【PR】AKEEYO 文:栗田晃

スマートフォンの地図アプリをバイクナビとして使用するライダーが増加し、2010年代後半からApple CarPlayやAndroid Autoの認知度向上とともに普及したスマートモニター。機能向上にともないデリケートさが増したスマホをバイクに取り付けずに済むメリットに加えて、時代とともにスマートモニター自体も進化している。そんな中、今もっとも高機能かつ扱いやすい製品として注目を集めているのがAKEEYO AIO-6MAXとAIO-6 LTEの2機種である。

バイク用ナビゲーションとスマートモニターの違いを再確認

最近はTFTメーターを純正採用する車種が多く、アドベンチャーモデルではスマートモニターを追加装着しても違和感がない。

スマートモニターがApple CarPlayやAndroid Autoと連携して地図を初めとしたスマホアプリを表示することで、スマートフォンをバイクに取り付ける必要がなくなる。

バイク用でも自動車用でも、ナビゲーションシステムに取って代わるアクセサリーとなったスマートモニター。本体に地図データを内蔵するナビに対して、スマートモニターには地図データがなく、スマートフォンのデータを表示するモニタである点が両者の相違点となる。
わざわざスマホの内容を表示するなら、スマホホルダーを使ってスマホ自体をバイクにマウントしておけば良いというライダーもいるだろう。
だが、バイクが発生する高周波振動がスマホカメラに与える影響がクローズアップされるようになって以降、スマホホルダーの衝撃吸収機能とともにスマートモニターへの注目度も高まってきた。
スマートモニターには
1.ライディングウェアやツーリングバッグにスマホを収納したまま各種アプリを操作できることでスマホ保護に有効で、不測の落下破損も防止できる
2.スマホのモニターを消しておけるのでバッテリー消費を軽減できる
3.Apple CarPlayやAndroid Autoによりスマホ内のアプリを表示、操作できる
4.ナビゲーションを持たない分価格を抑えられる
5.スマホの地図アプリを使用するため常に最新の地図が使用できる

など、従来のナビゲーションとは異なるメリットがある。
その一方で
1.スマホと連携しないと地図やアプリが表示できない
2.スマホとスマートモニターの接続に時間が掛かることがある

といった、ナビゲーション専用機とは異なる側面もある。
ただスマートモニターは、自動車用のオーディオディスプレイとともにユーザー数を増やしているのは間違いのない事実である。

AKEEYO AIO-6シリーズとは

自動車やバイク用アフターマーケットブランドとして2016年に創業したAKEEYOのAIO-6シリーズは、従来モデルのAIO-5の機能を大きく上回る新製品である。
日中の走行でも視認性に優れた2000ニト(モニターの輝度の単位)のIPSモニターは大きな6インチで、オフロード走行や雨天時のツーリングでも安心して使えるIP69の防水防塵性能を備えている。
スマホのOSがiOSならApple CarPlay、AndroidならAndroid Autoと接続することで地図アプリはもちろん、インカムなどを装備すれば無線でスマホの音楽アプリを使用することも電話や通話アプリの使用も可能。アプリを切り替える際にモニターの動きがぎこちないとストレスを感じるが、60FPSのリフレッシュレートにより画面の遷移はスムーズ。
地図の表示はスマホアプリを使用するが、AIO-6本体にもGPSが内蔵されているため走行中の速度や標高、走行距離や走行軌跡を表示記録でき、さらにモーションセンサーによってコーナリング中のバイクのバンク角まで表示できる。
つまり、スマホのモニターとしてのミラーリング機能に加えて、本体にも多彩で魅力的な機能を搭載しているのがAIO-6 の特徴である。

【AKEEYO AIO-6 LTE 99,000円】
大型6インチIPSモニター本体と固定マウント、2分割の電源コードからなる標準キット。パイプクランプ部は付属のアダプターによりφ22~32mmに対応し、ボールジョイントを介した本体背面アタッチメント部に内蔵されたダンパーにより車体からの振動を吸収する。
本体サイズ:
161×90.5×22mm
重量:365g
AKEEYO AIO-6公式サイトはこちら
https://www.akeeyo.co.jp/pages/aio-6

