
ウェビックコミュニティ「MOTO HACK 教えて!メンテナンスHACK」キャンペーンに、投稿いただいた中から、参考にしたいメンテナンス方法をご紹介。
もしかしたらマネしたくなるアイデアがあるかも!?
今回は、GSX1100S カタナ (刀)に乗る「軽量化以上に体重が増えた」さんのメンテナンスHACKをご紹介!
車両とメンテ内容の紹介
車両について
GSX1100Sカタナはアンチダイブが付いててブレーキホースが多くルートが複雑です。
定期的なフルードの入れ替えならば上の写真の通りカップに入れてキャリパーとアンチダイブから抜けば良いのです。
しかし、30年近く維持していると、ホース交換2度替えたり、キャリパーもパッキンを売ってくれないブレンボのオーバーホールは買う金額に近くなるので買い替えたり、もろもろで外したり…。
こうなるとエア抜きが必要となるのですが、フルードをケチって時間も短縮させたくなる。
今回の作業
今回の作業はブレーキキャリパーを交換してホースの中はすっからかんの状態についてです。
注)今回やったふりだけで作業してません
作業時間
注入開始からエア抜き終了まで5分かからないでしょう。
作業難易度
楽勝ですよ、エア抜きする方法を知っていれば。
使うアイテム
■注射器
一つはホースを付けて先端に内径5mmのホースに拡大したもの。
容量の大きなものが良いです、写真の物だとちょっと小さいかもです。
自分はもう一つ太い注射器も持ってて、カタナはそっちを使います。こちらはシングル片対向のVTR250をやった時のままだからです。
作業について詳しく紹介
注射器にフルードを充満させます まあボトルから吸い取るだけです。
注射器のホースをブリーダーに刺して、ブリーダーを開けっぱなしにします。
ゆっくりとフルードを注入していきます、液が泡立たず低い所から貯めていくイメージしながらです(見えないので妄想です)
面がカップまで上がってきたらブリーダーを締めて終わりです。
無用なフルードは注射器(小)で吸い取ってます。
(注意)あふれると大事なのでカップの液量は随時監視がしないといけません。
カタナはツインキャリパーのため左右で行うので、液を抜き取らないと絶対に溢れます。
この後で、必ずやらないといけないのがホース内のエア抜きですね(最初の写真に戻る)。
だがしかし、この時点でレバーはカッチリしてるし、イメージ通りエアは出ないので早々に終了。
キャリパーにエアが残っていればエアが出ると思うのですが不思議とキャリパー内も満たされているようです。
注入開始からエア抜き終了まで5分かからないでしょう。
作業難易度なんて楽勝ですよ、エア抜きする方法を知っていれば。
ちなみにエア抜きは、
(1)ブリーダーにキャッチタンクのホースを刺す
(2)レバーをブレーキが効くまで握る
(3)握った状態でブリーダーを少し緩めて握ってるレバーが軽くなり切る前に締める
(4)ブリーダーからフルードが飛び出てキャッチタンクへ流れ出る
(5)繰り返し(1)に戻る
おまけ
この後デイトナのブレーキロックでレバーを握りっぱなしにして一晩置けばエア抜きは完璧です。これで何故かエアが抜ける。
以上です。
軽量化以上に体重が増えたさん、貴重なメンテナンスHACKの投稿ありがとうございました!
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