神奈川県横浜市のバイクショップ「モトドーウェル」が、現行カタナ向けの外装キット「カタナ・フォーエバーリトラ」を初公開! Ⅲ型カタナ=GSX750Sカタナのスタイルと格納式のリトラクタブルライトをキッチリ再現。なんと外光を感知し、自動で格納するというから驚きだ。既に市販化も決定している!

リトラ&異形フォルムを現行KATANAへ見事に落とし込んだ!

元祖GSX11000Sカタナのスタイルを再現した外装キット「カタナ・フォーエバー」で話題を呼んだ「モトドーウェル」が、またやってくれた! 今度は現行KATANAをベースに、リトラクタブル(格納式)ヘッドライトを採用したⅢ型カタナ=GSX750Sカタナを再現した「カタナ・フォーエバーリトラ」を製作。東京MCショー2026で初披露したのだ。

現行KATANA向けの外装キット「カタナ・フォーエバーリトラ」。元ネタは1984年デビューのGSX750A[3]で、格納式ヘッドライトをはじめ、“サメ”と呼ばれた異端スタイルを見事に再現している。

実車がなかったので、プラモデルを手本に製作! カウルはFRP製だ。

アッパーからテールまでの流れるようなラインを違和感なく、現行カタナに収めている。※写真は菅野CEOフェイスブックより

ヘッドライト格納状態では、ベース部とライトの隙間がほぼないのが見事。ロゴの反転文字も再現している。

もちろんヘッドライトONの状態もカッコイイ! 開閉を2軸式とし、スラストさせることでヘッドライト位置を低く抑えているのがポイントだ。

光センサーが周囲を感知し、明るさに応じて自動開閉! このハイテクぶりは純正のⅢ型カタナ以上だ。両サイドはウインカー兼デイライトで、市販版はH7規格のLEDデイライトになる予定。ヘッドライトは四輪のランクル向けアクセサリーパーツを流用しており、これもキットに付属する。

テールの形状もⅢ型カタナとソックリだが、ナンバープレートをテール内に収めるアレンジを施し、よりスタイルアップしている。

コンピュータ制御のデイライトで常時点灯のカベをクリア!

製作したのはモトドーウェルCEOで、“姐さん”の異名を誇る菅野博菜さん。これまでも高い技術力と独創的なアイデアで驚異的なカスタムを実現してきた。

今回のカタナ・フォーエバーリトラは(も?)とにかく“執念”と呼ぶべき熱量で、様々なカベを乗り越えている。

まず大きかったのは法規制のカベだ。そもそも現在のバイクはヘッドライトが常に光っている常時点灯が義務付けられている。ヘッドライトを格納するリトラは、この常時点灯ができないのだ。しかし、2020年の法改正によりDRL(デイタイムランニングライト)が認可。昼間はデイライト、暗くなればヘッドライトが自動的に点灯するシステムであれば合法となった。

菅野さんはこれを知り、1年前にカタナ・フォーエバーリトラの構想を思いついた。左右のデイライト兼ウインカーを光らせ、光センサーによるオートライト機能を組み込むことでライト格納状態でも法規制をクリアしているのだ。

ヘッドライトが点灯したらデイライトを減光させる必要があるため、これらを制御する「アルディーノ」を搭載。これは、プログラムを書き込めるオープンソースのCPUで、リトラクタブルやオートライト機能の制御も担う。なお、プログラミングも菅野さんが行っている(!)。

また、単純な1軸式だとヘッドライトONの位置が上になり、スタイルを損ねてしまったという。そこで、リンクで前に出しながら上げる“2軸式”とすることで、ヘッドライトをONにした際の位置を抑えている。

ライトを動かすアクチュエーターに関しては、汎用品の様々なタイプを30個ほど仕入れ「テレビ見ながら3000回動かして壊れなかったもの」を選んだというから耐久性も安心だろう。

なおカウルはFRP製で、カタナ・フォーエバーより1.5kg増に抑えており、ノーマルのカタナより11kgも軽い。

ライトを動かすアクチュエーターはアッパーカウル左側に搭載。重量は1kg未満だ。フォーエバーカタナと同様、メインスイッチはタンク内にビルトインされる。ハンドルキットやミラーはオプションだ。

今回は菅野さん自ら溶接し、容量を3.2L増やした燃料タンクを装着。市販版はノーマルに被せるFRP製カバーとなる。

ショー会場はメインスイッチONが禁止なので、単3電池2本で開閉! それだけ省電力でもある(笑)。

キットには自社製のシートも付属。オリジナルと同様のツートンカラーだ。

夏過ぎの市販化を予定! 気になる価格はフォーエバーカタナの2倍程度

12台オーダーが入れば市販する予定だったが、発表した半年前にこの台数を既にクリア。購入者は海外の方も多く、ショーの期間中にもオーダーが入っている。外装セットの気になる価格は「フォーエバーカタナの2倍ぐらい」、60万円程度を目指したいと話す(塗装代、送料等は別途)。数が出ればさらに価格を下げられるそうだ。