AIO-6 LTEのSIMカードは本体側面のスロットにセットする。本体に内蔵メモリがあり、別途マイクロSDカードを追加すれば記録容量をアップできる。

本体背面アタッチメント部を固定する4ヶ所のビスの根元に見える茶色のリングが車体の振動を吸収するダンパー。減衰力は高めでモニターが不快に震えることはない。

本体上部に4つのボタンがあるが、ほぼすべての操作はタッチパネルから行う。モニターのリフレッシュレートは60FPSで動きのカクカク感は全くない。

電源プラグはUSB-Cに似た形状だが、差込部に防水シールが組み込まれている専用品。容易に取り外されないよう、各部のビスはトルクスを使用する。

業界初の4G通信機能でいつでもどこでも愛車を見守り

AIO-6 LTEを装着したバイクに振動や衝撃が加わるとスマホにインストールしたCHIGEE GOに通知が届き、オプションの前後カメラを装着していれば映像も記録される。防犯カメラとして大いに魅力的だ。

上記は既存製品のブラッシュアップと言うこともできるが、AIO-6 LTEのエポックメイクは本体内に搭載した専用SIMカードにより、専用アプリCHIGEE GOをインストールした自分のスマホといつでも繋がることができる「業界初の4G通信機能」を実現したこと。
この画期的な機能には以下のメリットがある。
●リアルタイム位置追跡と盗難防止
AIO-6 LTEユーザーは、CHIGEE GOによっていつでも愛車の位置情報を知ることができる。この機能により万が一バイクが盗難やいたずらに遭遇した際には、AIO-6 LTEのセンサーが振動や衝撃を感知したと同時にスマホに通知が届く。また保管場所から不正に移動した際は、地図上で現在位置を追跡することもできる。
さらにオプションの前後カメラを装着してあれば、バイクに加わる振動や衝撃によって自動的にカメラが起動してCHIGEE GOに盗難(未遂を含む)時の映像情報が記録される。
このセキュリティ機能は自宅やガレージでの保管時はもちろん、ツーリング先のホテルの駐車場や観光地の駐輪場など、不特定多数の目に触れる場所にバイクを置いて離れる際にも大きな安心材料となる。
●駐車位置の把握
愛車の現在地が分かることで、駐車場所を見失いがちな大型ショッピングモールや観光地の駐車場などで迷わず愛車の元にたどり着くことができる。
●万が一の際に心強い救急要請機能
スマートモニターに限らず、すべてのバイク用アクセサリーの中で画期的なのが救急要請機能だ。
人気のないワインディングや林道などで、目撃者がいない状況で事故やアクシデントに遭遇してバイクが転倒してライダーが気を失ったり大きなケガをすると、必要な救助要請が行えず重大な事態に繋がる場合がある。
こうした状況でAIO-6 LTEの画面にカウントダウンウィンドウが表示され、これを1分以内に手動で閉じないと、あらかじめ設定した緊急連絡先に救助要請を行う。
負傷した際に必ずしも自分でスマホを発信できるとは限らないことを思えば、ツーリングライダーにとって時に生死を分ける重要な機能となるはずだ。

AIO-6 LTEはモバイルデータ回線を使って自律的に通信を行うため、スマートフォンと同様に月々の通信費用を支払う必要がある。この機能が不要なユーザーは通信機能を持たないAIO-6 MAXも選択できる。
考え方は人それぞれだが、AIO-6の機能を最大限に活用するならAIO-6 LTEを選択するのが得策と言えるだろう。

不幸にして愛車が持ち去られた場合でも、振動や衝撃で位置追跡モードが起動すると地図上で現在位置を把握でき、愛車の早期発見に役立つ。

直観的に操作できる6インチの大画面と豊富なライディングモード

地図表示はもちろん、多機能メーターとしても役立つAIO-6 LTE。

Apple CarPlayやAndroid Autoによる地図を筆頭としたスマホ機能のミラーリングとともに、本体内蔵のライディングモードが豊富な点もAIO-6の魅力のひとつ。
GPSを搭載したAIO-6は時計や速度表示ができるのはもちろん、位置情報を利用した日の入り時間や天気予報、バッテリー電圧や車体のバンク角、オプションのタイヤ空気圧センサーを利用した空気圧など多様な情報を表示することができる。
またオプションの前後カメラを装着することで、走行時のバックモニターとして活用できる。このカメラにはHDR(ハイダイナミックレンジ)技術が搭載されており、明暗差が大きなトンネルや夜間でも後続車の映像を明瞭に捉えることができ、安全運転の大きな助けになる。
ライダーがそうした情報を瞬時に判断する上でも、大型の6インチモニターが大いに能力を発揮する。

