MOTUL Japan(モチュールジャパン)が日本国内で取り扱いを開始するフランス発オイルブランド「IPONE(イポン)」のローンチイベントが2026年4月9日に開催。東京・恵比寿で行われた同イベントでは多くのメディア関係者が押し寄せ、盛況を見せた。日本文化に多大なインスピレーションを受けているという「イポン」とはいったいどのようなオイルブランドなのか。その詳細に迫っていきたい。
目次
1985年、フランスで産声を上げた“日本の精神”を背負う「イポン」
まずは知らない人のために、「イポン」というオイルメーカーの起源について説明したい。「イポン」は1985年にフランスで設立された、二輪車を専門とする稀有なオイルブランドである。当時チーム・フランス・スズキのGSXR油冷エンジンの為に200種類以上のオイルをテストした結果、納得がいかずに独自で開発が行われたのがイポンの旗揚げ。同年の1985年に行われたル・マン耐久24時間レースで優勝したことで、類まれな性能・耐久力が実証されたのだ。
気になっていた人もいるだろうが、“イポン”というブランド名とロゴの日の丸は、まさに日本の柔道から着想を得ている。“一本”が象徴する“強い意志”と“勝利”からインスピレーションを受けたもので、当時から優れていた妥協の無い日本のクラフトマンシップに敬意を表した結果だという。
ル・マン耐久やダカールラリーといった過酷なレースにおいて数々の上位車両に採用され、本場ヨーロッパでは最も信頼を得ているオイルメーカーのひとつにまでなった。現在では二輪だけでなく、ATV・ゴーカート・ジェットスキー・スノーモービル等のレーシングオイルや一般走行用に適したオイルの研究開発にも力を入れている。
ファッショナブルなパッケージと、「ショウグン」「サムライ」といったネーミングが刺さる!
「イポン」のパッケージを見てまず思ったのは、「これは本当にオイルなのか?」という感想。ドゥカティやヤマハらしき車両の漫画調のイラストが描かれており、今までのオイルには無かった印象的なデザインにまずは衝撃を受けた。
さらに面白かったのは各グレードのネーミングで、「SHOGUN(将軍)」「SAMOURAI(侍)」「KATANA(刀)」といった、グレードごとに日本の戦国時代を彷彿とさせる名称が採用されている点である。ちなみに「イポン」における最高位グレードはもちろん「SHOGUN(将軍)」であり、理由は全てを統べる存在だからだとのこと。
しかも各グレード毎にイメージカラーが採用されているが、これは柔道の帯の色をモチーフとしているそう。このように日本人からすれば親しみの持てる要素が詰まっているにもかかわらず、フランス発、国内導入が初ということが純粋に面白く感じる。このように「イポン」が大切にしているブランド価値は“ライダーに寄り添う”ことであり、製品ごとに明確な役割と特徴を持たせることで、プロフェッショナルユーザーから一般ライダーまで幅広い層を受け入れているのだ。
ブランド紹介のプレゼンテーションでは、たびたび「偏愛ライダー」という単語が。これは「イポン」が単なるオイルメーカーではなく、ライダーの価値観とモータースポーツ文化を大切にしたいというブランドアイデンティティから生まれたフレーズである。
オートバイを単なる移動手段や趣味とひとくくりにせず、自分自身を表現する“独自のスタイル”として大切にする。それが「イポン」の目指すブランディングなのだ。もちろん、性能や信頼性といった基本価値も重要だが、使いやすさやデザイン性、そしてライディングの楽しさを高めるなど、付加価値を重視している点が大きな特徴といえるだろう。
なぜモチュールジャパンがイポンの取り扱いを開始したのか?
