【PR】寺本自動車商会 文:栗田晃

スーパースポーツモデルを中心に装着車両が増えてきたクイックシフター。TERAMOTOでは純正シフタースイッチと交換するだけで抜群の操作性を実現するEZ-SHiFTERスイッチを開発、多くのユーザーから高い評価を獲得してきた。新たに登場したEZ-SHiFTERスイッチType-Rは、ライダーの好みに合わせてシフターの感度を変更できる機能を新たに搭載。これまで以上に感性にフィットするシフターとして存在感を放っている。

EZ-SHiFTERスイッチで純正クイックシフターの操作性が変わる

クラッチ操作なしでシフトチェンジするためのキーパーツであるEZ-SHiFTERスイッチ。シフトロッドのストロークを感知する磁気センサー方式で、長期間使用できるようオーバーホール可能な構造を採用。スイッチは共通部品ではなく、車種ごとにベストなセッティングを追求している。

シフトロッドに組み込まれたスイッチがシフトペダルに加わる力を検知すると、点火を一瞬カットしてクラッチレバーを握らず変速できるクイックシフター。通常のクラッチ車はシフトアップ時にクラッチレバーを握るタイミングでアクセルを戻さなくてはならないが、クイックシフター付きならアクセルを開けたまま変速できるためロスが少なく、サーキットのラップ短縮に不可欠な装備となっている。

またクラッチ操作が減って左手の疲れが減少することでツーリング時の疲労感が軽減するなど、公道で実感できるメリットも多い。

シフトペダル操作という物理的な動作を点火カットに変換するスイッチの役割は、クイックシフターを構成するシステム内でも特に重要だ。スイッチといっても単純なオン/オフ動作ではない。スイッチの無効ストロークが大きければ大きなシフト動作が必要で、ぺダルへの入力と点火カットのタイミングが合わないと違和感やトラブルの原因にもなりかねない。

ここに注目してEZ-SHiFTERスイッチを開発したのがTERAMOTOである。

長年にわたり全日本ロードレース選手権や鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦する中で、クイックシフターに求められる特性やフィーリングに関するノウハウを蓄積。

車種ごとに実走を通じて設定したスイッチ内部のバネレート、ショートストローク化によって純正スイッチに比べて操作性を格段にアップ、クイックシフターのポテンシャルを引き出すことに成功した。

車種別専用設計でカプラーオンで簡単に交換できるため純正パーツの代替品と勘違いされそうだが、小さなボディの内部にはTERAMOTOの知見が盛り込まれているのだ。

ライダーの感覚に合わせてスイッチ感度を調整できるEZ-SHiFTERスイッチType-R

【EZ-SHiFTERスイッチType-R CB1000F/SE 25- 55,000円】
構成内容はシフタースイッチ、スイッチハーネス、SWアダプターTYPE-R、シフトアーム用ボルト、シフトロッド用ボルト、ロッドエンドMR、タイラップ。装着する車両によっては別途パーツが必要になることもあるので、あらかじめホームページ上の「構成部品」「取付ガイド」をよく確認しよう。

EZ-SHiFTERスイッチType-Rの最大の特徴である、シフタースイッチの作動タイミングを調整できるSWアダプターType-R。

ケース内部には赤/緑のLEDとプッシュスイッチがあり、スイッチ操作によってシフタースイッチの作動タイミングを変更する。

シフトペダルの動きを感知するEZ-SHiFTERスイッチは、例えるなら入力機器である。その信号はバイク純正のシフタープログラムによって処理され、点火カットタイミングや点火カット時間が決定される。

EZ-SHiFTERスイッチType-Rの大きな特徴は、通常は変更できないシフタースイッチの閾値(しきいち)を任意に調整できる点だ。閾値という単語に聞きなじみのないライダーもいるだろうが、簡単に言えばスイッチの感度や作動タイミングと考えて良い。

ここで言う作動タイミングとは、シフタースイッチがシフトペダルの動きを感知して点火カットを行うまでの時間である。運転中のシフトペダルの操作方法はユーザーによって個性やクセがあり、シフトペダルに触れてからシフトチェンジ操作に至る時間の流れにも好みの違いがある。

EZ-SHiFTERスイッチType-Rの要となるSWアダプターType-Rは、純正シフターのデフォルトセッティングとライダーの感覚にズレがある場合に、その差をアジャストしてくれるのだ。フューエルインジェクションのセッティングで使用するサブコンとローラーのような存在と考えれば理解しやすいだろう。

これはライダーの好みや乗り方によってサスペンションのセッティングが異なることがあるのと同様、調整機能と考えると良い。

作動タイミングは押し引きそれぞれ、SWアダプターType-R内部のLEDの点滅回数(1~10の10段階)から選択でき、初期設定は5に設定されている。作動タイミングは点滅回数が少ないと早く、点滅回数が多いと遅くなる。

