
2025年5月17日(土)に「モビリティリゾートもてぎ」にて開催された「ウェビックフェスティバル2025」。モーターサイクルショーでも話題となったスマートヘルメットブレーキライト「Brake Free(ブレーキフリー)」がブース出展してくれたので、「Brake Free」の凄さを体感してみたぞ!
6軸センサーで前後の動きだけに反応! 視認性が上がるBrake Freeが“凄いワケ”とは?
東京モーターサイクルショーで初登場して以来、たちまち大きな話題を呼んだ「Brake Free」。当メディアでも数回に渡って紹介しているが、今回は「ウェビックフェスティバル2025」に出展してもらったので取材を試みた。
応じてくれたのは「Brake Free」の輸入販売を手掛けるADELIC商事株式会社CEOのイリッチ・デニス氏、並びに執行役員のイリッチ・ブッキー氏だ。まず「Brake Free」の大きな特徴としては“センサーによってランプが明滅”する点。バイクと配線を繋ぐことがないので自然とセンサーが必要になるのだが、このセンサーが凄い。
ただ動くだけでランプが明滅してしまうのであれば、ライダーは“頭をまったく動かしてはいけない”ことになってしまう。そうでなくとも、路面ギャップや重心移動によってバイクは上下運動も常に行っているものだ。しかし「Brake Free」はしっかりと前後の動きだけに反応してランプが明滅してくれる。その秘密が独自のワイヤレスブレーキ検知技術であり、6軸を感知するジャイロメーターと加速度センサーを組み合わせた高性能アルゴリズムの成せる技術なのだ。
実際にデニス氏が「Brake Free」を装着したヘルメットを持って上下に振ってみたが、たしかにランプは反応しない。ところが前に押し出して“ピタッ”と止めたところ、しっかりとランプが点灯してくれるのである。しかもその止まる勢いが強い場合はエマージェンシーストップシグナル(緊急停止信号)が発動し、ただの点灯ではなく“点滅”に自動変換された。これならより後続車へ強くアピールができ、追突事故のリスクを格段に下げてくれるだろう。
実は筆者は毎日バイク通勤をしているのだが、街中でも「Brake Free」を見かける機会が増えてきている。通常時よりも視認性が高いのはもちろんだが、それよりもヘルメットの後方が光っているというインパクトが大きい。「Brake Free」の一番のメリットは、とにかく周りに“自分を認知させる”ことなのかもしれない。多くの車両が行き交う街中で特に大きな効果を発揮してくれるはずだ。
そんな「Brake Free」は現在ウェビックでも取り扱い中。是非街中などで“認知”してもらい、より安全なバイクライフを送っていただきたい。
Brake Free 詳細
・価格:¥29,980(税込)
・カラー:ホワイト/ブラック
・バッテリー情報: 3350mAh 18650 リチウムイオンセル
・使用時間: ライディング条件やライトモードにより8~12時間
・動作温度範囲: -40°C ~ 60°C(-40°F ~ 140°F)
・充電温度範囲: 0°C ~ 45°C(32°F ~ 113°F)
・充電ポート: USB-C
・充電速度: 最大1.6アンペア
・ライト: 100個のLED、120°の視認角度
・重量: 200グラム
・寸法: 幅184mm、高さ84mm、厚さ30~40mm
・防水性能: IP65
・マウント接着剤: 高性能3M VHB両面接着剤
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