圧倒的“重さ”で微振動を抹消！？ デイトナの「超ヘビーウエイトバーエンド」をドゥカティ「ストリートファイター V4S」でレビューしてみた
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先日デイトナより新発売された「超ヘビーウエイトバーエンド」。その名の通り“めちゃくちゃ重い”バーエンドウェイトなのだが、今回はハイパワーゆえに振動も大きいドゥカティ「ストリートファイター V4S」に装着してみたので実際に乗った感想をお伝えしたい。
目次
圧倒的な“重さ”で微振動を軽減させる「超ヘビーウエイトバーエンド」
デイトナより新登場した「超ヘビーウエイトバーエンド」！ 車種別で6種類がラインナップしている
ライダーであれば切っても切れないモノといえば“振動”。その大きさはバイクによって異なるものの、高回転で長時間ハンドルを握らなければならない高速道路などでは、その振動で手が痺れ、余分に疲れてしまうことも少なくない。「バイクは不便を楽しむものだ…！」という意見にも同意ではあるが、少しでも快適にワインディングや景色を楽しみたいと感じているのは自分だけではないはず。
そんなバイクからの微振動でストレスを感じるライダーにうってつけなのがこの「超ヘビーウエイトバーエンド」！ 名前の通り最重量クラスのバーエンドウェイトで、真鍮製という、極限まで“重さ”を追求したウェイトだ。
しかも嬉しいことに「ホンダ」「ヤマハ」「スズキ」「カワサキ」と国産各社用に6種類のタイプを用意しており、多くの車種に適合する点が魅力である。それぞれ若干重さが異なるものの、片側だけでなんと370g～455gの重量がある(純正は200g程度が平均)ので、まごうことなき超ヘビーウェイトなのだ。
「超ヘビーウエイトバーエンド」を持ってみると“ずっしり”と重い。何名かに実際持ってもらったが、全員「重っ！」というリアクションだった
6種類中3種類を比較。主にボルト径が異なっているが、全てに共通している点は「重い」ということ
カワサキのZ900RSの純正ウェイトを計量。ノーマルは258gだが･･･
「超ヘビーウエイトバーエンド KAWASAKI車」は379g！ 真鍮製なので100g以上も重い
実際にZ900RSへ装着。デザイン自体はシンプルながら高級感を演出しているので悪目立ちしない
ダックス125にも装着してみた。元々メッキで軽めのウェイトだったので、「超ヘビー」に変更すると取り回しの段階で大きな変化が感じ取れる
車種別なのでスムーズに装着可能。自身のバイクのバーエンド径を確認してから購入しよう
「そこまでバーエンドを重くしてなんのメリットがあるの？」と思うライダーもいるかと思うが、実はこれがめちゃくちゃある。バーエンドウェイトには主に「ハンドル先端の保護」「操作性の向上」などの利点があり、中でも重要なのが“振動の軽減”。ウェイトが重ければ重いだけ振動を打ち消し、ハンドルを握る手が痺れにくくなったり疲れにくくなるという恩恵があるのだ。
そんな超ヘビーウェイトを、今回はあえて振動が大きいドゥカティの「ストリートファイター V4S」で試してみる。純正のバーエンドウェイトでは振動が大きすぎて「手が疲れてしまう&ミラーがブレすぎて後方確認がしづらい」という“最強クラスの振動”を持つバイクで、“最強のバーエンドウェイト”は果たして効果を発揮するのか！？
超ヘビーなウェイトは超大振動の「V4S」を抑えられるか！？
ドゥカティ「ストリートファイター V4S」へ装着！ 外観的には驚くほど違和感がない
最強の“矛”と最強の“盾”。相反する2つのものが同時に存在することはありえない、という状況を表していることから“矛盾”の語源とも言われるが、今回のレビューではまさにそれを体現することになる。
高回転型のエンジンである「ストリートファイター V4S」は、一般公道でも10000回転付近まですぐに到達してしまう特性を持つ。加えて1000cc以上のV4エンジンを搭載するモンスターマシンということもあり、もちろん振動が小さいわけがない。実際に純正のバーエンドウェイトで試乗すると、やはり想像通りに振動が大きく、すぐ手の平が痺れてしまった。加えてその振動の大きさゆえに、ミラーがブルブルと震えて高回転になればなるほど後方確認が困難となってしまう。スピードという点で最強のマシンだが、振動も最強レベルである。
