
文/Webikeバイヤー:凧(たこ)
冬の訪れは、ライダーにとって「過酷な季節」の到来を告げます。刺すように冷たい風、グリップしないハイグリップ、凍結する路面、、、。
まるでバイクとは相容れないかのように感じますが、そんな過酷な状況でも、寒さに立ち向かう冬のライディングには“特別な魅力”があります。例えば、寒い中走った後に自販機で買った缶コーヒー飲む瞬間は、他に類を見ない至福のひとときと感じませんか。
私自身、なぜか冬になるとバイクに乗りたくなるタイプです。それは心なしか、道が空いていて、空気が澄んでるように感じるからかもしれません。(通勤で強制的に乗るのでそう思い込んでる)
さて、冬とバイク。どうしても走りたいというライダーの皆さんのために、快適な冬バイクを楽しむための秘訣を紹介します。
寒さとの戦いを制して、冬のバイクライフをより快適なものにしましょう!
目次
まずはウェアを揃えよう!
冬のライディングを快適に過ごすために一番重要なのは、言うまでもなく「ライディングウェアによる防寒対策」。
昨今のライディングウェア事情はかなり進化していて、むやみやたらに重ね着せずとも、快適に過ごせるのが特徴です。
そもそも、『ライディングジャケット』と『普段着』の違いって?
『ライディングジャケット』というのは文字通り、ライダーがバイクで走行することを前提に設計されたウェアです。袖丈や腰の後端部などが長く作られているのが特徴で、これはバイクの「乗車姿勢」をとった際の形状で作られているためです。
対してバイク用ではない一般のウェアで乗車姿勢をすると、腰回りから風が入ってきたり、袖や腰部が伸びて肌が露出してしまう。などといった現象が起きます。
さらに防風性能についても、走行風が当たることを前提にしたライディングジャケットであれば、首や腕、腰回りから入る走行風をシャットアウトできますので、快適な冬ライディングを楽しむには『ライディングジャケット』が絶対おすすめなのです。
揃えるのにコストがかかる?
初めに、ライディングジャケットにかかるコストについて考えてみましょう。
「バイクに乗るためだけのライディングジャケットに数万も・・・」と思う方もいるかもしれませんが、高性能なライディングジャケットはその耐久性や機能性によって数年にわたり活躍し、その長寿命を考慮すると、必ずしも高すぎるとは言えません。
近年のライディングジャケットはデザインにおいても進化を遂げており、普段着としても遜色ないものが増えています。バイクに乗っていない時でも、スタイリッシュなデザインは日常のファッションとしても活躍できます。
海外ブランドのダウンジャケットが10万円以上する昨今、ライディングジャケットは、保温性や防寒性において優れ、寒さからくる不快な思いを最小限に抑えてくれます。
あなたも快適なバイクライフを楽しむために、『冬用ライディングジャケット』の準備を始めませんか?
『電熱ウェア』があれば、事実上「無敵」
寒い冬に最も適したウェアといえば、やはり『電熱ウェア』でしょう。
電気の力で熱を発生させて体を温める。いわば“着るコタツ”というようなイメージのウェアです。これがあれば、もこもこダウンを着こむ必要もなくなるのでスマートに冬のライディングを楽しめます。
おすすめの電熱ウェア
【電熱グローブ】RSタイチ|e-HEAT 電熱グローブ
電熱ウェアで最初に試して頂きたいのが『電熱グローブ』です。指先は走行風によって冷える部分でありながら、重ね着などの対策ができない部分でもあります。
RSタイチのe-HEAT 電熱グローブは、発熱ユニットが指と甲部分に搭載しており、寒冷な状況下でも体や手の動きを妨げることなく着用でき、3段階調整可能なインジケータースイッチにより温度を調節することができます。
車両バッテリーと専用モバイルバッテリーの2つの給電方法があり、専用モバイルバッテリーは通勤・通学やライトツーリングに、車両バッテリーは高出力でロングツーリングに適しています。
RSタイチの電熱グローブは、用途やデザインに合わせた4種類がラインナップされています。それぞれに優れた防水性能と透湿性を備えた「DRYMASTER」素材を採用し、快適なライディングをサポートします。以下は各モデルの特徴です。
RST656 グローブ
スタンダードモデルで、ソフトタイプのプロテクションを採用。防水透湿素材により、悪天候でも快適な使い心地を保ちます。シンプルで機能的なデザインは、オールラウンドに活躍するモデルです。
RST657 アーバン グローブ
カジュアルで遊び心のあるデザインが特徴。ハードタイプのナックルプロテクターを採用し、見た目だけでなく安全性も考慮したモデルです。スタイリッシュなライディングを楽しみたい方におすすめです。
RST655 プロテクション グローブ
ハードプロテクターを配したスポーティーなモデル。よりアクティブなライディングスタイルに適しており、しっかりとした保護性能を求めるライダー向けです。
RST654 アームド グローブ
ナックル&パームプロテクターにカーボン素材を使用し、最高レベルのプロテクションを提供します。保温性も抜群で、寒い冬のライディングでも安心して着用できるモデルです。
それぞれのモデルは機能面で優れているだけでなく、デザインや見た目で選べる楽しさもあります。あなたのスタイルにぴったりの一着を見つけて、快適かつ安全な冬のライディングを楽しんでください。
【電熱ジャケット】RSタイチ|e-HEAT インナーウェア
『電熱ジャケット』は前回の冬シーズンでも人気だった、RSタイチのインナーがおすすめ!
