【PR】ADVANTAGE 文:栗田晃

バイクユーザーやバイク業界にとって一年で最大のイベントである「鈴鹿8時間耐久ロードレース」。第46回目を迎える今年も、灼熱の鈴鹿サーキットに世界中からレーシングマシンが参戦、熱い戦いを繰り広げた。そんな8耐で、2年連続でSSTクラスの優勝チームを支えたのがAdvantage DIRECT DRIVE RACING DISKである。真夏の祭典でも遺憾なく発揮された、アドバンテージが開発したディスクローターの確かな性能に迫る。

年間チャンピオンシップを争うSSTクラスで、2年連続で優勝マシンが装着したAdvantage DIRECT DRIVE RACING DISK

昨年からEWCに参戦しているTeam Étoile。Étoile=エトワールはフランス語で「星」を意味する単語だが、日本で結成されたチーム。2024年の年間ランキングは5位で、この8耐で優勝したことで2025年のポイントランキングでトップに浮上した。マシンはBMW M1000RR。

昨年の鈴鹿8耐SSTクラスの覇者であり、今年も2位に入賞したTONE Team4413 EVA02 BMW。マシンはBMW M1000RR。

気温35℃以上、路面温度60℃以上という、マシンにもライダーにも過酷な状況で開催された2025年の鈴鹿8時間耐久ロードレース。連日のニュースで猛暑酷暑と伝えられ、できるだけ外出を控えるようにと報道されても、日本のライダーのDNAには「夏は8耐」という情報が擦り込まれている。

そんな鈴鹿8耐は現在EWC( Endurance World Championship=エンデュランス・ワールド・チャンピオンシップ)、世界耐久選手権シリーズに組み込まれている。かつては国内4メーカーのワークスマシンがしのぎを削る場だったものが、世界のサーキットを舞台としたシリーズ戦のひとつとなっているのだ。

鈴鹿8耐を含むEWCでは、メーカーチームなどがプロトタイプマシン(ワークスマシン)で戦うEWCクラスと、誰もが購入できる市販車に近いマシンで改造制限を設けて行うSST(スーパーストック)クラスが混走する。総合優勝が8耐スポット参戦を含むEWCクラスで争われるのは当然だが、一年間を通じてEWCに参戦するチームが多いSSTクラスも熾烈な戦いを繰り広げている。

このSSTクラスで優勝を飾ったTeam Étoileと二位に入賞したTONE Team4413 EVA02 BMWの2台に装着されていたのが、フットワークパーツのプロショップであるアドバンテージが開発したディスクローター、Advantage DIRECT DRIVE RACING DISKである。エンジン、タイヤ、サスペンションと並び、ディスクローターもハイレベルなパフォーマンスを8時間持続する能力が求められる。

加えて言えば、今年優勝したTeam Étoileだけでなく、昨年優勝したTONE Team4413もAdvantage DIRECT DRIVE RACING DISK装着マシンであり、2年連続で鈴鹿8耐SSTクラスを征したディスクローターがAdvantage DIRECT DRIVE RACING DISKと言うこともできる。

レーシングマシンの性能が年々向上していく中で最高の結果をもたらすディスクローターにはどのような秘密があるのだろうか。

マシンとタイヤの性能アップのシワ寄せはすべてブレーキにのしかかる

レースでは単純にガツン!と効くだけでは勝負にならない。強力に効くことは絶対条件だがデリケートなコントロールに対してリニアに応答することも必要。Advantage DIRECT DRIVE RACING DISKにはレースの現場で鍛えられ積み重ねてきた実績がある。

サーキットにおけるラップタイムは、毎年上がることはあっても下がることはない。マシンが速くなればタイムが上がるのも当然と思うだろうが、そのシワ寄せはすべてブレーキに掛かってくる。

ブレーキキャリパー、ブレーキパッド、ディスクローターのどのひとつが欠けても成立しないブレーキシステムの中で、ローターも時代に応じた進化が必要。1980年代以前は鋳鉄製が高性能ディスクローターの代名詞だったが、現在はレーシングローターも市販車と同じステンレス製が主流となっている。

レース用タイヤのグリップ向上やマシンレギュレーションの変更によって、レース用ディスクローターへの要求は日増しに厳しくなっている。Advantage DIRECT DRIVE RACING DISKは耐久レース用のSSTマシンの他にMotoGPのMoto3、Moto2マシンでも使用されているが、Moto2マシンのエンジンが4気筒600ccから3気筒765ccに変更された際にラップタイムが一気に上がったことでディスクローターへの負荷もアップした。

またMotoGPのレースウィークのタイムスケジュール変更によりフリープラクティスが減った分、タイムアタックを初日から行うことになったのも、ローターにとってはネガティブな状況となった。新品ディスクローターは本来、一定時間走行してブレーキパッドの摩擦材が転写されることで100点の性能を発揮するようになるが、いきなりタイムアタックで熱を加えてしまうと、そうした使い方に耐えられるような変更も必要になる。

