話題のLOBOO製フォトクロミックシールドを実際に取り付け、その使用感までを詳しくレビューしていきます。
この製品、ボタンひとつでシールドの色が変化するという、まさに革命的なアイテム。従来のフォトクロミックシールドのように“紫外線を浴びて徐々に色が変わる”のではなく、任意のタイミングで瞬時に明暗を切り替えられるのが最大の特長です。
日差しが強い昼間でも、暗くなってくる夕方やトンネル内でもワンタッチで最適な視界が得られるため、ライダーには非常にありがたい存在です。

ただし、その革新性と引き換えに、構造は非常に繊細

取り付け時に力の加減を間違えると、中に内蔵された液晶が破損し、最悪の場合は一瞬で使用不能になるリスクもあります。
決して安い製品ではないので、取り扱いには十分注意が必要です。この記事をしっかり読んで、正しい取り付け方法を確認しましょう。

同梱物チェック

まずは箱を開封して、同梱物をチェックしていきます。

フォトクロミックシールド本体

パッケージ内容

・フォトクロミックシールド本体
・コントローラー(バッテリー内蔵)
・取り付け小物
・充電ケーブル(TYPE-C)
・取扱説明書(英語/中国語)

取り付け手順

早速取り付けてみましょう!

ヘルメットのシールドを外す

まずはヘルメットの既存シールドを丁寧に取り外し、位置合わせシートを貼ってフォトクロミックシールドの位置を決めておきます。

位置合わせシート

真ん中に合わせます

シールド内側の清掃

まずは、付属のウェットペーパーを使ってシールドの内側全体を優しく拭き取ります。特に汚れや皮脂などが付着している部分は、力を入れすぎないように注意しながら丁寧に汚れを落としてください。
次に、拭き取った部分に残った水分を、同梱のクロスで優しく押さえるようにして取り除きます。擦るのではなく、ポンポンと軽く当てるようにすると、シールドに傷をつける心配がありません。
その後、シールド表面に残っている微細なほこりや繊維くずは、付属のほこり取りシールで丁寧に取り除きましょう。この工程を丁寧に行うことで、仕上がりがよりクリアになり、装着後の視界にも影響しにくくなります。

ウェットペーパー

ほこり取り

フォトクロミックシールドの貼り付け

位置合わせシートに合わせながら慎重にセット。
一度貼り付けたあとに、位置調整などで剝がそうとすると液漏れの原因となります。この作業は慎重に行ってください
※コツとしては、フォトクロミックシールド側を無理に曲げず、ヘルメットシールド全体を広げるようなイメージで取り付けるとスムーズです。
片側だけを無理に押し込もうとすると、破損の恐れがあるので注意が必要です。

位置合わせシートに合わせながら貼り付け

両サイドを軽く押します

失敗例:力任せで外そうとすると…

貼り付け位置を再調整するために剥がそうとしたところ、力を加えすぎてコネクタ部分から液漏れになってしまいました。

液晶漏れ...

使えなくなる...

シールド内部の液晶層が破損し、画像のような状態になりました。 黒くにじんだような跡が残って、この状態では電気が通らず、シールドとしての機能を果たさなくなります。

※特に故障の元になりやすい、画像の赤枠部分の扱いには十分注意してください。

故障の元

剥離してしまいました

※シールドの縁部分は比較的弱いため、強く力を加えたり、無理に曲げたりすると接着部分が剥離し、液漏れの原因となる恐れがあります。
※丁寧に貼り付ければ破損することはほとんどありませんが、貼り直しのために位置を調整したり、一度でも剥がそうとすると破損のリスクが高まります。
※特に接続端子周辺は非常に繊細です。少しの力でも剥離しやすいため、慎重に作業を進めてください。
これらのポイントをしっかり守ることで、取り付け時の失敗リスクを大幅に下げることができます。
高価な製品を無駄にしないためにも、取り付け作業は焦らず、慎重に行いましょう!

動作チェック

・コントローラーをシールド外側の邪魔にならないところに貼り、端子を接続して動作確認をしましょう。
※接続端子を無理に引っ張ると故障の原因になるので、ご注意ください。

コントローラー貼り付け

取り付け例

シールドの外側に取り付け

1.電源オフの状態で、スイッチを短押しすると、シールドが一度点滅し「スマート調光モード」に入ります。
2.スマート調光モード中に、スイッチを1秒以上長押しすると、シールドが2回点滅し「手動モード」に切り替わります。
3.手動モード中に、スイッチを短押しすると、レンズの色をスモークとクリアに切り替えられます。
4.手動モード中に、スイッチを1秒以上長押しすると、シールドが一度点滅し「スマート調光モード」に戻ります。
5.静止状態が5分以上2時間未満続くと、シールドは自動的に「スリープモード」に入ります。
6.スリープモード中に振動を感知すると、自動的にスリープ前の状態に戻ります。
7.静止状態が2時間以上続くと、自動的に電源がオフになります。

オフの状態

オンの状態

ボタンの操作でシールドのカラーが変わることが確認できたら、取り付け作業は完了です。

実際に使ってみた

太陽光の下でテストしてみると……

クリア

スモーク

✅ ボタンを押すと一瞬でスモークに変化!
✅ 眩しさがかなり軽減され、しかも視界はクリアなまま
ツーリングはもちろん、朝と夜で視界環境がまったく違う通勤ライダーにとっても、このシールドはめちゃくちゃ便利!

まとめ

LOBOOのフォトクロミックシールドは、価格こそやや高めですが、その性能はそれ以上の価値があります。
取り付け時の注意点を守れば、ライディングが劇的に快適になるアイテムです。
この記事を参考に、慎重かつ確実に取り付けて、最高のライディングを楽しんでください!

【徹底インプレ】ワンタッチでシールド色が変化する革命! LOBOO「フォトクロミックシールド」を実際に試してみた ギャラリーへ (21枚)

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