パーカとジャケットは、保温性に優れ、着心地の柔らかさが特徴で、ライディング時にフィットする背中と両肩に発熱ユニットを配置しており、体や動きを妨げることなく効率よく身体を暖めることができます。休憩時には、ライディングジャケットを脱いでも、普段着のような感覚でカジュアルに着こなせます。
また、e-HEAT専用モバイルバッテリーの容量が約1.7倍に強化され、従来品よりも長時間の利用が可能になりました。強化された専用モバイルバッテリーは、通勤・通学やライトツーリングに最適!バイクとの配線が不要で手軽に利用でき、冬でも手間なくライディングが楽しめます。
実際に使用したユーザーからのインプレッションにも、“背中部分は汗をかくほど暖かくなります”とのこと。冬の寒さから解放され、快適なライディングを堪能しませんか。
【電熱パンツ】コミネ|エレクトリックインナーパンツ
『電熱パンツ』まで全身電熱ウェアを導入すれば、どんなに寒い環境でも怖くない「快適ライダー」に仕上がっているハズ!
コミネの、全面にストレッチ生地を使用し動きやすくなったヒートインナーパンツがおすすめ!
全面に採用されたストレッチ生地が、動きやすさを一段と向上させ快適な着心地となりました。スイッチ部の調整も考慮され、使いやすさも向上しています。
このヒートインナーパンツには、車載バッテリーからの直接給電により作動する発熱ユニットが腿から膝にかけて内蔵されています。給電用コネクターは各部に備えられたジッパー付きポケットに収納可能で、使わない時もすっきりとまとまります。給電用ハーネスが付属しているのも嬉しいポイント。
『冬用ライディングジャケット』で風をシャットアウト!
電熱ウェアは非常に効果的ですが、電熱ウェアだけでなく『ライディングジャケット』の選択も重要です。走行風を完璧に遮断することで、電熱ウェアの真価が発揮されるのです。つまり、冬用のライディングウェアとの組み合わせが、寒さ対策の鍵となります。
最近のライディングジャケットはデザインにおいても進化を遂げており、普段着としても遜色ないものが増えています。耐久性や機能性によって数年にわたり活躍し、その長寿命を考慮すると考慮すると、必ずしも高すぎるとは言えません。冬用ライディングジャケットで冬の寒さから守られながら、快適なツーリングが楽しみましょう!
ちなみに、毎年人気モデルは、真冬前に売り切れてしまうので、今のうちから冬用ライディングジャケットを手に入れておくことをおすすめします。
冬用ライディングウェア選びのポイント
重ね着することを意識する
電熱ウェアを使わない場合、寒さ対策は主に「重ね着」がキモになります。
このとき重要なのは、風を遮断し雨から守る『アウター』(外側のジャケット)と、体温を保温する軽量ダウンやフリースなどの『ミドルレイヤー』、そしてヒートテックなどに代表される肌着の『ベースレイヤー』の3つで構成すること。これによって、風を凌ぎ、暖かさを確保し、快適なライディングが可能になります。
特に、アウタージャケットのサイズ選びがポイントです。いつものサイズよりも「少し大きめ」を選ぶと、重ね着しても窮屈になりにくく、快適さがアップします。
これらのレイヤーをうまく組み合わせて、冬の寒さから自分を守りましょう。
また、サイズ選びに悩んだ際は、ウェビックの「ライディングギア返品無料サービス」がおすすめです。
ジャケットやグローブなどのバイクウェアを安心してお買い求めいただけるよう、購入してから7日以内であれば、送料のご負担なく返品可能のサービスを実施しています。
次のページでは、2024年 秋冬のおすすめウェアを紹介!
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RS TAICHI
¥33,248(税込)
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RS TAICHI
RSJ730 ソフトシェル オールシーズンパーカ
¥31,332(税込)
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RS TAICHI
RSJ734 ソフトシェル フライト ジャケット
¥29,354(税込)
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RS TAICHI
RSJ731 ヒューズ オールシーズンジャケット
¥30,361(税込)
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RS TAICHI
RSJ733 モトレック オールシーズンパーカ
¥35,248(税込)
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POWERAGE
FURライダース
¥34,940(税込)
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POWERAGE
N-3Bライダース
¥39,608(税込)
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POWERAGE
トレンチライダース
¥44,886(税込)
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ROUGH&ROAD
WSプリマロフト(R)ポーラージャケットFP
¥41,090(税込)
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ROUGH&ROAD
WS プリマロフト(R) ウォームパーカー
¥34,712(税込)
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ROUGH&ROAD
N-3BR プリマロフト(R) ウインタージャケット
¥33,397(税込)
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ROUGH&ROAD
N-1RボアウインタージャケットFP
¥17,440(税込)
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ROUGH&ROAD
プリマロフト(R)チタンスリムインナージャケット
¥13,887(税込)
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KUSHITANI
ウインターアメニタジャケット
¥53,900(税込)
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KUSHITANI
ソリッドブルゾン
¥45,100(税込)
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KUSHITANI
ガルジャケット
¥53,900(税込)
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IXON
M-COMBAT WR A 秋冬オールシーズンジャケット
¥24,200(税込)
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IXON
M-BURNING WP A 秋冬オールシーズンジャケット
¥40,700(税込)
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IXON
M-PARK WP A 秋冬オールシーズンジャケット
¥46,200(税込)
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IXON
M-NIGHT WP A 秋冬オールシーズンジャケット
¥42,900(税込)
電熱グローブは、私にとって「無いよりはまし」な程度です。走行していると、加熱量の大半を風に持って行かれてしまいますので。
一方、信頼できるメーカーのウインタージャケットやパンツがあれば、これらの電熱ウェアは不要。
経験上足先の防寒も重要
ウエットスーツ素材のインナーソックスくらいしか思いつかない