2025年5月に行われたレースイベント「T.O.T(テイスト・オブ・ツクバ)」。最高峰クラスである「ハーキュリーズクラス」にてアクティブから2台のZRX1200Sが出走したが、中村竜也選手が駆ったZRXはモーターサイクルショーでも展示されたスケルトン車両の完成版とも言えるマシンである。そんな完成車とスケルトン車両を比べてみた。

名門ショップ「オートボーイJ's」によってハイクオリティなマシンへ! ゲイルスピードやハイパープロで豪華な足回りへ

今回のT.O.Tで出走した2台。奥の白いZRXが中村選手の車両で、今回アクティブが製作したスケルトンモデルをベースとしている

名古屋モーターサイクルショーでも展示されていたモックアップも登場! 多くのライダーから注目を集めていた

東京・名古屋モーターサイクルショーでアクティブがモックアップのスケルトン車両を展示していたのは今年3月と4月のこと。40~50点ものアクティブ系パーツで構成され、カスタムパーツの合計金額だけでも約300万円超豪華な装備群を見せつけてくれた。

名古屋モーターサイクルショーに展示されていたモックアップ

オートボーイJ'sではT.O.Tに向けて着々とマシンの準備が進められた

モックアップにはゲイルスピードのサムブレーキが装備

もちろん完成品にもサムブレーキが装着されていた

モックアップにはハイパープロ製ツインショックのDP-Sを装備

スケルトンZRXにも同様のサスペンションが採用されていた

そして約2か月後に開催されたT.O.Tでは、このカスタムを基とした車両として2台のZRX1200Sが登場したのだ。サポートライダーにはお馴染みの新庄雅浩選手、今年よりJSB1000にクラスアップを果たした中村竜也選手が出走。カスタムを手掛けたのは名門ショップの「オートボーイJ's」である。

スケルトンZRXを駆る中村選手

5位チェッカーとなった新庄選手

実は現在のT.O.Tハーキュリーズクラスにおいて、ZRX1200Sがスペック面で見劣りするのは紛れもない事実。しかしそんな中で高度な電子制御や専用設計のフレームではなく、“誰でも手に入る市販ベースのマシン”をどこまで仕上げられるかが命題だった。

そしてハーキュリーズクラスの決勝では、残念ながら中村選手は未完走に終わってしまったものの、新庄選手は見事5位にランクイン。あえてのZRX、そして市販品を軸としたカスタムでありつつもこの成績は快挙ともいえる。中村選手はアクシデントに見舞われてしまったが、テスト走行段階では59秒前半というポテンシャルを見せつけていた。

タンクには「人技夢創造」の文字が。そしてその下には故松下ヨシナリ選手の名が刻まれる

新たに導入された“スケルトンZRX”の可能性を大いに感じさせる内容となった今回のT.O.T。次戦に向けてアクティブとオートボーイJ'sの戦いはすでに始まっている。

テイスト・オブ・ツクバにてアクティブの“スケルトンZRX”が走行! オートボーイJ'sによるカスタムで好成績を飾る ギャラリーへ (11枚)

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