つい先日、初のHUD内蔵ヘルメット「OPTICSON」の販売終了をアナウンスしたショウエイが、EICMA2025においてその後継モデルと言える「GT-Air 3 Smart」を発表した。バイザーに直接情報が投影されるというこの新型は、より高い視認性を実現している。

EyeLightsとショウエイのコラボレーションから生まれた「GT-Air 3 Smart」

モビリティ向け拡張現実のパイオニアであるフランスの「EyeLights」と、モーターサイクルヘルメット分野のリーダーである日本のブランド「ショウエイ」とのコラボレーションにより、拡張現実機能を統合した初のヘルメット、「GT-Air 3 Smart」が誕生した。

ツーリング用フルフェイスヘルメットとして高い評価を得ている「GT-Air3」をベースに、最新の拡張現実機能を組み込んだ「GT-Air 3 Smart」。

組み込まれる拡張現実機能は、フランスの「EyeLights」のテクノロジーだ。

この「GT-Air 3 Smart」に搭載された第3世代のEyeLightsテクノロジーは、ライダーの視線から3メートル前方に、「速度」、「GPSナビゲーション」、「通話」、「レーダー警告」などの重要な情報を投影することで、反応時間を32%以上短縮することを可能にした。また、超高輝度投影を実現するナノOLED(有機LED)バイザーを採用し、フルHDの高精細な視認性を提供する。さらに、無制限の通信範囲を持つユニバーサルインターコム、アクティブノイズキャンセリングマイク、SiriとGoogle AI音声アシスタントも統合されている。

「GT-Air 3 Smart」の情報投影イメージ。ライダーの視線から3メートル前方に表示され、高い視認性と視界の確保を両立する。

ユニバーサルインターコムやアクティブノイズキャンセリングマイクが組み込まれ、 AI音声アシスタントにも対応している。

カラーは「ホワイト」、「マットブラック」、「マットメタリックブルー」、「マットメタリックグレー」、そして「レルムTC10」の5色展開で、サイズはSからXXLまで用意。このヘルメットは、11月4日(火)からミラノショー会場、またはEyeLightsのウェブサイトで先行予約が可能となっている。

最新の拡張現実機能で高い視認性を確保した、ショウエイの「GT-Air 3 Smart」がEICMAで発表! (4枚)

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    サイトに行ってみたけど199ユーロか。
    今ほどの円安でなかったとしても良いお値段だね。

    以前のスカウター式は厳しかったけど、新型のインナーバイザーに照射される方式なら
    実用性も十分に思えるし、価格次第では本当に時代を切り開きそう。

  2. たか より:

    やすっと思ったけれど
    Monthly payment / *6 payments of €199
    とあるから1194€じゃないですかね。ベースのGT air3が7~8万しますしね
    175円換算で20万越えですか。
    おそらくSENA製のインカム+HUD投影用の部品と考えると妥当な気もしますけど
    やっぱり高いですね。

    車ではHUDに慣れていて便利だと思いますけど、視界の狭いバイクではどうなのかな。
    視線を落とさなくても時速やナビのガイドも表示されてバイクこそ欲しいという気もしますね
    試してみたいですね。

  3. 匿名 より:

    モトストームで699ユーロだが?
    12万しかしないことになる

  4. 匿名 より:

    これに向けてのOPTICSON終了なんだろうけど、15万近くをお布施した人達は複雑だろうな。 まあ殆どいないか。

  5. 匿名 より:

    以前ショウエイギャラリーでOPTICSON試着した事あるけどめっちゃ帽体大きいんだよね。
    これって帽体もGT-Air3とほぼ共通なのかな?
    だったらそこそこ売れるかもしれ…いや、高すぎるからみんな「待ち」かな?

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