
オフロード車では純正採用されていることもあるハンドガード。用途は様々で手の保護、防風、ハンドルパーツ周りの保護等など様々である。そんなハンドガードをフルラインナップしているPOLISPORT(ポリスポーツ)から今回は用途別におすすめ商品をご紹介!
目次
ハンドガードとは?なぜ必要か
ハンドガードとは本来前走車の巻き上げた泥や石などから手を保護する為に装着されているものである。近年ではオフロードレースの普及に伴い、様々な形状のハンドガードがラインナップされている。そのほとんどが前走車が巻き上げた泥や石からの手の保護、転倒時にマシン破損を防ぐものである。アドベンチャーバイクの人気に伴い、防風性の高いハンドガードも多くみられるようになったが、今回はオフロードバイクに装着する為のハンドガードをご紹介していく。
ハンドガードの種類
オープンタイプとクローズドタイプ、ハンドガードの種類は大きく分けて2つ
オープンタイプとはマスターシリンダーにマウントされているものやハンドルバーにステーを介して装着するタイプのものである。これにあたるのがCRF250Lラリーなどに標準装備されているものや90年代のトレール車に採用されていたタイプのものを指す。
対してクローズドガードとはハンドルバーエンドとハンドルを繋ぐように装着するタイプのもので、Vストローム250や古くはジェベル250に標準装備されているタイプのものを指す。
構成する素材により種類は多岐に渡る
これがオフロード車ユーザーを悩ませるものとなっているが、まずはオープンタイプ2種類、クローズドタイプ2種類を説明していく。
オープンガード
①ハンドルバーにステーを固定しガードを装着するタイプ
②純正採用されている物に多く見られるマスターシリンダーにマウントするタイプ
前者はハンドルバーにステーを介して装着するため、車両を選ばず装着することが可能である。
ステーに関しても樹脂やアルミがあり、現在の主流は樹脂である。
対して後者はレバーのピボットシャフトを専用の長さの物に交換し、ハンドガードのマウントを共締めして装着する専用設計であることが多い。
オープンガードの特徴として、軽量であり装着が容易という点が挙げられる。
クローズドガード
③アルミ芯タイプ
④樹脂芯タイプ
芯がアルミのタイプ、樹脂のタイプがあり人気を二分している。
バーエンドにアンカー、ハンドルバーにステーを介して固定することが多い。
こちらも車種を選ばず取り付けられることが多いがミニモト用等の幅の狭く立ち上がり角度のきついハンドルバーではステーが取り付けられないことがある。
また、トレール車などではスイッチBOXなどがあるためスペースの都合で取り付けが難しい場合もある。
用途別の選び方
先ずは見た目で選ぶことも気分を上げるためには重要なことではあるが、どういう環境で何を重視するかでハンドガードの選び方は変わってくる。
①軽さ重視+装着容易タイプ オープンガード(樹脂ステー)
とにかく軽量でありハンドル周りを軽くすることができる。レギュレーション上必要な場合や、モトクロスなどでの泥の付着を防ぐ目的であることが多い。ごく一部アルミステーなどの商品があるがこちらは耐衝撃性が強い。
オプションパーツを使用することによりクローズドガードにも変更可能。
デメリット→ステーの強度にもよるがエンデューロ系レースでの防御力は皆無に近い。レバー破損を防ぐため可倒式レバーは必須。転倒時にグリップ部分が地面に埋まり、リカバリーに手間取る事がある。
軽さが正義、クローズドガードが取り付けられない車両向け。
他メーカー価格帯:5000円~12000円程度。
おススメポリスポーツ製品:MX AIR ハンドガード、MX FORCE ハンドガード
②軽さ重視+専用設計タイプ オープンガード(マスターシリンダーマウント)
立木に対しての防御力は比較的高い。破損しやすいマスターシリンダーを保護することができ、パーツ点数も少ないためスマートに取り付けが可能。
オプションパーツを使用することによりクローズドガードにも変更可能。ステータイプのクローズドガードと違い省スペースで取り付けが可能。転倒時に回転しにくく、油圧ホースとの干渉を避けることができる。
デメリット→マウント位置が限定されるため、ガード位置がレバー角度、マスターシリンダー位置に依存する。レバー破損を防ぐため可倒式レバーは必須。転倒時にグリップ部分が地面に埋まり、リカバリーに手間取る事がある。
軽さと立木に対しての防御力を両立したい人向け。
他メーカー価格帯:7000円程度。
おススメポリスポーツ製品:BULLIT ハンドガード for ヤマハ YZ/YZ-F/WR、MX FLOW ハンドガード for ハスクバーナ/GASGAS
③防御力重視タイプ クローズドガード(アルミ芯)
手の保護、レバー類の保護の観点で言えば圧倒的に信頼性が高い。立木にヒットしても安心感大。
デメリット→重い。アルミ芯が変形することが多く取り外すと取り付けが困難になることがある。転倒によりハンドガードが回転した場合、油圧ホースを破損することがある。ハンドルのしなりが減少し固く感じる場合がある。
絶対に守りたいマン、ビックオフ(専用設計有り)、トレール車などの重たいバイク、林道ツーリングで確実に帰りたい人向け。
他メーカー価格帯:15000円~25000円程度。
おススメポリスポーツ製品:TRAIL BLAZER ハンドガード クローズドタイプ
④防御力+軽さ重視タイプ クローズドガード(樹脂芯)
手の保護、レバー類の保護の観点で言えばアルミ程では無いが必要十分な性能。立木にヒットしても安心感あり。柔軟性がありアルミ芯とは違いハンドルのしなりが得られる。
デメリット→樹脂故に転倒を繰り返すと芯の破損につながる。
守りたいけど軽さも欲しいマン、一般的なEDマシンでは主流。
他メーカー価格帯:15000円~20000円程度。
おススメポリスポーツ製品:BULLIT FWA ハンドガード クローズドタイプ、S-DUAL ハンドガード、EVOLUTION INTEGRAL ハンドガード
まとめ
ポリスポーツ製品に関して言えば、他社よりリーズナブルであり、カラーや種類も豊富なため自分に合った商品を選びやすくお勧めである。
転倒による消耗品であることを考えるとポリスポーツは全体的に他社より低価格ということで大変魅力的であり、用途や気分に合わせて色替えや種類の変更もしやすいため、是非お試しいただきたい。
おススメはコレ!オープンガード(マスターシリンダーマウント)
なんと言っても取り付けがスマートで、カッコイイマシンがさらにカッコ良くなること間違いなし。
純正採用されていることが多く、今後のトレンドになることが予想される。
比較的、立木に対しての防御力が高く、可倒式レバーを併用することにより、レバー周りの破損リスクも大幅に軽減。
また、この商品に関して言えば、ハンドルバー用のステーも同梱されているためお買い得である。
転倒の少ない上級者向けであるものの、オプションパーツの使用によりクローズドガードにも変更可能。
全8種類ポリスポーツ製品はこちら!
ギャラリーへ (11枚)
この記事にいいねする