デイトナのオリジナルヘルメット・DNシリーズには、さまざまなスタイルのヘルメットがラインナップされている。そのDNシリーズの中で、注目度が高まっているモデルがアドベンチャースタイルの「DN-008OF」だ。その機能と特徴をインプレッション!
安全性と快適性を両立した作り込み
BMW GSシリーズを筆頭に、国内外のメーカーが数多くのモデルをラインナップするほど、アドベンチャーモデルは人気となっている。高速道路を使った長距離移動や、積極的に身体を動かしてバランスコントロールをする林道走行など、アドベンチャーモデルはさまざまな路面を走行することがあり、ヘルメットも安全性に加えて、換気性能や静粛性といったライダーを快適にサポートする機能も求められる。
「DN-008OF」のシェル(帽体)には高強度ABSが使用され、国内の安全基準「SG規格」をクリア。ダート走行時の飛び石や枝のヒットを防ぐバイザーは、空気抵抗の少ない形状とし、さらにシェルには強い日差しを和らげるインナーバイザーも内蔵。口元の息苦しさを低減するベンチレーション、シールドの曇りを低減するピンロックシートが1枚付属するなど、機能と装備が充実しているのが特徴だ。
カラーはマットブラックのみで、サイズはS、M、L、XLの4サイズ。価格は全サイズ2万5300円となっている。シールドのオプションパーツとして、スモーク2750円、シルバーミラー3300円をラインナップ。ダート走行を考慮して、バイザー1650円、バイザースクリュー880円、シールドメカニズム(取り付け部)1650円が補修パーツとして用意されている。
ダート走行で堅実なフィッティングを発揮する
筆者は国内メーカーのMサイズを使用しているので、「DN-008OF」もMサイズ(57-58cm)を着用した。Mサイズの実測値は1532gで、バイザーとインナーバイザーを装備したアドベンチャータイプでは平均的な重量に収まっている。
着用してみると全体的にタイトめなサイズ感で、とくに頭頂部と頬部のホールド力が強く感じられた。ただし、締め付けられるようなキツさはなく、頭を上下左右に振ってもシェルがズレにくく、車体の上下動が大きくなりがちなダート走行に適したフィッティングになっていると思った。
個人的には、あご紐のDリングもシェルのズレにくさに貢献していると感じた。あご紐の微妙なフィッティング調整ができ、確実な固定を実現しているからだ。また、口元とチンガードの隙間が大きめで、息苦しさを感じにくくなっているのも、運動量が多くなるダート走行に向いた作りだ。
内装は3ピース構造で、すべて取り外して洗濯可能。ダート走行での発汗や土ぼこりで汚れを落とし、清潔で快適な被り心地を再現できる。
ダート走行での使い勝手を考慮したアドベンチャーヘルメット
エアインテークは前頭部と口元、エアアウトレットは後頭部に設置され、前頭部のエアインテークのみシャッター機能を装備している。
そのシャッターを開けた状態で、50km/hくらいから走行風がシェル内を流れていくのが分かり、ベンチレーションの効果も体感できる。ただし、チンガードの下からも走行風が入ってくるので、夏場や発汗しやすいダート走行ではメリットとして感じられるが、寒い時期では防寒アイテムの着用をオススメする。
チンガード下から走行風が入ってくるが、静粛性は高い。バイザーとシールド装着部は空力を考慮した形状となっていて、風切り音を発しない。またバイザーは走行風による振られも低減していて、高速巡航時に首にかかる負荷も軽減してくれる。
広いアイポートは視界の広さにつながり、シールドも歪みがなくクリア。走行中の逆光など日差しの強さを感じた際は、瞬時にインナーバイザーで対応できる。市街地や高速道路では、クリアな視界と防風性の高さをハッキリと体感できる。
ただし、シールドを閉じた状態で林道などのダート走行をすると、木の枝や前走車の飛び石などがヒットしてキズがつきやすくなってしまう。そこで「DN-008OF」は、シールドを取り外すことなく、全開にした状態でゴーグルを装着できるシェル形状としている。舗装路はシールド、ダートはゴーグルと即座に使い分けられるので、ストレスのない林道ツーリングを楽しむことができるのだ。
インナーバイザー、エアインテークシャッターの操作性がよく、舗装路とダートでの使い勝手のよさと快適性を両立した「DN-008OF」。装備と機能の充実度を考慮すれば、コストパフォーマンスのいいアドベンチャーヘルメットと言える。
DAYTONA DN-008OF詳細
- 価格:2万5300円
- カラー:マットブラック
- サイズ:S、M、L、XL
- 規格:SG
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