アイデア満載の2輪用品を多数ラインナップしているカエディアが、またもや興味深い製品を発表した。ペルチェ素子を搭載してスマートフォンを冷やし、熱暴走を防ぐというスマホホルダーだ。3月の東西モーターサイクルショーで発表され、夏前の発売を予定しているというこの商品、特別に借用してチェックしてみたぞ。
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スマホを冷却しつつ急速ワイヤレス充電も!
おそらく2輪用のスマートフォンホルダーとしては世界初だろう。電流を流すことで片面が冷える(もう片面は発熱する)ペルチェ素子を搭載し、スマホの熱暴走を抑制するというカエディアのアイデア商品である。
こちらは大阪/東京モーターサイクルショーのカエディアブースで公開されたばかりで、現時点では製品名も価格もまだ未定。今回は特別に最終段階のサンプル品を借用できたのでレポートしたい(そのため、市販時は仕様変更の可能性もある)。
最大の特徴であるペルチェ素子だが、スマホと接する部分に冷却面が配されており、高温化したスマホを強制冷却する。真夏でもナビアプリなどでスマホを酷使する、例えばフードデリバリーのユーザーなどには「待ってました!」という商品だろう。
もう一つの特徴がワイヤレス充電機能の搭載だ。しかも「Qi2(チーツー)」という高速充電規格を、カエディア製品として初めて採用しているのが特徴。このQi2はマグネットでスマホを吸着させて正確に位置決めし、最大15Wの高速充電を実現するもの。次世代スマホホルダーとして搭載できるものは全部載せした…としても過言ではなさそうだ。
ちなみに筐体の素材にはアルミを採用している。これにはエピソードがあり、当初、樹脂ボディで試作を進めていたところ、冷却ファンを回していてもペルチェ素子が発する熱を逃し切れず、自らの熱で素子が壊れてしまうトラブルが発生したのだという。
そこで筐体の素材をヒートシンクとして使えるアルミに変更し、ファンとの合わせ技で効率よく放熱できる設計にしたとのこと。開発経緯としては必要に迫られて…というわけだが、アルミ素材の質感の高さは、ユーザー目線で見ればこの製品の購入理由にも繋がるだろう。
ガッチリとした固定力と安心感
短時間だが実際に使用してみた。ワイヤレス充電に対応するスマホをホルダーにセットして充電が始まると、同時にペルチェ素子にも通電して冷却が始まる仕組み。つまり充電と冷却は常に同時進行となる。
4月ではさすがに熱暴走するほどスマホを酷使できなかったが、かすかに聞こえる冷却ファンの回転音、スマホを外した後のペルチェ素子面のひんやり感などは、こうした後付け電子機器好きのユーザーをも満足させるものだろう。
そうしたギミック感も楽しいが、今回のテストではスマホホルダーとしての基本性能に感心させられた。スマホをしっかりホールドする固定力や、マウント位置の調整幅の広さ、スマホを固定する爪の内側に傷つき防止のゴムが張られる点など、配慮が細部まで行き届いており、使用時のストレスがとても少ないのだ。
振動を吸収する機構も装備しており、重量感のあるアルミボディは4箇所のゴムでフローティングマウントされている(ホルダーASSYの重量は実測で399g)。このゴムも弾性の高いものが使われていて、スマホが走行中にだらしなく震えることもない。ゴムを固定するボルトも平頭の六角穴でステンレス製と、細部まで質感をおろそかにしない姿勢が伝わってくる。
価格は現状では未定だが、当モデルのベース機種・KDR-M33シリーズのワイヤレス充電モデルは7480円で、当モデルはそれをQi2規格とした上にペルチェ素子まで搭載しているため、1万円は超えるのは間違いなさそう(それでも機能を考えたらリーズナブルだ)。発売時期は5〜6月頃を予定しているそうで、本格的な夏の到来には間に合いそうだ。
カエディア:https://www.kaedear.com/
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