
気温も上がり始め、湿った空気も感じられるようになった昨今。バイク乗りには嬉しくない“梅雨”の到来が間近に迫っているが、今一度愛車の“バイクカバー”を見直してみてはいかがだろうか。今回は各社からラインナップしているバイクカバーを厳選し、“価格帯別”で紹介していきたい。
目次
機能性とコストパフォーマンスのバランスが◎! デイトナ:ブラックカバー ウォーターレジスタント ライト
バイク用品全般に明るいデイトナからは、耐水圧20000mmという高耐水を実現した「ブラックカバー ウォーターレジスタント ライト」シリーズがラインナップ。通気性を良好にするエアベント機構やマフラー接触位置に耐熱インナーを採用している。
やはり特徴としてはその耐水性で、一般的なバイクカバーの10から20倍の耐水生地を新たに開発したのだから驚き。さらに水が染み込みやすい縫製ラインの裏側から止水処理を施し水の浸入を徹底的に抑止してくれる。
サイズも豊富で大抵のオートバイに沿ったサイズを用意しているほか、「オフロード」や「ハーレーダビッドソン」用といった特殊な形状のバイクにも配慮。また「クイック」タイプも存在し、ファスナー式カバーが大きく開き、スペースが限られた狭い駐車場でも素早く脱着できるタイプも。
価格は¥7,000~¥13,000程度と充実な機能に比べてコストパフォーマンスが高い点が特徴だ。
とにかく“安さ”重視! ユニカー工業:バイクカバー タフター
続いてはバイクカバーの老舗とも言えるユニカー工業の「バイクカバー タフター」シリーズ。バイクカバーとしての必要十分な機能を備えつつ、なんといってもその圧倒的低コストが魅力だ。価格帯はなんと¥1,000~¥3,000と最も気軽に購入できるバイクカバーのひとつである。
品質は薄手生地のポリエステルタフターを採用し、フロントカギ穴付き、風対策用のひもがついているのみと必要最低限であるが、屋根付きで横雨の侵入を防ぎたいなどの使い方であれば十二分だろう。
絶対に愛車を守る最強のバイクカバー! REIT:匠バイクカバーVer.2
レイト商会から販売中の「匠バイクカバーVer.2」は、いわゆる“高級バイクカバー”の一種。バイクカバーのトップブランドとして高い支持を集めている匠バイクカバーがリニューアルされ、Ver.2としてパワーアップしたのだ。
特徴は独自の二重構造で、カバー外側にはガンメタポリエステルOX250デニールを、内側前方上部にはポリエステルパンレース、内側後方にはブラックブロードを採用するなど、内と外を合わせて3種類の素材で構成されている。
アウターはガンメタコーティングを施すことで紫外線による劣化を防ぎ、浸水の軽減と接合部の縫製強度アップのため二重縫製。インナーはバイクへの擦れキズ軽減と耐熱性の高い素材を各パートごとに使用したりと、とにかくあらゆる面から愛車を守ってくれるのだ。
もちろん価格もそれなりで、サイズ別に¥30,000台~¥40,000台後半である。
特殊裁断技術で雨濡れの心配が少ない! 平山産業:バイクカバー 絆
平山産業の「バイクカバー 絆」は、特殊裁断により縫い目が少ない点が特徴。そのため雨水が流れに沿うように下方に落ちるため雨濡れの心配が少ない点が大きなメリットである。材質は厚手シルバーオックス アクリル樹脂加工 撥水・防水布を採用し、防水性と耐久性も十分だ。
このような雨対策はもちろん、ベルト+ストッパーによる風対策、前後大型ロック対応の盗難対策、ベンチレーション機能による結露対策など機能性も充実するオールラウンダーでもある。その割には¥6,000~¥10,000程度とフレンドリーな価格帯が嬉しい。
デザイン・機能・価格、全てにおいてハイレベル! カエディア:ウェザーシールド バイクカバー
最後はスマホホルダーなどで知る人も多いカエディアの「ウェザーシールド バイクカバー」シリーズ。このバイクカバー、とにかく“デザインがカッコいい”ことが最大の特徴なのだが、機能性やコストパフォーマンスにも優れた死角がないカバーである。
材質はオックスフォード300Dを採用し、雨や埃、紫外線に対応。シンプルな一層構造により、可能な限り軽量化が図られている。前方左右ミラー位置には通気ダクトを配置し、内部の通気性も確保。縫い目には二重縫製を採用し、裏面にはシームテープを使用することで水の侵入をカットした。バイクカバー本体にはセキュリティ警告文を印字し、視覚的な威嚇効果によって防犯性も高めている。
そして価格だが、このデザイン、機能で全サイズ¥5,000前後と非常にコストパフォーマンスに優れているのだ。
まとめ
ライダーによってバイクを停めている環境が異なるため、愛車にあったバイクカバーは十人十色。機能や価格もピンキリで選択肢も非常に多いので、自分にとっての“最高のバイクカバー”を見つけることは意外にも難しい。
今回の記事で少しでもバイクカバー選びの参考になるのであれば幸いである。ぜひ本格的な梅雨に突入する前に準備を整えていただきたい。
梅雨入り前の最終チェック! 1000円台から選べる価格帯別バイクカバー5選 ギャラリーへ (5枚)この記事にいいねする