AIO-6 LTEとスマートフォンが連携するとApple CarPlayまたはAndroid Autoの画面が表示される(画像はApple CarPlayの例)。表示アプリはApple CarPlayやAndroid Autoに依存し、スマホにインストールしているすべてのアプリが使えるわけではない。

スマホを地図代わりにしているライダーが最も利用するのがこの画面だろう。走行中にいじることはないだろうが、走行中に縮尺変更や行き先選択が可能か否かは地図アプリの仕様によって異なる。

中央に速度、左右にタイヤ空気圧と日の入り時刻、車体のバンク角を表示するモード。

ツーリング中のライダーにとって便利な気温や日の出、日の入り時間、天気予報表示モード。

高精度GPSによってバイクのバンク角表示と最大バンク角を表示できる。モニター下部でタイヤ空気圧とトリップメーター、バッテリー電圧が分かる。

スマホで使用しているストリーミングサービスも使用でき、インカムを装着していれば音楽を聴くこともできる。

機能は豊富だが取り付けは簡単

機能が多彩でも、取り付け作業に手間が掛かったり配線が難しいと手を出しづらいと考えるライダーもいるだろう。
だがAIO-6シリーズを車体をつなぐ電源配線はたったの3本で、その内訳はUSBソケットの取り付けと何ら変わりはない。
オプションの前後カメラを取り付ける際はカメラ用配線の取り付けが必要だが、そのコネクターはあらかじめAIO-6の配線に含まれ、合いマークも付いているから、接続を誤ることはない。
またスマホとAIO-6の連携もスムーズで、初めて使用する際に一度ペアリングを行えば、次回以降はバイクのイグニッションキーをオンにしてAIO-6が起動すれば、自動的にApple CarPlayまたはAndroid Autoの画面が表示されるのでストレスなく操作できる。

車体への配線は常時電源のバッテリープラスとマイナス、イグニッションキーオンで通電するアクセサリー電源の3本だけ。取り付け難易度はUSBソケット設置と同レベル。

3本の配線がまとまっているので、アクセサリー電源はバッテリー端子付近から分岐するのが良いだろう。黄色配線は端子が付いていないのでギボシ端子などを使って配線する。

バッテリー側のコードとAIO-6LTE側のコードを中間のコネクターでジョイントする。オプションのカメラを使用しない場合は2個のコネクターが余った状態になる。

多様な取り付けパターンが選択できる

AIO-6に同梱される固定マウントに加えて、オプションのクイックリリースマウントも使用できる。

固定マウントを使用した取り付けの一例。クランプ部アダプターを併用することでφ22~32mmのパイプ径に対応する。パイプにマウントできない車種には、オプションでバックミラーステーやステアリングコラムに装着できるブラケットが用意されている。

AIO-6をバイクに取り付ける際の標準仕様は、付属の固定クランプを使用してハンドルバーなどに固定するパターンだ。先述した監視や追跡機能を利用するにはAIO-6 LTEを常時バイクに取り付けておかなければならないため、これがデフォルトとなっている。
ただ高機能なAIO-6を付けっぱなしにするのが心配、また通信機能を持たないAIO-6 MAXユーザーの中で任意に着脱したい場合は、たった1秒で着脱できるオプションのクイックリリースベースが用意されている。
またBMW Nav Prep対応車種ユーザー向けには、ハンドル左のジョグコントロールダイヤルでナビ操作が可能になるBMWクイックリリースモジュールもオプションとして用意されている。
二種類のクイックリリースは配線コネクターもモジュール化されており、AIO-6を装着すると同時に電気的な接続も完了する点もスマートだ。

AIO-6背面に固定する部品とクランプ側に固定する部品の2ピースからなるオプションのクイックリリース。コネクター部分は防水シールが組み込まれており、わずか1秒で着脱できる。

クイックリリースを使ってもAIO-6LTEの操作性に何ら影響はない。付属の特殊ドライバーでリリースボタンをロックでき、固定マウントと同等の使い方もできる。なお降車時にAIO-6LTEを取り外すと遠隔監視システムは機能しなくなるので要注意。

