
2025年5月30日、マフラーメーカーである「ヤマモトレーシング」がXへ投稿。同社が以前販売していたCB400SF/SB用の「センターアップフルエキゾーストマフラー」に関する内容をポストしていたので、思い切って代表の山本聖氏にその真意を聞いてみた!
CB400SF/SBで最もチャレンジングなマフラーと言える「スペックA プレミアムエディション フルエキゾーストマフラー」
CB400SF/SBで”最もチャレンジングなマフラー”は何か? そう考えた時に最も始めに思い浮かぶマフラーがある。ホンダ車で鈴鹿8耐や全日本ロードレースを戦ってきたヤマモトレーシングがラインナップするセンターアップタイプの「スペックA プレミアムエディション フルエキゾーストマフラー」だ。
通常アフターパーツのマフラーは純正のエキゾーストレイアウトを参考に開発されるのが主流で、フルエキゾーストマフラーであっても4-2-1もしくは4-1の車両右側にサイレンサーが来るレイアウトが採用されることがほとんど。
そんな常識を覆し、あえてセンターアップタイプを採用。シート下のインナーパネル取り払い、付属の専用バッテリーケースによるバッテリーの移設、小物入れを排除することでこの唯一無二のスタイルを実現した。残念ながら今では廃盤となってしまっているが、街中でこのスタイルのCB400SF/SBが走っていれば思わず2度見、3度見してしまうだろう。
ちなにみ今年3月に行われた大阪モーターサイクルショーでは、センターアップマフラーが装着されたCB1300SFの“公道走行可能モデル”が展示。さらに5月に行われたウェビックフェスティバル2025にも同一車両が出展されていた。
まさかの復刻生産も視野に...?
そんなセンターアップ2本出しマフラーについて、ヤマモトレーシングより気になるポストが。内容はこうだ。
「毎度です。08~13CB400SF 用のセンターアップマフラー。今でもお問い合わせを頂き有難いです!! でも、これでイキって復活させたら、売れなくて半泣きになるんでしょうね。笑」と投稿。そして「半泣きになるのが嫌なので復活はしませんが、本日もよろしくお願いいたします。」と締めくくっている。
「復活はしない」と明言しているものの、「復活させたら...」という一文が気になるところ。これは裏を返せば、“今でも生産は可能”ということが伺える。善は急げということで、直接ヤマモトレーシング代表の山本聖氏に投稿の真意を聞いてみた。
ウェビック:「山本さん、CB400のセンターアップマフラーをXに投稿していましたよね。あれは復刻を考えているということなのでしょうか? 個人的には是非復刻してほしいと思うマフラーのひとつなのですが...。」
山本聖氏:「あれな~。結構気合い入れて作ったんやけど、どうしても値段も高くなっちゃってさすがにお客さんの懐事情を考えるとなぁ...。」
ウェビック:「それでは、Webike+での反響を見てみませんか? それから考えても遅くないでしょう。」
山本聖氏:「ほなそうしようか。でも当時も税抜きで23万円やったけど、今作ったらもうちょっとすると思うで?」
...と、いうことで当メディアで今回取り上げることとなったのだ。この記事での反響次第では、復活の可能性も十分考えられるというわけ。
復刻と同時に“より”スペシャルな仕様に!?
もし復刻するならば適合となる年式は「CB400SF Revo(08-13)」。エキゾーストパイプはステンレスを使用した4-1-2のセンターアップレイアウト。2010年の二輪車排出ガス規制に適合したJMCA認定フルエキゾーストマフラー。バッテリー移設用アルミケースと各種マウント等を同梱する。
そんな既に廃盤となっているフルエキゾーストマフラーが復活となれば「どうせならもっとスペシャルな仕様になったらいいよね!」 と考えてしまうのが道理。個人的にはサイレンサーはチタンカバーにロゴをレーザー印字し、エンドだけ焼き色を付けたらさらに見た目のインパクトは増しそうである、といった妄想も捗るものだ。
どちらにしてもヤマモトレーシングは今後の反響次第で復刻生産を検討する予定。当メディアはCB400SF/SBオーナーからの熱いコメントをお待ちしている。
【スクープ?】ヤマモトレーシングはCB400SF/SB用センターアップフルエキを復活させたい!? 代表の山本聖氏にその心境を聞いた ギャラリーへ (5枚)この記事にいいねする