この機能はシフト操作と点火カットのタイミングにズレがあると感じるようなときに頼りになるのは間違いない。

EZ-SHiFTERスイッチType-Rなら逆チェンジにも対応可能

純正のシフタースイッチもEZ-SHiFTERスイッチも、シフトアップとシフトダウンでスイッチには逆方向、つまり「押し」と「引き」の力が加わる。

ここで問題となるのがステップ変更などでシフト方向が変わる場合だ。いわゆる正チェンジと逆チェンジではスイッチに加わる力の方向も逆になる。純正クイックシフターのシフトスイッチは当然純正のシフト動作に対応しており、押し引きが逆になると対応できない。

だがEZ-SHiFTERスイッチType-Rはスイッチ極性変更設定が可能なので、純正と逆のシフトパターンになってもセッティング変更によって対応できるのだ。サーキット走行やレース参戦などで逆シフトに慣れたライダーにとって、クイックシフターの極性変更ができるのは注目すべきポイントとなるはずだ。

車種別専用設計と詳細な説明書で取付は簡単

ライダーの感性に寄り添うEZ-SHiFTERスイッチType-Rは精密なパーツだが、ボルトオン・カプラーオンで装着できる車種別専用設計で、実車の画像をふんだんに使用した取り付けガイドが付属するため、バイクいじりにちょっと興味のあるユーザーならDIYでも取り付けできる。もちろん、無理だと思えば販売店等に取り付け依頼するのが無難だ。

EZ-SHiFTERスイッチType-Rラインナップの下記車両については、構成部品や取り付けガイド、SWアダプターType-Rの使い方など詳細な情報がホームページに掲載されているので、是非参照していただきたい。

【取付手順】

①シートと左右サイドカバー、ガソリンタンクを取り外す。

②純正クイックシフターを装備するCB1000SEは、エアークリーナーケース後部の黒ゴムカバー内部の青色カプラーを外す。クイックシフター未装備のCB1000Fは配線がつながっていない青色キャップを取り外す。

③シフトアームとシフトロッドを取り外す。CB1000SEは純正クイックシフターとシフトロッドを取り外す。

④純正クイックシフター未装備のCB1000F用シフトアーム(下)はピロボール一体式なので、SEの純正クイックシフター用シフトアーム(上)が必要。

⑤EZ-SHiFTERスイッチとシフトペダルをつなぐシフトロッドも別途購入する。別部品としているのは、社外バックステップ装着時はロッド長がまちまちになるため。純正ステップに取り付ける場合は、TERAMOTOの130mmロッド(3,850円)を購入しよう。

⑥CB1000F/SEの場合、上下のピロボール間の距離が286mmになるよう、ロッドエンドMR、EZ-SHiFTERスイッチ、シフトロッド、ロッドエンドFRを組み立てる。シフトペダルに付くロッドエンドFRは純正部品を流用する。

⑦EZ-SHiFTERスイッチ上部のロッドエンドMRに、CB1000SE純正クイックシフター用シフトアームを取り付ける。この時、EZ-SHiFTERスイッチの配線が前向きになるようにする。

⑧ギヤシフトスピンドル端部のポンチマークとシフトアームのすり割りの位置を合わせて取付け、EZ-SHiFTERスイッチアッセンブリーの中心線とペダルの角度、同じくシフトアームとの角度を確認し、指定の角度と合わない場合はシフトロッドネジ部の飲み込み量で調整する。

⑨スイッチハーネスの黒色カプラーを、先にキャップを外した青色カプラーに接続する。

⑩スイッチハーネスの白3極カプラーをエンジン背面に取り回して、EZ-SHiFTERスイッチのカプラーに接続し、純正クリップと付属のタイラップで配線を固定する。

⑪純正ECU下に設置するSWアダプターType-Rに、スイッチハーネスの白4極カプラーを接続する。ハーネスには接続するパーツ名称が明記されているのが親切だ。

⑫クイックシフター未装備のCB1000Fはクイックシフターの設定作業が必要で、そのために別途SCSカプラーを用意する。このカプラーはTERAMOTOで購入できる。

⑬バッテリー付近にある赤色のOBD-Ⅱキャップを取り外し、SCSカプラーを接続する。

⑭クイックシフターの設定は左スイッチボックスのボタンで行う。

⑮キーON、キルスイッチRUNでエンジンを掛けず設定モードに入り、サービス→装備→クイックシフターの順に進み、スイッチのアイコンをONに合わせたらトップ画面に戻りキーをOFFにする。

