冬のバイクで最初に冷えるのは、やはり“手”。

どれだけ良いグローブやグリップヒーターを使っていても、走行風が直接指先の熱を奪っていく寒さには抗いにくい。
しかし、そんな状況でも頼れる装備が「ハンドルカバー」なのです!

近年はデザインや装着性が大きく進化しており、従来の「モッサリして使いにくい」というイメージは薄くなりつつあります。

筆者の場合は防寒の意味はもちろんですが、操作性を上げるために真冬でも薄手のグローブを使いたいというのもあるのですが…

今回は、ZETA・ラフ&ロード・コミネ・OSSという代表的な4ブランドを用途別に比較してみます。
入手しやすさや最新の在庫状況も踏まえて、あなたに合う一品を探してみませんか?

【ZETA ハンドウォーマー】固定式で高い安定感。今季リニューアルで早々に動きがある製品

今シーズンからリニューアルされ、まだ暑い時期から動きのあった製品です

ZETAのハンドウォーマーは、ハンドルガード装着車でもそのまま上から被せられる構造で、欧州的ともいえる“固定して使う”思想が特徴的。
ズレを抑えるベルト固定のおかげで走行時のブレが極めて少なく、スポーツ走行やツーリング用途で都合が良いと思います。

価格はやや高めですが、操作性・防風性・見た目のまとまりが非常に良く、シーズンを通して快適に使える完成度の高さが魅力です。
一方で、乗り降りが多いデリバリーユーザーには多少手間があるため、どちらかといえば“しっかり使いたい派”向けかもしれませんね。

元々、スポーツもしやすいハンドルカバーという成り立ちがありました

今シーズンからリニューアルを受けて、早々にリリースの発表がありましたが、発売前にオンラインショップではすでに売り切れ続出。
ですがリリース日が伸び、まだ購入できる目途が立ちそうなので手に入れたい方はお早めに…

メーカー希望小売価格:¥11,000(税込み)

メーカー希望小売価格:¥10,837(税込み)

【ラフ&ロード HOTハンドウォーマー】長年愛されてきた“日本的ロングセラー”

長年変わらない見た目が変わらず、安定感のある製品といえます

ラフ&ロードのHOTハンドウォーマーは、国内で古くから販売されているロングセラー製品です。
ETC普及前の名残として“小銭や高速券を入れるポケット”が残っているなど、歴史と実用性を感じさせる作りが特徴的。

今どきはETCを付けるユーザーが多いと思いますが、以前はこのように高速券を仕舞い、現金を用意しておくことはふつうでした…

手を入れる部分があえて大きくしてあり、手の抜き差しもスムーズにしやすいという利点があります

ZETAのような固定方式ではないのですが、ハンドルガードが付いた状態での使用を前提としたサイズ感です。
ですが、どんな車種にも合わせやすく、防風性もしっかり確保されている点が評価されているのかもしれませんね。

クロスカブの車体のサイズ感でもこのように付けることができます

価格帯も比較的手頃で、“初めての本格ハンドルカバー”として選ばれることが多い一品かも。

メーカー希望小売価格:¥6,999(税込み)

【コミネ ネオプレーンシリーズ】街乗り〜デリバリーまで一番“ちょうどイイ!”

どこかで必ず見かけくらいには定番になった製品だといえます

コミネのネオプレーン製ハンドルカバーは、軽さ・柔軟性・手軽さのバランスが良く、街中で見かける率が非常に高い。
スクーターとの相性が良いため、通勤ユーザーやフードデリバリーの現場でも広く使われる“現代の定番”といえる。

AK-021 ネオプレーンハンドルウォーマー(標準)⇒最もクセがなく扱いやすい

デザインの入った物もあります

メーカー希望小売価格:¥2,790~(税込み)

AK-348 ネオプレンハンドルウォーマープラス⇒カバー側面にプラスチックの芯を内蔵させ、走行風での型崩れを防いでくれる

高速道路などの走行風で押されてしまいそうなシーンでは安心感があります

メーカー希望小売価格:¥3,643(税込み)

AK-049 ネオプレーンハンドルウォーマーロング⇒袖口までカバーし、寒冷地でも安心の保温性

手首のカフス部分が長くなっていることで、走行風の巻き込みを少なくすることができます

メーカー希望小売価格:¥3,770~(税込み)

