
BMW Motorradは、GSモデル向けのサンバイザー付きヘルメット「GSラリーカーボン」と、専用通信システム「BMW ConnectedRide COM P1 GS」をドイツ本国で発表した。
目次
スポーティなオフロードルックに最新の安全技術と、バイクの運転に最適な通信技術を搭載
BMW GSモデルにマッチするように設計された新型ヘルメット「GSラリーカーボン」は、スポーティーなオフロードルックに数多くの安全機能を搭載したプレミアムモデル。
ヘルメットシェルには、カーボンとアラミド繊維を組み合わせた「M-Forge™カーボン」を採用。非常に軽量でありながら優れた衝撃吸収性能を発揮し、ライダーに最高の安全性を提供する。ヘルメットシェルは2つのサイズが用意されており、自分に合うサイズを選べる。
多方向衝撃保護システム(MIPS Integra TX®)は、衝撃時に頭部へかかる回転運動を効果的に低減。万一の事故の際には、救護者がヘルメットを脱がせることなくチークパッドを取り外せる「プル・レスキュー・システム」も備え、安全性を高めている。
快適性も追求されており、内装には高品質な素材を使用。防虫ネット付きの頭頂部ベンチレーションと、ダストフィルター付きの顎部ベンチレーションが効率的な換気を実現。まオフロード走行時や猛暑日には、取り外し可能なフラップを外すことで、さらに多くの空気を取り込むことが可能だ。その他にも、側面固定とセルフロック機構を備えた取り外し可能なヘルメットシールドや、無段階調整可能なサンバイザーなど、実用的な機能を満載している。
バイザーはクイックリリース機構を備え、迅速かつ簡単に交換可能。さらに、市街地走行に特化したバイザーポジションが設定されているのも特徴だ。標準装備の曇り止めインナーレンズ「Pinlock 120®」付きバイザーに加え、オプションでオレンジ、ブルーミラー、シルバーミラー、スモークといった多彩なカラーが用意されている。すべてのバイザーには傷防止コーティングも施されている。
ヘルメットと完全統合する通信システム「COM P1 GS」
「GSラリーカーボン」は、革新的な通信システム「BMW ConnectedRide COM P1 GS」を装着することで、ライディング体験をさらに豊かなものにできる。
この通信システムは、GSヘルメットシリーズに完璧に統合されるよう設計されており、後付け感のないスマートな外観を実現。操作はハンドルバーのマルチコントローラーで行うため、ライダーはハンドルから手を離すことなく、安全かつ直感的に全ての機能をコントロールできる。
バッテリーとメインユニットはヘルメット後部のカバー下に、2つのアンテナはヘルメットシェル内に見えないように内蔵され、デザイン性と保護性能を両立。まさに、堅牢性、直感的な操作性、そしてコネクティビティ機能とのシームレスな統合を求めるGSライダーのニーズに応えるシステムだ。
通信規格には「Mesh 2.0」を採用し、最適化されたノイズ抑制機能と第2世代HDスピーカーにより、クリアで高品質な音声通話や音楽再生を可能にしている。
日本への導入時期は未定だ。
GS Rallye Carbon helmet(GSラリーカーボンヘルメット)の主な仕様
・色:ブラック、カラマ、リマ、ナスカ、トラモンターナ、トロフィー
・サイズ:54/55、56/57、58/59、60/61、62/63、64
・シェル素材:カーボンファイバー強化プラスチック/アラミド繊維、M-Forge™カーボン
・内装:MIPS Integra TXを備えた高品質素材
Calama(カラマ)
Black(ブラック)
Lima(リマ)
Nasca(ナスカ)
Tramontana(トラモンターナ)
Trophy(トロフィー)
シールドカラー
BMW ConnectedRide COM P1 GSの主な仕様
・寸法:パネル48x91mm/本体85×48mm
・重量:144g
・色:ブラック
・稼働時間(連続メッシュ使用時):最大8時間
・稼働時間(通常使用時):最大12時間 (メッシュ/電話/音楽を30%使用)
・稼働時間(低使用時):最大16時間 (メッシュ/電話/メディアを5%使用)
・充電:標準USB-Cポート経由
・充電時間:約1時間で100%充電(高出力充電器使用時)
・保護等級:IP6x
・メッシュ通信範囲:最大1.5km(理想条件下)
・メッシュ通信範囲(通常時):約800m(最大5人のグループで最長4kmまで拡張可能)
・管理・アップデート:BMW ConnectedRideアプリ経由
・同梱品:BMW ConnectedRide COM P1 GSシステム本体、取り付け用部材一式、TX5ドライバー
この記事にいいねする