【スクーター=素手でOK?】

原付スクーターや150ccクラスのスクーターに乗るとき、つい「ちょっとそこまでだから」と素手で出かけてしまう人は少なくありません。コンビニや駅までの移動など、“日常の延長”として使うシーンが多い乗り物だからこそ、つい安全装備を簡略化してしまいがちです。
しかし実際に走ってみると、素手とグローブありでは操作性がまったく違うことが分かります。特にブレーキレバーやスロットル操作といった「スクーターでも頻繁に使う動作」において、その差が出やすいです。
原付一種や二種のユーザーであっても、街中のストップ&ゴーや右左折での細かい減速など、レバー操作の正確さが求められる場面は少なくありません。スクーターだからこそ「素手のまま」ではもったいないのです。

素手だと操作がラフになりがち

どんなに正しい握り方をしていても繊細な操作をするにはグローブが必要です

夏場は特に、手汗でグリップが滑りやすくなります。

その状態でブレーキを握ったりスロットルを回したりすると、どうしても操作が雑になりがちです。ブレーキの効きはじめが唐突になったり、アクセルの戻しがぎこちなくなったりします。
スクーターは扱いやすい乗り物なので多少のラフさはカバーしてくれますが、ちょっとした急制動や低速でのライン取り、渋滞中の微妙なスピードコントロールでは素手では限界があることを実感します。

また、素手のままグリップを握り続けると振動や摩擦で手が疲れやすく、日常的な街乗りでも操作の粗さが目立ち易くなります。

ちょっとした小技

要はブレーキレバーの支点をハンドルの内側に移すということです

車種などにもよるのですが、ブレーキレバーのマスターシリンダーの取り付け位置を内側にズラすと、少ない力で強くブレーキをかける事がし易くなります。
注意点としては操作に慣れていないとギクシャクしてしまい易かったり、転倒リスクにも繋がりますので自己責任でお願いします…

小技を活かすためのハンドルの握り方

よく「ぞうきん握り」といわれていますね

繊細な操作をしたい場合、教習所では習わないと思うのですが、極端でなくともいいのでグリップの端の方を斜めに軽く握るようにしてみてください。
体格の小さい方だと腕に余裕が無い方も居るとは思いますが、この握り方で肘に余裕が持てるようでしたら操作がし易くなると思います。

腕の長さによってもなってしまうので、その場合はハンドルが遠すぎるということになります

体格の小さな方に多いような気がするのですが、グリップの根元の方をグッと握ってしまっている方は腕の力に頼ってハンドルを操作している可能性が高いので、注意してみてください。

この場合は少し極端になり過ぎましたが、指4本握りでは握り過ぎてしまうことが多いです

力を込めた状態で教習所で教わるブレーキレバーを指4本で握ろうとすると、猪突に駆けてしまいやすいので、例えば道でのUターン時などに「立ちゴケ」をしやすい状態だといえます。
でも、教習中の方は教官の指示に従ってくださいね…(笑)

グローブをしていれば少ない指の数でもブレーキ操作を繊細にし易くなります

なので繊細な操作にはグローブは必須といってもいいです。とくに初心者の方ほど必要だといえます。
ただあまりにも過剰なプロテクション付きのグローブでは操作感も落ちてしまうので、そこは操作性の良さを取るのか、プロテクションを取るのか?はあなた次第です。
ちなみに筆者は操作性に全振りしています。そして安全運転を心がけるようにしています…

DFGのスリップオングローブが快適な理由【DFG ディーエフジー ソリッド グローブ】

MXグローブにしては派手さが無いので、様々なシーンに合わせやすい色です

筆者が普段愛用しているのは、DFGのスリップオンタイプのグローブです。

一般的には「脱着がラク」というイメージがあると思うのですが、実際には袖口の干渉を避け、操作性を妨げないことが大きなメリットです。(なので雑な脱着での破損もあります)

そしてこのグローブはモトクロスグローブの中でもかなり薄手の生地の部類で、スポーツ走行では抜群の操作性といえます。
手のひらの感触が素手に近くやや疲れやすいのですが、繊細な操作は非常にしやすいです。

