
以前より発表が囁かれていたSHOEIの新型フルフェイス「ワイバーン」がいよいよアンベールされた。正式名称は「WYVERN 0(ワイバーン ゼロ)」となり、ソリッドでは「ホワイト」「パールブラック」「マットブラック」「マットスレートグレー」「アンスラサイトメタリック」「チョークグレー」の6色を展開。価格は¥59,400(税込)で2025年9月(Sサイズのみ10月)に発売となる。
SHOEIの最新技術により生まれ変わった“新たなる”ワイバーン
1997年に登場した初代「ワイバーン」は、その独特なフォルムとアウトローなイメージで一躍ライダーを虜にした。その後2003年には「ワイバーンⅡ」としてリニューアルし、長きに渡り多くのライダーから支持を獲得。惜しまれつつも廃番となり、14年あまりが経過していた。
そして今回、満を持して「ワイバーン」が復刻。しかも、当ウェブで予想していた「ワイバーンⅢ」との名称ではなく、「ワイバーン 0(ゼロ)」として蘇ったのだ。「ワイバーン」シリーズの原点追及として“0”を掲げ、シャープなチンバーデザインと起伏を抑えたシェル形状を採用。スタイリッシュに進化しつつ、しっかりと「ワイバーン」だということを主張するデザインである。
「SHOEI NEO CLASSIC LINE」のひとつとしてラインナップされ、同シリーズの中でもひと際異彩を放つフルフェイスに仕上がった。
クラシカルなデザインと機能性を両立
ロアエアインテークから取り込まれた走行風は、シールド内側に導入されデフロスターとして機能。シールドの曇りを取り除く。チンバー左右に設けられた3か所のスリットはかつての「ワイバーン」を彷彿とさせるだけでなく、頬部の熱気を排出するロアエアアウトレットとしての機能も装備。頬部にフィットし熱気のこもりやすいチークパッド部分から、チンバー内部に設けられたエアルートを通り、頬部の熱気を排出する。
また、アッパーエアインテークとトップエアアウトレットは、自社大型風洞実験設備での検証を重ね、「WYVERN 0」のデザインを引き立てながらもベンチレーション性能を追求した形状に。
ロアインテークの開閉シャッターは「ワイバーン」のアイコニックなフォルムを再現するため、内部に装備している。シールドはCWR-Fを採用することでクリアな視界とシャープなフォルムを叶え、センターロックシステムによってシールド開閉操作時のたわみを抑え操作性を向上。シールドとウィンドウビーディング(窓ゴム)の密着性を高めることにも成功した。そしてボーテックスジェネレーターを装備することで、風切り音といったノイズ対策も万全である。
耳元には音の侵入を防ぐイヤーパッドを装備。内装はソフトな被り心地と走行時の快適性を両立し、音の侵入を防ぐ構造とした。
伝統的なデザインと最新の技術を両立することに成功した「WYVERN 0」。9月の発売が待ち遠しい。
WYVERN 0 詳細
・価格:¥59,400(税込)
・発売日:2025年9月(Sサイズのみ10月)
・規格:JIS規格
・サイズ:S(55cm),M(57cm),L(59cm),XL(61cm),XXL(63cm)
・カラー:ホワイト、パールブラック、マットブラック、マットスレートグレー、アンスラサイトメタリック、チョークグレー
・構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber)※強靭なガラス繊維と3次元形状とした有機繊維の複合積層構造を基に、高い弾性性能を持つ高性能有機繊維をプラス、軽量でありながらも剛性弾性に優れる高性能なシェル構造。
・付属品:布袋、ブレスガード、チンカーテン、SHOEI ロゴステッカー、防曇シート、シリコンオイル、スペア防曇シート用ピン
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あごのしゃくれ具合が
四輪の社外品ホイールで人気のあった「ヘッド40」とか「OZラリーレーシング」とかも復刻したのだが、どちらも「コレジャナイ」感があったが、これもそうだね。
デザイン変えるのなら「復刻」の意味が無いんよ。昔のデザインそのままだからこそ「復刻」の意味があるんよ。
仰る通りです。 確かに選択肢も増え 有り難い事ですが これじゃない…。
無理やりアイポート大きくする必要無い。センターロックの共通シールド…残念…。 期待してただけに残念でならない。