文/Webikeバイヤー:やぎちゃん

ブレーキと言えばブレンボ

そのカテゴリーを象徴するパーツブランドというのは憧れの対象ですよね。
でも、なぜそこまでブレンボが評価されているか、と聞かれるとちょっと答えに困ってしまう方も少なくないはず。だってもうイメージで語ってますから。

今回はそんな、今更聞けない!ブレンボに交換するメリットをまとめました。

そもそもブレンボってどんなメーカー?


ブレンボは、イタリアに本社を置く、ディスクブレーキ向けパーツメーカーです。
創業は1961年と古く、およそ60年前。ディスクブレーキが発明された頃にあたります。

そんな歴史あるブレンボが他のブレーキブランドを圧倒する理由の1つが、レースでの活躍にあります。
ブレンボの圧倒的な性能に惚れ込んだレーシングチームが、こぞってブレンボを採用したことから、現在では、4輪のF1や2輪のMotoGPなど、トップカテゴリでは圧倒的なシェアを獲得しています。

ブレーキブランドを出身地で分けると、ストリート出身とサーキット出身に分けられますが、ブレンボは後者。レースシーンでの活躍を公道へ落とし込んだレーシングキャリパーの一種です。

レースで鍛え上げられた本物の魅力というのもブレンボの魅力の1つになっています

ブレンボの魅力

ブランドのバックボーンから読み取れる魅力は先にお伝えした通り。
そんなブレンボを実際に車両に取り付けた時の魅力をご紹介していきましょう。

高い制動力とコントロール性


ブレンボと言えば、高い制動力とコントロール性でしょう。
サーキットという環境では、短いブレーキングで確実に車速を落とせることが大切なポイントです。
ブレーキングに掛ける時間が長ければ長いほど、その直前のストレートでアクセルを開けていられる時間が短くなってしまいます。
そうなると、直線で稼ぐタイムに差が出てきてしまうので、ストッピングパワーというのは重要です。

これは公道においても役に立ちます。例えば急に何かが飛び出てきた。そんなときには高い制動力で制動距離を短くする必要が出てきますよね。

そしてそれ以上に特筆すべきは、コントロール性の高さです。いくらストッピングパワーが高くとも、制動力が0か100かというようなコントロールの余地のないブレーキは使えません。
現実にそのようなブレーキは存在していませんが、レバーの握り込みに対してリニアな反応を示すようなブレーキもまた限られるというのが現実です。

その点ブレンボは握り込みに対してリニアに反応する、握った分だけ繊細なタッチでブレーキが効くとあって高い評価を得ています。
もちろん、コントロール性はキャリパー単体で語れるものではなく、マスターも重要なポイントですので、合わせて変えるとよくわかるポイントです。

これらトータルで生み出されるコントロール自在の高い制動力というのが公道でもわかるブレンボの性能になります。
そして、これは速く走るためでなく、安全に走るという目的でも役立つものです。

ブレンボなら安心という安心感


ブレーキは、走る以上に大切な止まることを司るパーツ。
そういったパーツの場合、すでに使用者も多く、車両への適合や、性能に関してノウハウが蓄積されたパーツの方が安心感をもって使うことができます。

実は、工業製品というのはコピー品が大なり小なり存在しますが、長い歴史の中で培われたブレンボの技術や知見は、そうそうマネできるものではありません。
たとえ同じ見た目のキャリパーがあったとしても、同じような安心感は得られません。

満足度の高い美しい見た目


公道でブレンボを付ける魅力で個人的に最も推したいポイントはコレ!
ブレンボはかっこいい!これに尽きます。
多くのライダーに愛され、もはや知らない人はいない。何がすごいのかわからないが、ブレンボってすごいということは知ってる。
すでにその高みに到達し、ブレーキ周りのアイコン的な役割を担ってるブレンボはシンプルにかっこいいのです。

特に、鋳物ではなくインゴットから削り出した削り出しキャリパーや、モノブロックと呼ばれる本体に合わせ面を一切持たないキャリパーは、デザイン性も高く、憧れの対象になっています。

カスタムをする上でも、レースシーンを意識するのであれば絶対に避けては通れないパーツです!

ブレーキカスタムは小排気量にこそ勧めたい!


高性能なカスタムパーツというのは実は大排気量より小排気量車の方がメリットを感じられるケースが多くあります。
特に昨今流行りの250ccスポーツバイクの場合は、日ごろの乗りやすさと整備性も加味して、性能一辺倒で作られてはいません。そして選ばれるパーツには必ずコストと性能バランスという概念が発生します。

ブレーキ周りも例外ではなく、つまり、これをグレードアップすると非常にわかりやすく変化することを楽しめるのです。
そういった意味では、小排気量スポーツバイクはカスタムを楽しむ最高の素材というわけですね!

ブレーキと言えばブレンボ


ブレーキをカスタムするにあたって、現在最も選ぶべきはやはりブレンボです。
それは性能もさることながら、歴史からくる安心感やアフターサービスなどトータルでの評価になります。
ブレーキという安全な走行に最も大切なパーツだからこそ、安心安全高性能な王道を選んでいくことをお勧めします。

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