ちなみに操作性最優先の作りのため、スマホ対応はしていません。

”ハンドサイン”を周囲に見え易くするためにあえて明るい色にすることもあります

気分でいろいろなカラーを選び、目立たせます

ソフトシェルジャケットのように袖口が柔らかく、手首まわりにまとわりつきやすい服装でも、スリップオンならスッと収まりストレスがありません。手首を覆うカフ付きグローブに比べ、日常使いのスクーターでは扱いやすさが際立ちます。

実際に走ってみると、

【スロットルを開け閉めするときの正確さ】
【ブレーキレバーをじわっと握るときのコントロール性】
【渋滞で低速走行を続けるときの疲れにくさ】

が素手より明らかに向上します。

小排気量スクーターは加速や減速がダイレクトなため操作の粗さが出やすいのですが、グローブを着けると自然に抑えられ、走りが安定します。

マジックテープが袖に引っかかる事がなく、ライディングに集中しやすいです

マジックテープのせいで袖口が毛羽立ってしまいました…

左:DFG スリップオン 右:マジックテープ付きメッシュ

スリップオンタイプの物は長袖の服、とくにソフトシェルなどの袖口に沿って自然に収まり干渉が少なく快適性が上がると、筆者としては感じています。
(人によって好みがあるとおもいます)

【DFGスリップオンタイプは、袖口の干渉が少なく操作性が高い】

マジックテープ付きメッシュグローブは通気性や手軽さに優れますが、細かい操作に引っ掛かりを感じる事があり、それが気になる事がスリップオンタイプのグローブを使ってみると分かりやすいのです。

さらに写真ではブレーキレバーに指を1本だけかけていますが、実際には状況に応じて2本で操作することもあります。素手だと汗や滑りで微妙な力加減が難しいですが、グローブを装着することで指先に力を正確に伝えられ、繊細な操作が可能になります。教習所ではレバーには指を4本かけると教わるとおもうのですが…

メーカー希望小売価格:¥4,680~(税込み)

コミネのスマホ対応メッシュグローブはどうか?【KOMINE コミネ GK-261 ライドメッシュグローブ GT】

コミネのメッシュグローブの中ではいちばんスタンダードなモデルです

人差し指と親指の指先部分の生地でタッチパネルの操作ができます

マジックテープ部分が比較的大判なので、キレイにマジックテープが付けやすいです

夏の定番として人気が高いのが、コミネのスマホ対応メッシュグローブです。
通気性がよく、スマホ操作にも対応しているので、停車中にそのまま地図アプリを確認できるのは便利です。

ただし指先が滑りやすいため、ブレーキやスロットルの微妙な操作にはやや不利です。街乗り中心なら十分ですが、精密な操作を重視するユーザーには物足りないこともあります。

素手だと汗や滑りでスロットル操作がラフになりやすく、発進や低速走行で不安定になりがちですが、グローブをすることで指先に余計な力が入らず、より正確に操作できるようになります。

ちなみに、このコミネのメッシュグローブのマジックテープは比較的大判で、キッチリ留める事ができていれば袖口には引っかかりづらい作りになっています。

メーカー希望小売価格:¥2,267~(税込み)

まとめ

小排気量スクーターは「手軽さ」が魅力ですが、素手で乗るのが正解ではありません。
グローブを取り入れるだけで、操作性が格段に上がり、安全性も向上します。

とくに150㏄クラスの高速道路も走れる動力性能があるスクーターでは原付2種くらいの気軽さはありながらもパワーはあるので、いざという時にも抑えが効きやすいメッシュグローブくらいは装着しておくのがおススメです。

原付2種と同じか、わずかに大きい車体サイズで高速道路も走れてしまう動力性能はあるので、気の抜き過ぎは禁物です…

原付1種・2種ユーザーも、150ccクラスのユーザーも、自分の使い方に合わせて選んでみてください。
「ちょっとした買い物」も「日々の通勤」も、グローブひとつで快適さと安心感が大きく変わります。

ちなみに、オフロード用のグローブでも最近はスマホ対応の製品が増えてきているので、そちらもチェックしてみてくださいね!

【操作性・スポーツ重視 ⇒ DFG スリップオングローブ】
メーカー希望小売価格:¥4,680~(税込み)

【手軽さ重視 ⇒ コミネ スマホ対応メッシュグローブ】
メーカー希望小売価格:¥2,267~(税込み)

【150ccスクーターにもグローブを】操作性と安全性を両立するメッシュグローブの選び方 画像ギャラリー (30枚)

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