬し、30mlの水を添加して撹拌しながら24時間後の錆を確認するというテストでは、SWEEPER G5を添加したテストピースには錆が確認されなかったという。
また、SWEEPER G5はガソリンに添加するだけで、無添加に対して約2.3倍もの酸化抑制効果を持つというテスト結果も出ている。長期保管車に添加しておけば燃料タンクの錆を抑制できるし、年間の走行距離が少ない車両なら、前回の走行時から日数が開いても、安心して始動できるのだ。
適応車種が非常に幅広いのも特徴で、2輪なら国内外の4サイクル車はもちろん、2サイクル車やキャブレター車にも有効。もちろん4輪にも使用でき、ディーゼル車やロータリーエンジン車にも対応するなど、内燃機関の車両ならほぼ全てに使えるのもポイントだ。
ともあれ、2090円(定価)でこれだけの効果が得られるのであればコストパフォーマンスは非常に高い。走行距離が多かったり、最近燃費が落ちたと感じている車両には、SWEEPER G5を試してみない手はないだろう。

ガソリンに見立てた溶剤に水を添加し、その液体の中で鉄製テストピースを1000rpmで回転させつつ、24時間後の錆を比較する…という実験の結果。0.5%のSWEEPER G5を添加したテストピースには錆が全く確認できない。

酸素を規定の圧力でガソリンに注入し、圧力が下がるまでの時間が長いほど酸化しにくい…という「酸化安定度試験」におけるテスト結果。表内左のASTM D525というテストでは、G5を添加することで酸化までの時間が約2.3倍に伸びている。
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「添加量はガソリン容量の1%以下と指定されているので、タンク容量13LのXSR700には100cc程度が適量となるので半量を注入した」??
あまりコスパ良くないような