カエディア・スマートレコードアイKDR-BH2最大のトピックは、スマホのナビ画面などを前方視界に投影するヘッドアップディスプレイ(HUD)に、ドライブレコーダーとインターコム、バックモニターの機能を融合させた“1台4役”な点にある。要素盛りすぎ?! なその実力を解説しよう。

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機能が書ききれないほどの超多才ガジェット

まずはヘルメット内に装着されるHUDから。右目の前に固定された透明ディスプレイには、連携したスマホのナビ画面や音楽情報などが投影されており、ライダーはこのディスプレイを通じて前方を見ることで、空間上に画像が浮かび上がるような視界を得られる。前方の交通状況を視野に入れつつ情報を確認できるため、視線の移動量が少なく、より安全な走行が可能になるのだ。

HUDの操作はブルートゥース接続された物理ボタンのワイヤレスリモコン、またはスマホアプリから行うが、同梱のマイク&スピーカーによる音声コマンドに対応しているのも特徴だ。

さらに、ヘルメット後方に装着する本体にはカメラが内蔵されており、後方視界をHUDに表示するバックモニターとして、さらにその画像を録画することで、後方ドライブレコーダーとしての機能まで備えている。しかも解像度200万画素のフルHDで、フレームレートはLED信号機に対応した27.5FPS、さらに明暗差によるナンバープレートの白飛び・黒潰れを防ぐHDR/WDRも搭載と、性能的にも本格的なのだ。

これだけで十分に多機能だが、さらにメッシュ通信/ブルートゥース通信併用のインターコム機能も備えるのだからその多才ぶりは凄まじい。同時通話は9台、専用アプリを介すモバイル通信では15台が接続可能で、他社インカムとのユニバーサル接続はもちろん、ブルートゥース対応のトランシーバーにも接続OK。最大通信距離は4kmでノイズキャンセル機能も備えるなど、こちらも本格的な機能を持つ。

カエディア・スマートレコードアイは、ヘルメットのアイポートにHUDを装着する。

バッテリーや後方カメラを内蔵する本体はヘルメットの後頭部に装着。両面テープで接着された取り付けベースに固定する。中央のカメラは広角120°の画角を持ち、さらに上下20度の調整が可能。

KDR-BH2の主な構成部品。アイポート内にHUDを、ヘルメット後頭部に本体を装着し、さらにヘルメットのイヤーホールにスピーカーを、口元にはマイクを装着する。

HUDをヘルメット内側から見るとこのようなイメージ(HUD内の画像は合成)。画像は前方に映写されるのではなく、HUD内に表示された画像を見ることで、前方に浮かび上がっているように見える…というのがHUDの仕組み。

ディスプレイを覗き込むと、このような形で画像が投影されている。

HUDがもたらす未来の視界に痺れる!

HUDを内蔵するスマートヘルメットと違い、後付け型HUDのKDR-BH2はヘルメットを買い替えても移設可能だし(対応ヘルメットも多岐に及ぶ)、取り付けベースを単体購入すれば複数ヘルメットでの使い回しもOK。取り付けはインカム同様にユーザーレベルで可能なため、ドラレコやバックモニターとして考えれば愛車をショップに持ち込む手間や装着工賃も不要…と、機能面以外のユーザーメリットも多数存在する。

今回は短時間ながら使用する機会を得た。カエディア製に限らず、バイク用のHUDは眼球の前にあるディスプレイ内の画像を見るため、前方視界とHUDの画面では焦点距離が少々異なる。4輪を運転していてルームミラーを見るようなイメージなのだが、初めてだと若干の慣れと、ディスプレイ位置の微妙なセッティングが必要かもしれない。

しかし、それをクリアしてしまえば眼前に広がる視界はまさに未来。ディスプレイにOLED(有機EL)パネルが使用されているため、昼夜を問わず常に鮮明な画像を提供してくれる。特に夜間は、前方に浮かび上がるナビ画面や後方視界が生み出すサイバー感に、ガジェット好きならずともワクワクしてしまうはずだ。

ナビゲーション画面の表示イメージ。Apple CarPlayやAndroid Autoに対応しており、ナビ、音楽、通話などをシームレスに操作可能だ。

こちらは後方モニター&ドラレコ使用中のイメージ。稼働時間はドラレコ録画状態で1.5〜2時間だが、別売りバッテリー(4000mA・9680円)で3〜4時間まで延長可能。さらに電源端子はUSB-Cのため、市販モバイルバッテリーや車両USB電源からの給電も可能だ(ただし市販ケーブルの防水性には非対応)。

こちらは実際のドラレコ画面。夜間だが、後続車両のナンバープレートまでしっかり読み取れる。

このHUD内の画像を右目で覗き込むため、眼球との距離や位置のセッティングは非常に重要。KDR-BH2は左右スライド機構とフレキシブルアームによる調整でこれに対応している。

装着はL字型のステーをヘルメットの内装と帽体の間に差し込み、ディスプレイはそのL字ステーに強力磁石で固定。カエディアによれば、ヘルメットへの固定方法や調整機能はさらなる改善を検討中とのこと。

HUD/本体/リモコンのほか、インカムや音声コマンドに使用するスピーカーやマイクも同梱。すでにインカムを使用している場合でも、KDR-BH2とブルートゥース接続することでヘッドセットとして使え、メッシュインカム機能なども今まで通り利用可能。

画面は前述のとおり音声コマンドで操作可能だが、同梱される物理ボタンのワイヤレスリモコンをハンドル周辺に取り付けての操作も可能。

本体の化粧パネルは緑/銀/黒/赤の4色が同梱され、ヘルメットやバイクの色に合わせて使用可能。

64GBのマイクロSDカードが標準装備。本体裏側のねじ止めされた蓋を開けると抜き差し可能。

オプションとしてエアバルブに装着し、HUDに空気圧を伝える空気圧センサー(左。前後セット4840円)、ドラレコ用のフロントカメラ(右。1万5400円)、オプションバッテリー(9680円)も設定。

オプションバッテリーはヘルメットに装着可能で、LED灯も内蔵する。

スマートレコードアイKDR-BH2・スペック

ヘッドアップディスプレイ

・ディスプレイ輝度:3000ユニット
・明るさ:手動調整/自動調整
・映像距離感:3m
・映像サイズ感:55インチ相当
・メモリーカード:最大64GB/クラス10 UHS-I U3相当(1枚付属)

インターコム

・ノイズキャンセリング:ADSP
・スピーカーサイズ:40mm
・最大通信距離:4km
・Bluetooth:デュアルモード(スマートフォン/リモコン/インカム/外部機器)
・他社インカム接続:Bluetooth(1台まで)またはアプリ経由で接続可能
・接続スマートフォン要件: iPhone 6S/iOS13以上/Android11以上(格安スマホは接続されない場合あり)

ドラレコ

・解像度:200万画素(FHD)
・フレームレート:27.5FPS
・後方レンズ:広角120°(上下20°調整可能)
・録画:ループ録画
・補正:HDR/WDR
・GPS:1Hz
・記録メディア:TFカード

本体

・CPU:8コア(1.8Ghz)
・RAM:2GB
・バッテリー:1400mA(連続使用約3~4時間 ※録画状態1.5時間~2時間)
・防水レベル:IPX66

価格

・8万9980円(税込。アームマイク式/ワイヤーマイク式の2タイプを設定)
・メーカー保証期間:1年

オプション

KDR-MB4000(バッテリー:9680円)
KDR-MX335(フロントカメラ:1万5400円)
KDR-MP01(空気圧センサー:4840円)

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