2025年3月28日~3月30日に開催された東京モーターサイクルショー。ヨシムラブースでは大阪でも展示されていたカスタムZ1が再登場しており、話題となった“2重管構造”の「機械曲 ストレートチタンサイクロン 4-2-1」もお目見え。さらに、大阪では見られなかった「手曲ストレートチタンサイクロン 4-2-1 ”F-tuning”」のカットモデルも初披露されていた!

Z1用ストレートサイクロンの最高峰! 二重管構造のチタン製はヨシムラの本気を感じる

東京で展示されていたヨシムラカスタムがほどこされたZ1。多くの来場者から注目を浴びていた

手曲サイクロンの前に、大阪モーターサイクルショーで展示されていた機械曲サイクロンの簡単な説明をしたい。特徴としては4-1に見える外観ながら、その中身は4-2-1の180°集合設計という点。2重管構造となっており、見た目はクラシカルながら性能はトルク重視の出力特性を得ている。

分割式構造によりメンテナンス効率が向上している点や、マフラーレイアウトを再設定して深いバンク角を確保している点もポイント。さらにパイプはコニカルヘッダー構造を採用し、排気効率を向上させつつもパワー&トルク向上を図った。

展示車両に装着されていた機械曲サイクロン

よく見るとパイプ部分の太さが異なり、コニカルヘッダー式なことが分かる

そして今回初披露された”F-tuning”と名付けられた手曲に関しては、ヘッドパイプの太さは均一としつつも、内部を2重構造とすることでテーパー状に成型している。二重管構造を採用する事により、外観は手曲げパイプの美しさを損なうことなくコニカルヘッダーと同様の性能向上を果たした点が驚きだ。機械曲との大きな違いは、やはり外観的には均一に見えるという点だろう。

4-2-1集合を内部に仕込んでいる点は同様で、集合部の2本パイプ部分には適切な長さを確保。この2本パイプ部分を伝統的なストレートサイクロンのデザインの中に取り入れるため、新たに楕円断面のパイプを使った集合部を開発し、外観は一般的な4-1集合の様に見える4-2-1集合部を完成させた。

コチラが手曲のカットモデル! パイプが2重になっていることがわかる

4-1に見せつつも4-2-1であることの秘密はこの部分。非常に手間がかかる成形を職人の手作業で行うのだ

そして外観的に1番の変化としては、機械曲ではお馴染みの真っ赤な“ヨシムラプレート”が採用されているが、手曲ではプレスによる“浮き文字”でヨシムラロゴを形成。圧倒的な個性とオリジナリティ、性能と高級感を全て合わせた、まさにヨシムラの本気を感じられるストレート管に仕上がった。

こちらは機械曲のエンド部分。エンブレムはお馴染みのデザインだ

手曲のエンド部分。ヨシムラロゴが浮かびあがっており、個性的な外観を獲得した

機械曲の「フルエキゾースト ストレートチタンサイクロン 4-2-1」は6月上旬の発売予定で税込39万3800円、「フルエキゾースト 手曲ストレートチタンサイクロン 4-2-1 ”F-tuning”」も6月販売開始予定だが、年間20本の生産予定なので抽選となる。こちらは税込60万2800円だ。

オプションパーツも多数展示! ヨシムラによる令和のZ1の提案だ

Z1に関する様々なカスタム・アフターパーツが出展されていた

大阪でもすでに展示されていた内容がほとんどであるが、東京ではさらに細かいパーツまで出展されていた。最新の19インチタイヤに対応するため、適切なフォークオフセット量(52.5mm)を採用し、軽快な操作感と高い安定性を両立した「フォークブラケット KIT」。ヨシムラレーサーと同様のダブルナット式を採用している点がファン心をくすぐる。

フォークブラケット KIT

パワーフィルターを加工なく装着できる設計の「カーボンサイドカバー PF用」は「インフュージョン成型」という方法で製造されたカーボンであり、強度でいえばウェットカーボンとドライカーボンの中間の特性を持つ新型サイドカバーだ。

パワーフィルター対応の「カーボンサイドカバー PF用」

インフュージョン成型で製造された外観は非常に美しい

そのほかヨシムラ×MIKUIによるキャブ「TMR-MJN38 ブラックアブソリュート」や「Z1 削り出し サイドスタンドストッパー」「アルミエンジンカバー」といったZ1乗りにはたまらないカスタム・リペアパーツが多数展示。

令和に生きるZ1オーナーには是非ご検討いただきたい。

TMR-MJN38 ブラックアブソリュート

Z1 削り出し サイドスタンドストッパー

アルミエンジンカバーなど多数展示

【東京MCショー速報】ヨシムラZ1の新型ストレートサイクロンのカットモデルが展示! これが令和のZ1だ【モーターサイクルショー2025】 ギャラリーへ (14枚)

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