さらにパーツは壊れないのが当然、不具合や不満がなければ特別コメントがないという、レース業界ならではの常識もある。どのように開発すればより性能がアップするかはパーツメーカー=アドバンテージがプランを出して試作を行い、それをレースの現場で答え合わせするというやり方である。

言い換えれば、良いパーツだから性能が出るというより「結果や戦績を残しているパーツが良いパーツ」ということになる。この点で、30年以上に渡って世界最大のブレーキメーカーと渡り合い、多くのチームやライダーから選ばれてきたという実績こそが、Advantage DIRECT DRIVE RACING DISKの高いパフォーマンスを物語っているといって良いだろう。

円形ピンを廃してアウターローターとインナーローターがダイレクトに接する独自構造

通常のフローティングディスクローターにある丸形のピンがないのがAdvantage DIRECT DRIVE RACING DISKの特徴。アウターローターの一部がピンになって、直接インナーローターと接している。

Advantage DIRECT DRIVE RACING DISKのピンはインナーローターに対して面接触となり圧力を分散し、摩耗やガタの発生を抑制する。アウターローターがブレなければブレーキパッドがキャリパーピストンを押し戻すこともなく、常に安定したブレーキングが実現する。レースでは「パフォーマンスを低下させる事態が発生しない」ことが重要とされる。

Advantage DIRECT DRIVE RACING DISKは、アドバンテージが創業して間もない1991年に完成した、今では超ロングセラーとなったオリジナルパーツである。その最大の特徴はステンレス製アウターローターと一体化したT型のピンがアルミ製インナーローターに直接組み合わされている点。

既存のディスクローターはアウターとインナーの結合に円形のピンを使用している。ローターとピンは互いに円周同士で接していると思われがちだが、両者に適切なクリアランスを設定すると、結局接触部分は点当たりになってしまう。そのためアルミ製のインナーローター側が削れてアウターローターの遊びが増えてブレーキパッドを押し戻したり、ピンが削れて破断する恐れもある。

Advantage DIRECT DRIVE RACING DISKは別体だったピンを廃して、アウターローターから幹が伸びるようなT型形状として、インナーローターの凹部に直接組み合わせている。さらにT型部分と凹部分を面で接触させることで面圧を下げて、インナーローターの耐久性を向上させながら接触面積を確保することで制動時のダイレクト感とブレーキレバータッチに対するリニアな反応を実現したのが大きな特徴である。

アウターローターのステンレス素材に関しても、熱が加わった際の膨張や変形、ブレーキパッドによる耐摩耗性等を考慮し、レーシングステンレスに独自の熱処理を施している。

アドバンテージ創業以来、世界を舞台に戦ってきたAdvantage DIRECT DRIVE RACING DISK

アドバンテージが製作したカワサキZ900RSカスタム。アドバンテージオリジナルのアルミ鍛造ホールEXACTとともに、Advantage DIRECT DRIVE RACING DISKが装着されている。

インナーローターのデザインはホイールハブ形状に応じて変更されるが、アウターとインナーの結合部分は独自のダイレクトドライブとなっている。

Advantage DIRECT DRIVE RACING DISKによってリヤディスクローターもフローティング化。

このAdvantage DIRECT DRIVE RACING DISKは1991年ロードレース世界選手権開幕戦となった日本GPにワイルドカード参戦した上田昇選手のマシンに装着されてポールtoウィン達成、その年のシリーズランキング5位獲得に貢献したのをきっかけに、2000年代にはマルク・マルケス選手がGP125クラスでタイトルを獲得した際のデルビにも装着されていた実績がある。

結果や戦績を残しているパーツが良いパーツとして認められることは先述の通りで、現在もMoto2/Moto3参戦中のLIQUIMOLY Dynavolt IntactGP TeamのマシンがAdvantage DIRECT DRIVE RACING DISKを採用している。
またAdvantage DIRECT DRIVE RACING DISKはレースマシン用としてだけでなく、カスタムマシンとして絶大な人気を誇るカワサキZ900RSを筆頭とした市販車用のラインナップも充実している。

スペシャルパーツやカスタムパーツの中には「レースからのフィードバック」という文言を使う物もあるが、MotoGPのMoto3、Moto2マシンや鈴鹿8耐SSTクラス優勝マシンにも装着されているAdvantage DIRECT DRIVE RACING DISKほどレース直系というフレーズが相応しいパーツはない。

フットワークパーツのプロショップであるアドバンテージが開発したディスクローターは、絶対的な性能はもちろん、多くのライダーのブレーキングに安全と安心を与えてくれるに違いない。

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