⑯クイックシフターを設定したら初期化を行う。キーON、キルスイッチRUNでエンジンを掛けずニュートラルギアで設定モードに入り、サービス→QS初期化→はいを選択→エンジンを始動する。

⑰エンジン始動中はニュートラルギアを維持してシフトペダルには触れず、画像の画面になれば初期化成功なのでキーをOFFにする。

⑱キーをOFFにした後にSCSカプラーを取り外す。

⑲ここからはSWアダプターType-Rのセッティング方法だ。キーONでエンジンを始動せずスイッチを長押しすると設定モードが切り替わる。赤色LEDが点灯したらシフトスイッチ引き側の作動タイミングを変更できる。

⑳スイッチをワンプッシュして緑色LEDが点灯したら押し側の作動タイミングを変更できる。もう一度押すと赤と緑が両方点灯し、正シフト/逆シフト設定モードとなる。赤/緑どちらも、スイッチを押した際の点滅回数が少ないとシフターの作動タイミングが早くなり、点滅回数が多いと作動タイミングが遅くなる。
また正シフト・逆シフトの設定変更は、赤色LEDと緑色LEDが同時に点灯した状態で行う。

【EZ-SHiFTERスイッチType-Rラインナップ】

HONDA用

CB1000F/SE 25-  55,000円
CB1000 HORNET/SP 25 55,000円
NSF250R 55,000円

YAMAHA用

YZF-R1/R1M 18- 55,000円
YZF-R9 25- 55,000円
MT-09/SP 21- 55,000円
XSR900 22- 55,000円
XSR900GP 24- 55,000円

SUZUKI用

GSX-S1000 22- 55,000円
GSX-8S 23- 55,000円
GSX-8R 24- 55,000円

DUCATI用

ハイパーモタード698 MONO RVE 68,970円

スポーツ走行だけでなく安全運転にも役立つEZ-SHiFTERスイッチType-R

ニュートラルからローギヤにシフトする際や、停車時にニュートラルに入れる時にはクラッチを握る必要があるが、それ以外はペダル操作だけでリズム良くシフトアップとシフトダウンでき、普段の街乗りでも恩恵を実感できる。最近ではクラッチレバーの操作荷重を軽減するアシスト機能を装備した機種も増えているが、クラッチレバーを握らずに変速できるメリットにはかなわない。

EZ-SHiFTERスイッチの信号は車両のECUに伝わり、シフトアップ時の点火カットタイミングやカット時間はエンジン回転数に合わせてベストなタイミングで行われるため、バイク任せでギクシャク感のないシフトアップが可能になる。

またシフトダウン時には回転合わせのブリッピングも自動で行うので、高回転で連続的にギヤを下げていってもリヤタイヤが路面にしっかり追従して安全に減速できる。

シフタースイッチの閾値の変更や逆シフトにも対応できるEZ-SHiFTERスイッチType-Rが登場したことで、クイックシフターの実用性が増して操作性が向上するのは間違いない。

大好評のEZ+plusもラインナップ拡充中

TERAMOTOのEZ+plusは、純正ECUのセッティングを補正することで低中速域のトルクを向上させる人気製品である。

昨今のエンジンは排気ガス規制対応や燃費向上のため、燃料噴射量を必要最小限に抑える傾向にある。確かにそれも重要だが、そのために乗り味が損なわれるようであれば本末転倒である。

EZ+plusはバイクメーカーの純正マップをベースに、燃料噴射量が少なく空燃比が薄い範囲を調整する。街中での走行時に多用するスロットル低開度領域に重点を置いた味つけにより、スタート直後からのトルク感と加速力といった実用性アップを実感できるのが特長だ。

その恩恵は特に小排気量車で顕著でCT125ハンターカブやモンキー125やグロム、スーパーカブ110/クロスカブといったホンダ横型エンジン搭載車。またスクーターのホンダPCX、ヤマハシグナスX、スポーツモデルのGSX-R125用も用意されている。最近では後期型CT125ハンターカブ【JA65】用もラインナップに加わった。

大排気量車モデル用では2026年1月発売のカワサキZ900RS、ZRX1200ダエグ用も好評で、EZ+plusを装着することでアクセル開度に対するトルク感が向上して操縦安定性もアップする。

EZ+plusのラインナップはホームページに掲載されているので、ご確認いただきたい。

後期型CT125ハンターカブユーザー待望の【JA65】用EZ+plus。これまでの【JA55】用はO₂センサータイプだったが、AFセンサータイプとなった。これ以外にも2026年3月に【JB04】DAX、【JA60】クロスカブ、【JB03】モンキー、【KF54】ADV160、CBR250RR用が発売される。

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