BMWクイックリリースモジュールはBMW純正のNav Prepに対応し、AIO-6を違和感なくスマートに装着できる。

左ハンドルグリップのダイヤルコントローラーでAIO-6を操作できる。

機能を拡張する豊富なオプション群も魅力

前後カメラやクイックリリースマウントなどのオプションも充実。

前後カメラや空気圧モニター、ワイヤレスリモコンがAIO-6の使い勝手をさらに向上させる。

ハイスペックな基本機能に加えて、AIO-6には充実したオプションも揃っている。
ツーリングライダーのみならず街乗り専門ユーザーにとっても必須なのが前後カメラだろう。HDRを搭載した1080P・55fpsのカメラはドライブレコーダーとして走行中の様子を記録するとともに、AIO-6 LTEユーザーにとっては防犯カメラとしても機能する。
すでに別のドライブレコーダーを装着しているライダーにとっては役目が重複することになるが、位置追跡と盗難防止ができる点ではこちらに集約するのが賢明だろう。
走行中のタイヤの空気圧を測定し、AIO-6のモニターにリアルタイムで表示させる空気圧センサーも、バイクの操縦性を左右する空気圧管理に役立つアイテムだ。
さらにワイヤレスリモコンを使用すれば、走行中のハンドルから手を離すことなくAIO-6の機能を切り替えることが可能。
先に紹介したクイックリリースも、ユーザーによっては見逃せないオプションとなるだろう。

フロントカメラ装着例。

リヤカメラ装着例。

走行後に録画ファイルを再生確認できる上に、走行中のリアル画像を映し出すこともできる。

エアーバルブキャップと交換するだけでタイヤのコンディションが分かる空気圧モニター。

グリップ近くにワイヤレスリモコンを取り付けておけば、ハンドルから手を離すことなくAIO-6を操作できる。

AIO-6はライディングに新体験をもたらす革新のスマートモニターだ

単にスマホの地図を表示するだけでなく、単体でもライダーに有益な情報やデータを表示できるのがAIO-6の特徴だ。かつてない有能なサポートデバイスと言って過言ではない。

ハンドル周辺にスマホをマウントしてナビ代わりにしていると「今さらスマートモニターを付ける必要はないのでは?」と思うライダーもいるだろう。
スマートモニターも機能や価格が様々で、なかにはApple CarPlayやAndroid Autoのミラーリングだけに機能を限定した製品もある。
だがAIO-6にはスマホと連携しなくてもできる機能が豊富にあり、業界初の4G通信機能を搭載したAIO-6 LTEの位置追跡と盗難防止機能はさらに大きな付加価値となる。
快適なライディングに加えて安全と安心をもたらすAIO-6シリーズは、スマートモニターの常識を覆す革新的な製品であることを疑う余地はないだろう。

AKEEYO AIO-6公式サイトはこちら

https://www.akeeyo.co.jp/pages/aio-6

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    業界初の4G対応で楽天を除く3キャリアが対応し、nanoSim使用でeSimは非対応っぽいところまでは読み取れましたが、山間部も走ることを考えると対応バンドも知りたいです。
    webikeで正式に取り扱いが開始してから問合せれば良い話ですが。

    あと公式サイトに書いてある本機のみで4G対応を継続するために、通信料チャージでも自前のPOVOや日本通信のデータ専用SIMを使ったとしても年間で米50ドルが必要になる点が書いてないように見えます。
    買い切りと誤解して購入し、憤慨するライダーが産まれる原因になりませんか。

    個人的にランニングコストが電気のみなAirTagやPebblebeeと「位置追跡と盗難防止機能」は競合しそうなので積む前に知れたら良かった。

  2. 匿名 より:

    LTEモデルを先行予約で購入していますが、LTEモデルは事前のメーカ説明が足らずに少し騒動になりました。
    LTEモデルはSIMが同封されていますが、特典の無料期間を過ぎると年間で5GB容量しかないのに7000円と高額です。
    しかも各自で用意したSIMを使用する場合でも、LTEの売りである機能を使うには別途サービス料を払い続ける必要があります。
    これらの説明が事前で行われなかったため、LTEモデルからMaxモデルへの変更を促す案内も出されています。

    ちなみに自分用意のSIMは、Band1/3/19対応との事。ほぼDoCoMo系用です。
    APN設定項目はあるとのことなのでMVMOのSIMでも大丈夫かなと思いました。

    メーカのFAQには新情報が更新され続けていますので詳細はそちらで確認ください。

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