大阪および東京モーターサイクルショーで展示された、注目のニューアイテムたち。ここではカエディア/エシュロン/カブト/WINSの最新アイテムをピックアップして解説する。
目次
【カエディア】冷えるスマホホルダーと静かな電動空気入れ
ペルチェ素子による冷却機能を持ち、充電中のスマートフォンの熱暴走を防ぐ新型スマホホルダーをプロトタイプとして展示。
特徴はボディにアルミ素材を採用している点で、樹脂製ボディではペルチェ素子自身の熱で壊れたり放熱が追いつかなくなる課題があったが、アルミの優れた放熱性で効率的な冷却を実現しているという。
スマホのホールド機構自体は既存のモデルを踏襲しており、夏前頃の発売を予定。アルミ筐体のため価格はやや高めになりそう…とのこと。
もう1点はユーザーから寄せられた「電動空気入れは動作音が大きい」という声に応え、わずか3ヶ月のプロジェクトで開発されたという静音タイプの電動空気入れ。
シミュレーターを駆使し、本体サイズを大きく変えずにサイレンサー構造を組み込むことに成功しており、動作音は従来モデルの約85デシベルから約60デシベルへ大幅に低減。この静音構造は特許出願中で、今年夏頃のリリースを目指して最終調整が進められている。
【エシュロン】耐熱コーティングにマットな保護フィルム
外装保護フィルム「モーターサイクルペイントプロテクションフィルム(PPF)」をリリースしているエシュロンは、エンジン周りなどの高熱部位に特化した耐熱コーティング剤を開発中。熱を利用してフッ素を焼き付け、定着させるという全く新しい発想により、従来のコーティングとは次元の違う耐久性と強力な撥水力を発揮するという。
ヘッドやシリンダーなどのアルミ素地からエンジンカバーなどの塗装面まで、高熱になる場所であればマフラーも含めて施工可能で、汚れの付着や白錆の発生を防ぎ、手の届きにくいエンジン周りを新車時のように綺麗に維持できる。
施工にはスプレーガンなどの機材が必要となるため、専門店でのサービスを想定している。1年以内のリリースを目指して現在開発中とのこと。
さらに、飛び石や擦り傷から車体を守るPPFには新たに「マット(艶消し)」タイプが追加された。近年流行のマット塗装を質感を損なわずに保護できるほか、グロス(艶あり)のパーツに貼ってマット調にするなど、カスタムやドレスアップにも活用できる。
従来の艶ありフィルムに追加する形でラインナップされ、近々(4月頃)の発売を予定する。
【Kabuto】ミルも被った呪術廻戦モデル
大人気アニメ『呪術廻戦』とコラボレーションしたヘルメットを計3種類展示。ひとつはフラッグシップレーシングモデルのF-17をベースに、2025年のMotoGP日本グランプリでジョアン・ミル選手が実際に着用したデザインを再現している。
もう2種類はツーリングモデル・KAMUI-5がベースで、主人公の「虎杖悠仁(いたどりゆうじ)」モデルと、「両面宿儺(りょうめんすくな)」モデルをラインナップ。デザイン面はカブトのグラフィックチームが細部までこだわり抜いているという。3モデルとも2026年夏頃の発売を予定している。
【WINS】MFJ公認予定のクラシックフルフェイスも
まずは12Kカーボンを採用し、4月3日に発売されたばかりの最新ヘルメット「A-FORCE RR 12K」から。「12K」とは、炭素繊維1万2000本を一束として平織りにしたカーボン素材のことで、通常の3K(綾織り・3000本)とは異なる大きく美しい織り目が目を引く。
この12Kモデルは「3Dエアーテック」という内装が付属する点もトピック。これは頭頂部のセンターパッドと交換できる立体ハニカム状のパーツで、ヘルメット内部の通気性を劇的に向上させる。
夏場など汗をかく時期は3Dエアーテックを使用し、秋冬は保温性のある通常パッドを使用するなど、季節に応じた使い分けが可能だ。
続いてはWINS初となるネオクラシックスタイルのフルフェイス「Bullet(バレット)」。インナーバイザーは装備せずクラシカルなシルエットを保つとともに、MFJ規格の取得も視野に入れており、テイスト・オブ・ツクバなどのクラシックレース出場にも最適な仕様となっている。
シェル素材には軽量が自慢のドライファイバーを採用。価格はユーザーの手が届きやすい3万円台を予定している。2025年の発売予定が延期されていたが、今年夏〜秋の発売を目指して準備が進めている。
WINSからは新作ヘルメットがもう一つ登場。インナーバイザーを標準装備しながら、やはり3万円という手頃な価格帯を予定しているスタンダードなツーリングフルフェイス「FW SPORTS」だ。
帽体素材にはABS樹脂を採用。過去のエントリーモデル・FF-COMFORTの後継モデルで、スクーターのシート下などに収納しやすい非常にコンパクトなシェルサイズが特徴となる。
サイズ展開の豊富さもアピールポイントで、標準的なM〜XLサイズに加え、より小さなXXSサイズや、XXXLといった特大サイズまで検討中。幅広いライダーにフィットするラインナップを目指して開発が続けられている。
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