ここまで読んで気になっていた人も多いと思うが、なぜモチュールジャパンがイポンを取り扱うことになったのか? についても明かされた。実はイポンはモチュールグループの一員であり、イポンのアジア市場向けの製品はモチュールのベトナム工場で製造されているのである。
こう聞くと「イポンとモチュールは中身が同じなのか?」という疑問も浮かぶかもしれないが、ここが重要。製品開発拠点や開発エンジニアは全くの別であり、完全に独立した製品となっている。そのためイポンはモチュールグループが持つ世界最高水準の品質マネジメントや生産基盤を活かしながら、モーターサイクル専用ブランドとして独自の製品コンセプトとラインナップを展開できるのだ。
アジア地域においては、製造および流通の面をモチュールグループが担う体制となっているため、今回もモチュールジャパンによるローンチイベントが行われたというわけ。
そして2026年5月1日より、満を持して日本国内で「イポン」の取り扱いが開始された。全国の“偏愛ライダー”たちは是非チェックしていただきたい。
イポン ラインナップ一覧
4ストローク・エンジンオイル
SHOGUN
レースバイクなど限界域での走行を想定したブランド最高峰のフラッグシップ。極限の運転条件でも卓越した効率と最大限の保護性能を約束する。
・容量:1L
・価格:税込3960円
・SAE粘度:5W-40 / 10W-40 / 10W-50
・規格:API SP / JASO MA2
・適用:4st 2輪(競技系・スポーツ系)
・タイプ:全合成油(PAO+エステルテクノロジー)
KATANA
スポーツツアラーやストリートファイターに最適な「KATANA(カタナ)」は、全合成油にピーエーオー(PAO)とエステルテクノロジーを採用した高性能モデル。フルパワー時でも優れたエンジン保護性能を発揮し、スムーズで素早いギアチェンジを実現する。また、クルーザーなどの大容量・高トルクエンジンに向けた「KATANA HIGH TORQUE(20W-50)」も同価格でラインナップされ、高温・高負荷の過酷な環境下でも強靭な油膜でエンジンを守り抜く設計だ。
・容量:1L
・価格:税込3190円
・SAE粘度:5W-40 / 10W-60 / 15W-50 / 20W-50(KATANA HIGH TORQUE)
・規格:API SP / JASO MA2
・適用:4st 2輪(スポーツ系)
・タイプ:全合成油(PAO+エステルテクノロジー)
R4000
「R4000」はあらゆるエンジンサイズに適応し、エンジンの寿命を延ばしつつオイル消費量も低減するストリート向けの部分合成油。税込2618円と日常使いに嬉しいコストパフォーマンスを実現している。
・容量:1L
・価格:税込2618円
・SAE粘度:10W-40 / 10W-50 / 15W-50
・規格:API SP / JASO MA2
・適用:4st 2輪(ストリート系)
・タイプ:部分合成油(エステルテクノロジー)
2ストローク・エンジンオイル
SHOGUN 2R
モトクロスやエンデューロといった過酷なオフロードレースに最適な競技用の混合専用全合成油「SHOGUN 2R」。
・容量:1L
・価格:税込4950円
・適用:2st 2輪(競技系)(混合専用)
・タイプ:全合成油(エステルテクノロジー)
SAMOURAI
分離と混合の両方式に対応したスポーツ向けの「SAMOURAI(サムライ)」。
・容量:1L
・価格:税込4180円
・適用:2st 2輪(スポーツ系)(分離・混合)
・タイプ:全合成油(エステルテクノロジー)
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IPONE
SHOGUN【5W-40】【1L】【4サイクルオイル】
¥3,960(税込)
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¥3,190(税込)
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IPONE
R4000【10W-40】【1L】【4サイクルオイル】
¥2,618(税込)
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IPONE
R4000【10W-50】【1L】【4サイクルオイル】
¥2,618(税込)
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R4000【15W-50】【1L】【4サイクルオイル】
¥2,618(税込)
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IPONE
SHOGUN 2R【1L】【2サイクルオイル】
¥4,950(税込)
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IPONE
SAMOURAI【1L】【2サイクルオイル】
¥4,180(税込)
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この辺の価格帯でブランド力もなく特徴も薄いオイルって結構見かけるけど
商売になるのだろうかと、いつも不思議に思ってるわ。
>税込2618円と日常使いに嬉しいコストパフォーマンスを実現している。
「リッター2,618円は、コスパがイイ!」ですと?!現地では「リッター10ユーロ以下」で売ってたりするのか?!
流通が始まるのは嬉しい。フランスのイケイケなバイクバカたちが好きなオイルブランドのイメージ。モチュールが代理店だとプレミアムを付けそうでちょっとヤダけど(現地販売価格は一瞬で分かるしあまり無茶なプレミアムだと忌避されることは分かってると思うけど…)。あと、フランス語の発音では「イポヌ」と思うが「イポン」で売るのね、了解。
昔、モタードで流行ってたころに使用した事があります。
日本の代理店ZOOMさんで扱ってたかな。
しばらく見かけないなーと思ってたので復活ですね。
当時は「イッポン」て呼んでなかったなかったかな。
独特の匂いで性能良かったですよ、また使おうかな。