そして実際に「超ヘビーウエイトバーエンド」を取り付けて走行してみた。するとバイク自体の振動はもちろん変わらないが、ハンドルへの微振動が明らかに小さくなったことを実感。体感としては2～3割ほど振動が軽減し、乗車時のストレスが少なくなることで余裕が生まれた。今回は長時間のツーリングで使用したわけではないが、間違いなく掌への負担が軽減されることが分かる。
「超ヘビーウエイトバーエンド」を装着して走行すると、微振動が抑えられていることが如実に実感できた！ とりわけコーナーよりもストレートで体感しやすい
さらに問題だった“ミラーのブレ”も多少抑えられ、後方が見やすくなったことも振動が少なくなっている証拠。最強クラスの振動を持つ「ストリートファイター V4S」でこの効果、国産はもとより、多くの海外車でも効果を実感できるだろう。
振動も抑えられてデザインも◎！ 操作感のクイックさは少し損なわれてしまうが、微振動が小さくなるメリットの方が個人的には大きいと感じる
「バイクの振動が辛くて乗るのが億劫･･･」「長距離のツーリングが苦行･･･」といったライダーに、まずは一度デイトナの「超ヘビーウエイトバーエンド」を試してみていただきたい。確実に微振動を抑え、快適なツーリングの手助けをしてくれるはずだ。
バイクの振動に悩んでいた全てのライダーにオススメできる“超ヘビー”なバーエンドウェイトだった！
超ヘビーウエイトバーエンド 詳細
超ヘビーウエイトバーエンド HONDA車
・価格：￥8,800(税込)
・商品番号：61555
・タイプ：HONDA車
・サイズ：M6
・片側重量：400g
・参考適合車種：PCX160（'21〜'25）/PCX150（'18〜'20）/PCX125（'18〜'25）/ADV150（'20〜'22）/GROM（'13〜'24）/LEAD125（'13〜'22）/Dax125（'23）/モンキー125（'22）/ハンターカブ（'20〜'23）/クロスカブ110（'18〜'22） など
超ヘビーウエイトバーエンド HONDA車
超ヘビーウエイトバーエンド YAMAHA車(1)
・価格：￥8,800(税込)
・商品番号：49823
・タイプ：YAMAHA車
・サイズ：M6
・片側重量：384g
・参考適合車種：YZF-R3（'15〜'22）/MT-03（'16〜'22）/YZF-R25（'15〜'22）/MT-25（'16〜'22）/N-MAX155（'17〜'20）など
超ヘビーウエイトバーエンド YAMAHA車
超ヘビーウエイトバーエンド YAMAHA車(2)
・価格：￥9,350(税込)
・商品番号：61557
・タイプ：YAMAHA車
・サイズ：M16
・片側重量：455g
・参考適合車種：MT-09/SP（'14〜'20）/XSR900（'16〜'21）/MT-07（'14〜'21）/XSR700（'18〜'21）など
超ヘビーウエイトバーエンド YAMAHA車
超ヘビーウエイトバーエンド SUZUKI車/汎用ハンドル(1)
・価格：￥9,900(税込)
・商品番号：61559
・タイプ：SUZUKI車/汎用ハンドル
・サイズ：内径Φ17～Φ19
・片側重量：455g
・参考適合車種：GB350/S（'21～'22）/KATANA（'19～'21）/V-STROM650（'17～'21）/Ninja ZX-4R（'24）/ジクサー150（'17～'22）など
超ヘビーウエイトバーエンド SUZUKI車/汎用ハンドル
超ヘビーウエイトバーエンド SUZUKI車/汎用ハンドル(2)
・価格：￥9,900(税込)
・商品番号：61561
・タイプ：SUZUKI車/汎用ハンドル
・サイズ：内径Φ15～Φ17
・片側重量：435g
・適合：汎用
超ヘビーウエイトバーエンド SUZUKI車/汎用ハンドル
超ヘビーウエイトバーエンド KAWASAKI車
・価格：￥8,800(税込)
・商品番号：49816
・タイプ：KAWASAKI車
・サイズ：M8
・片側重量：370g
・参考適合車種：ZRX1200DAEG（'09〜'16）/Z900RS/CAFE（'18〜'25）/ELIMINATOR/SE（'24〜'25）/Ninja ZX-4R（'24）/Ninja ZX-25R（'21〜'22）など
超ヘビーウエイトバーエンド KAWASAKI車