市販予定時期は「早ければ今年夏過ぎ頃」。配線もセットしてのお渡しなので、知識がある人なら装着は難しくないとのこと。もちろん、わからない人にはサポートもしてくれる。

今回の展示車は、菅野さんが一人で仕事の合間に3か月かけて作製。直前まで塗装し、会場搬入の1時間前にも研磨したというギリギリの状態で完成した。「とっても大変でしたが、ライトを開閉して、みんな大爆笑してくれたので頑張った甲斐がありました」と菅野さんは笑う。

Ⅲ型カタナのスタイルが手に入る上に、軽量化で現行カタナの運動性能も高められるカタナ・フォーエバーリトラ。この圧倒的な熱量が今の二輪業界に必要ではないか!? 気になった人はぜひモトドーウェルHP(https://www.motodowell.com/)でチェックを!

プレス向けの特別公開時間にも関わらず、ブースは大盛況!

モトドーウェルCEOの“姐さん”こと菅野博菜さんはラジコン業界などでも有名。姐さんの熱に筆者もヤラれました!

菅野さん自ら実演。ハングオフもやりやすい!?

YZF-R25がRZ250Rに! 元祖カタナの外装キットも展示!

ブースに展示されていた他の2台も紹介しよう。RZ250Rのスタイルを再現した「RZ-25R」は、YZF-R25用の外装キット。新旧R25に加え、YZF-R3、MT-25、MT-03にもボルトオンで装着できる(型によりヘルメットフックに加工の必要あり)。東京MCショー初日に価格「18万5000円」と発表された(意外とお値打ち価格!)。

「若い人にたくさん乗ってもらいたいので、なるべく安くコスト下げた感じですね」と菅野さん。ノーマルより19kgも軽く、「走りは別物。400をカモれるぐらいの実力はある」というから、走りまで元祖RZに近づけるのだ。

YZF-R25用の外装キット「RZ-25R」。タンクカバー、テールカバー、シートなどが付属する。

一体型テールカウルは、F1マシンのノーズの構造を採り入れ、後ろからフレームに挿すことで剛性を出している。

R25はタンデムシートが狭いが、2人乗りしやすいダブルシートも付属。

しかもシート下の容量が広大! トレイを入れれば、弁当+紙パックのコーヒー牛乳+ゼリーが入るのでピクニックにも行ける!

 

「カタナ・フォーエバー」は、現行カタナ向けの外装キットで、これも話題騒然となった。2024年10月から販売開始され、基本セットは37万4000円だ。

カウルはFRP製でノーマルより10kg軽量。車体加工なしで取り付けられ、オプションでセパハン化やシート高ダウン、シート表皮の変更も可能だ。

GSX11000Sカタナのスタイルを再現した外装キット「カタナ・フォーエバー」。展示車は菅野さんの愛車だ。

画像ギャラリー (19枚)

この記事にいいねする


コメント一覧
  1. 匿名 より:

    ここまでやるならテールライトも再現しろよ。
    凡庸なデザインならともかく、特徴的なデザインなんだから。

  2. 匿名 より:

    で、でたーーー!!
    自分は何もしないのに文句ばかり垂れるオッサンだーーー!!!

  3. 匿名 より:

    バイクを自分で整備、カスタムする身としては、このモノ作りスピリッツに関心しました。好きなことしながら事業として成り立たせるのは大変ですががんばってほしいと思いました。

  4. ストファイS より:

    これは欲しい!
    昔親父がこれ乗ってましたね。幼稚園の頃、これに跨ってばあちゃんの指をリトラで挟んだ思い出があります。自分にとってカタナってGSX1100Sの方ではなく、やっぱりこっちなんですよね。

コメントをもっと見る
コメントを残す

スズキ KATANAの価格情報

スズキ KATANA

スズキ KATANA

新車 122

価格種別

中古車 25

本体

価格帯 139~168.31万円

156.94万円

諸費用

価格帯 7.39~9.5万円

5.61万円

本体価格

諸費用

本体

122.3万円

価格帯 85.8~179.8万円

諸費用

4.96万円

価格帯 9.09~12.36万円


乗り出し価格

価格帯 146.39~177.81万円

162.55万円

新車を探す

乗り出し価格


乗り出し価格

127.26万円

価格帯 98.16~188.89万円

中古車を探す

!価格は全国平均値(税込)です。

新車・中古車を探す