
キャンプやツーリングなど、バイクで出かける際に必要となってくる“シートバッグ”。
アウトドアギアや、帰りがけに買うであろうお土産を詰め込むためにも、必須なアイテムでしょう!
今日日シートバッグというと、バックパック機能を有しているもの、防水機能があるものなど、各メーカー趣向を凝らし様々なものが登場しています。
そんななか今回紹介するシートバッグはいわゆる王道タイプ。
筆者も自称キャンパーの端くれ、ものの良し悪しも判っているつもり。実用ベースで徹底的に触って機能を体感してきました。
そして結論から先に言って置くと、今回のバッグは『買い』でしょう。
さて、前置きはこのくらいにして、ヘンリービギンズ製のシートバッグPRO DH-742~745のレビューをはじめます!
そしてキャンプ好きが講じてバイク系YOUTUBEチャンネル「バイクチャンプル」でも取り上げられました。
目次
シートバッグの選び方見るべきポイント
シートバッグを買う際に、“バッグにどれぐらい入るか”重視で選んでしまっていませんか?
それも重要な項目の1つではありますが、大きすぎるアイテムはバッグ上に載せることだってできてしまうので最重要とはなりえません。
では、どこをまず見るべきか。
答えは簡単“保管方法”でしょう。
つい使っている最中の利便性や機能に着目しがちですが、大多数の人がシートバッグを1年中バイクに付けっぱなしというワケではありませんよね。
中には年に1、2度、ゴールデンウィークやお盆シーズンでしか使いませんといった人もいるのでは?
ともあれば、1年の大半はガレージや物置の奥に眠っているということで、場所はあまりとらせたくないものです。
これからシートバッグの購入検討をしている人は、折りたたみ機能を有しているかどうかに着目することをおすすめします。
尚、折りたたみ式のバッグは収納性をとるために面強度を犠牲にしている可能性もあります。
組み立て時にトップ、サイドなどにヨレが発生しないかもあわせて見るべきポイントです。
導入文にて買いと判断したのはその2点を、シートバッグDH-743、744、745がきっちり押さえていたからです。
この他にも購買欲をくすぐる素敵機能が満載で……、それは次の章で紐解いて行きましょう!
機能紹介
バイクに積載性をプラスしてくれるシートバッグ。
目的は1つとはいえ、利便性を求めるとその機能には、各メーカーで違いが出るもの。
それぞれには必ず開発の意図があって、従来モデルからどの点が進化しているか。を読み解いてみるのも面白かったりしますよね。
ここではヘンリービギンズのシートバッグPROに搭載されている機能を紹介します!
快適性が段違い!ズレ防止機能
バッグの底にはノンスリップシートが配されていて、バッグがズレてしまうのを防いでくれます。
特にバッグに重いものや、たくさん詰め込んでいたりすると、バッグが前方へズレていきライダーがタンクとバッグに挟まれてしまうなんていうことも……。(窮屈で不快ですよね)
ズレにくさはそのままライディング中のバランスのしやすさにも関わりますし、この気配りはユーザー側からすると嬉しいポイントです。
また写真でも目立っている赤色のベルト。
このベルトをリアシートに挟み込むことでさらにシートバッグの固定力アップ!
対応車両は限定されそうですが、シートに傾斜がついていて特に前方へとバッグがズレ易いスーパースポーツと相性が良さそうなのはGOOD!
ありそうでなかったアイデアですよね!
ミリタリーテイストを醸し出すメインフラップ
シートバッグの顔とも言える?のがメインフラップ部分です。
軍隊装備のタクティカルベスト、バックパックなどでお馴染みのPALS(パルス)テープがフラップ全面に覆っており、アウトドア色をさらに高めてくれています。
もともとのパルステープも、ベストやバッグに追加品をアドオンするためのもので、シートバッグの拡張性をさらに高めてくれる機能と言えます。
残念な点としては、カラーリングラインナップがブラック1色というところ。
タンやオリーブなど、ミリタリーモチーフな配色があると面白そうですよね。
尚、フラップ部分には隠しポケットが用意されていて、出し入れが頻繁なモバイルガジェット類と入れておくのにピッタリ!
折りたたみ可能で拡張性もアリ!なのに型崩れは起こしにくい!
ヘンリービギンズのシートバッグは折りたたみ機能を有しています。
こちらは少し『シートバッグの選び方見るべきポイント』でも触れましたね、個人的に一番注目した箇所でした。
また、内部には連結ベルト、バッグの各面には補強プレートと、型崩れが起きにくい工夫が凝らされていました。
そして驚くことにダメ押しで、拡張機能も併せ持っています!
サイドへの拡張は、ファスナーを開けるだけととっても簡単。
Sサイズは全幅10cm、LLサイズに至っては16cmアップと、往路で荷物が増えてしまっても安心ですね。
型崩れへの対策はシートバッグの内容量を拡張させても健在で、広げたからといって突き出し分がヨレる心配もありません。
ピシっとパッキングが決まっていると、気持ちも安定感もアップしますよ!
ベルトが遊ばないアジャスターバックルの一工夫
キャンプ場に着いたら、盗難対策、突然の雨対策のためにシートバッグはバイクから降ろしたいものです。
ただし、降ろしたあとベルトが遊んでしまって、設営後に買い出しへ出かけたり、温泉に行く時など煩わしい思いをしたことありませんか?
ヘンリービギンズのシートバッグバックルはフロント側がオス、リアがメスとなっていてバッグがなくても互いを連結させることが可能です。
バッグを降ろした後もすぐにバイクで行動ができる、細かい部分まで作り込みがなされているんです。
2パターンのインナーへのアクセス
内部へのアクセスは、トップ面のメインフラップとサイド面からも可能です。
シートバッグ外側に積載するものは、万が一の雨に備えて濡れてもいいものに留めておきたいもの。
メインフラップから入れにくい、ポールやコットなど、長尺アイテムも気にすることなく持ち運べると言うのは、あるとないとでは大違いな重要ポイントと言えます。
一応両サイドが開閉可能となっていますが、サイドフラップを両方空けてしまうとバッグの自立が保てなくなるので注意が必要です。
さて次のページでは、シートバッグPROのサイズラインナップに、様々な車両への取り付けテストを行いました!
サイズ感も合わせてレポートしているので、是非参考になさってくださいね。
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