価格が手頃で入手もしやすいため、“まず試すならコレ”という感覚で導入できる製品。
耐久性はネオプレーンゆえに控えめだが、1〜2シーズン単位の更新でも十分実用的だと思います。

デリバリー業の方などだと更新頻度は上がりそうですが、非常に手に入れ易いのも良いところですね。

【OSS 防寒防水ハンドルカバー】操作性重視の“隠れた人気製品”

見た目はコミネの物に似ているのですが、操作感優先の作りになっています

見た目はコミネのネオプレーン系に近いのですが、OSSのハンドルカバーは“操作部の素材が薄い”という独特の作りが魅力。
ウインカーやスイッチ操作時の指の動きが軽く、日常で扱いやすいです。

一方、薄い生地部分の耐久性はやや控えめで、長期的な使用では劣化が早めに出そうですね。
しかし、「操作しやすいハンドルカバー」という視点では非常に優秀だと思います。

ハンドルスイッチの感触がわかりやすいように、当たる部分の生地だけが薄くなってます

あと、手を入れる入り口もいわゆる”リブ”ではなく、任意に開けたり絞ったりできる仕様になっています。

リブだと手の出し入れで引っかかる事もあるのですが、任意に開口サイズが決められるところも大きなポイントです

ウェビックでは在庫が少ないタイミングがあるため、購入しやすさは販売状況によって変化しやすいかもしれませんね…
今季も動きが早いため、気になる人は早めにチェックしておいてください。

メーカー希望小売価格:¥2,550(税込み)

どれを選ぶ?用途別の“最適解”

ZETA ハンドウォーマー

・おすすめ用途:ツーリング、長距離、日常使い全般
ハンドルガード併用が前提の設計で、装着・固定の安定感は今回紹介する中で最も高い部類。
操作性や防風性のバランスが優れており、高速走行や冬場の早朝・深夜帯にも向くとおもいます。価格は高いものの、耐久性と使用感を考えると“シーズンを通して頼れる一品”。

ラフアンドロード HOT ハンドウォーマー

・おすすめ用途:ツーリング全般、街乗り、金額を抑えて本格的なハンドルカバーを使ってみたい方
古くからあるロングセラーモデルで、クセの少ない装着感が特徴。
固定機構はないものの、扱いやすさと価格バランスは依然として魅力的。外ポケットの名残は、ある意味”古き良き”日本的ハンドルカバーとして評価されており、安定した需要がありますね。

コミネ ネオプレーンシリーズ(通常、ロング、プラス)

・おすすめ用途:街乗り、雨天時、短距離移動、コスパ重視
フードデリバリーや小型スクーター層に強く浸透している実用派。

通常タイプ:最軽量で取り回しと着脱がラク

プラスタイプ:ハンドルカバー側面にプラスチックの芯が入っており、走行風で潰れ辛い

ロングタイプ:手首までカバーし防寒性が強化、さらにプラスタイプと同じく、プラスチックの芯入り

OSS 防寒防水ハンドルカバー

・おすすめ用途:街乗り、雨天、コスパ重視だが操作性も欲しい場合
外観はコミネ製と似ていますが、スイッチ操作部の生地が薄く柔軟なため操作感はかなり良いです。その一方で薄い部分の劣化は早め。
一時期はよく見かけたタイプなのですが、ウェビックではやや在庫が少ないのでこちらもお早めに…

【まとめ】冬のライディングにおいて、ハンドルカバーは“どのカテゴリーでも快適性を大きく底上げしてくれる装備”

ZETAとラフ&ロードは、ハンドルガード併用や高い操作性を重視した設計で、ツーリング層に向く本格派。一方で、コミネやOSSといったネオプレーン系は、街乗りやデリバリー需要を中心に、扱いやすさとコストパフォーマンスを強みにしています。
また、ZETAは今季からリニューアルとあってか、早い段階から動きが活発です。元々、指名買いが多かった製品かもしれないのですが…

どのモデルにも明確な特徴があり、「防寒性」「操作性」「価格」「取り付けやすさ」など、重視するポイントによって最適解は変わります。今季の装備選びの参考として、用途に合った一品を探してみてくださいね。

前述のZETA製の前のモデルになりますが、従来のハンドルカバーとは一線を画す使いやすさです

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