SHOEIは光の明るさに応じて色を変化できる電子調光シート「e:DRYLENS 304」を発売した。モーターサイクルショー2025で展示され、反応速度の速さで大きな注目を集めた電子調光シールド技術が実現したかたちだ。

適合するのは 同社の「X-Fifteen / Z-8 /WYVERN ∅ 」で採用されている「CWR-F2 / R」シールドで、価格はシート本体が2万5000円、コントローラーが6000円となる。

明るさの変化に即応。曇り対策にもなる新時代の視界へ!

今回発売される「e:DRYLENS 304」は、シールドの内側に取り付ける薄い調光シートで、柔軟な透明パネルと曇りを抑える層を組み合わせた二層構造を採用するアクセサリーだ。いわゆるピンロックシートと同様の構造をとっているため、もちろん曇り止めとしても機能するのだが、最大のポイントは「自動的に瞬間的にクリア / スモークを切り替えられる」ということ。従来から眩しさを抑えてくれるスモークシールドはユーザーに好まれていたものの、トンネルや夜間といった暗所では視界が暗くなりすぎるデメリットがあった。夜間走行を行う場合、クリアシールドを持ち運び付け替える、といった対処もあるが、荷物と手間は避けがたい。

そんなスモークシールドのデメリットが、e:DRYLENSを装着することで簡単に解決してしまうのだ。調光モードは2種類を選択でき、ひとつは周囲の光をセンサーが読み取り、自動で最適な明るさに変化させるモード。走行中に操作の手間をかけたくない場合、自動モードが便利になる。もうひとつは手動で明るい状態と暗い状態を切り替えるモードで、専用のコントローラーによって必要なタイミングでの操作が可能だ。明るいライトモードの光線透過率は65%のライトスモークだが、暗くすると透過率20%のダークスモークに早変わりする。

SHOEIが発売する「e:DRYLENS」。本体価格は2万5000円、別売のコントローラーは6000円の設定だ。

シールドには「ピンロックシート」のように貼り付けて使用する。ライトモードの透過率は65%で、一般的なライトスモークに近い。

スイッチは自動/手動を切り替え可。ダークスモークでは透過率が20%まで低減される。

20時間駆動でロングツーリングでも活躍必至! 最初の適合モデルは3種類

動作は内蔵バッテリーで行われ、USB-C端子で充電する仕組み。フル充電から約20時間の使用が可能で、充電時間はおよそ3時間。日帰りのツーリングや街乗りなら十分に使える長さといえる。

そんな便利なe:DRYLENSだが、対応シールドが設定されており、今回発売されたモデルは「CWR-F2」「CWR-F2R」に適合するもの。このシールドはSHOEIのフルフェイス「X-Fifteen」「Z-8」「WYVERN ∅」の3モデルで採用されているため、これらのユーザーは最初にe:DRYLENSを体験することができるわけだ。価格はe:DRYLENS 304本体が2万5000円、専用コントローラーが6000円の設定だ。また操作には必ずコントローラ―が必要となる。

リモコンを通じて本体充電、電源や手動操作を行うため、使用にはリモコンが必要となる。スイッチは極めてシンプル。

適合する「CWR-F2 / CWR-F2R」は、SHOEIの先端3モデルで採用されているシールドだ。発売されたばかりの新生「ワイバーン ゼロ」にも適合。

さらにレーシング規格を備える「Xフィフティーン」でも利用可能だ。

更にオールラウンダーなフルフェイス「Z-8」でも採用。いずれもSHOEIが誇るスポーツヘルメットの3種類となる。

モーターサイクルショーでの技術紹介では、一瞬で透過率が切り替わるレスポンスの速さに注目が集まったe:DRYLENS。汎用性のあるシート型を採用していることで、これからより多くのモデルへの適合にも期待してよいだろう。
発売は2026/1/9(⾦)から。SHOEI Gallery(SHOEI Gallery Online Storeを除く)先⾏販売が行われる予定だ。国産ヘルメットの先端技術、早速体感してみたい!

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