
【PR】エッチングファクトリー 文:栗田晃
20年以上に渡る鈴鹿8時間耐久レースへのエントリーを通じて、水冷エンジンの中枢であるラジエターコア保護のためのステンレス製コアガード界で不動の地位を得たエッチングファクトリー。新たに製品化された車種別フェンダーレスキットは、祖業である精密金属加工企業の技術を元にステンレス素材ならではの特性を活用しているのが特長である。
目次
冷却性能確保とプロテクション性を両立させるエッチング加工

ヤマハYZF-R1(15~)用ラジエター&オイルクーラーガードSET。本体に貼付されるエンブレムはマシンのカラーリングやユーザーの好みに合わせて、注文時に黒/赤/青/緑/黄の5色から選択できる。税込価格は34,485円。
エンジン冷却のためにはできるだけたくさんの走行風を受けたいが、走行中の跳ね石や異物の飛び込みによる破損のリスクもあるのがラジエターだ。現在の主流であるアルミ製ラジエターの冷却フィンはきわめて薄く、指で押す程度の加重でも容易に変形しています。
そんなデリケートなラジエターを保護するコアガードの分野で高く評価されているのがエッチングファクトリーだ。
ラジエターの手前に設置されるコアガードは、コアの保護能力もさることながら冷却効率に極力影響を与えないことも重要だ。大きな異物が当たってもビクともしない代わりにコアに当たる風量が低下して水温が上昇しては本末転倒。
その点で、精密金属加工企業を祖業とするエッチングファクトリーにはエッチング加工という独自の技術がある。エッチングとは薄板に複雑な加工を行う技術で、穴開け加工ではドリルやプレスなどではなく化学薬品などを利用して行う。そのため、同社が使用する0.8mm厚のステンレス板でもバリや反りが極めて少ないのが最大の特長である。
アルミやワイヤーメッシュに対して強度が高いステンレス板を素材とする上に、さらにもうひと工夫加えているのが同社のコアガードだ。
製品を正面から見ると中央部分と左右でハニカムメッシュのサイズが異なることが分かるだろう。これはフロントタイヤの跳ね石の影響を受けやすい中央は保護機能を重視し、両側は冷却性を考慮した結果で、長年にわたるレース活動からのフィードバックである。
一枚の素材でメッシュのサイズを変えられるのもエッチング加工ならではで、鈴鹿8時間耐久ロードレースでは自社以外にも数多くのチームに採用されているという事実からも、プロテクション性の高さと冷却能力への影響のなさが実証されていると言って良いだろう。
薄くても強い。ステンレス板ならではの特性を生かしたフェンダーレスキットを開発
ラジエターコアガードを通じてバイク用パーツの開発を行ってきたエッチングファクトリーが、2024年から販売を開始しているのがLEDフェンダーレスキットである。
跳ね上がったテールカウルから後方に長く伸びた純正フェンダー(ナンバーステーを含む)のスタイリングをモディファイするため、多くのパーツコンストラクターがフェンダーレスキットをリリースしているのはご存じの通り。
ラジエターコアガードがレースでも通用する機能性を重視した製品であるのに対して、ストリート向けのフェンダーレスキットはカスタム要素が強いのは事実である。だがステンレスの薄板加工で技術を培ってきたエッチングファクトリーは、そのノウハウを生かした製品開発を実践。
フェンダーレスキット開発における関門は軽量化と強度確保の両立にある。走行中の振動はクラックの原因となるため強度や剛性確保は必須だが、そのために重量が増えてしまえばそれもまたトラブルを引き起こす要因となり、なによりカスタムパーツとしての魅力に欠ける。
エッチングファクトリー製フェンダーレスキットの最大の特徴は、0.8mmという素材の薄さ。アルミやチタンの場合、板厚を薄くすれば必然的に強度も低下するため1mm以下まで薄くするのは至難の業で、その結果として強度低下も免れない。
必要な強度を確保しながら薄い板厚で軽量化を実現することで、単なるファッションアイテムではなく機能性も持ち合わせているのが大きな魅力である。
ベース板にインストールされたスタイリッシュなLEDウインカーでドレスアップ効果も抜群
余計なデコレーションを盛り込まずシンプルでプレーンなフォルムに仕上げられたフェンダーレスキットだが、ナンバープレート左右のLEDウインカーも要注目ポイントである。
純正フェンダーを取り外した際に、フェンダーにマウントされたリアウインカーの処理に困る場合が多い。テールカウル貼り付けタイプでもステーを介して設置するタイプでも、取り付け場所を新たに考えなくてはならないのは意外と面倒な作業となる。
このキットならあらかじめウインカーが取り付けられているため、フェンダーレス化とウインカーの移設が同時に行えるのだ。
配慮が行き届いたことに、ウインカー配線のカプラーは装着する車種の純正形状に合わせてあるので、カプラーオンで取り付けできる。フェンダーレスキットにナンバー灯が付属する車種ではナンバー灯のカプラーも純正形状となっており、新たに汎用のギボシ端子で配線を繋ぐような手間は一切不要。
わかりやすい取り付け動画のおかげで作業が円滑に
エッチンファクトリーでは、装着を自分で行うユーザーのために取り付け動画を用意している。対応パーツ毎に動画が用意されているので、作業する前に、同梱の説明書とともに閲覧することで作業を円滑に進めることができる。
今回紹介したXSR900GP用コアガード、フェンダーレス、MT09用フェンダーレスの取り付け動画も投稿されているので要チェックだ。
・XSR900 GP コアガード取り付け動画
・XSR900 GP フェンダーレス取り付け動画
・MT09 フェンダーレスキット
エッチングファクトリー YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@etchingfactory
今後LEDフェンダーレスキットのラインナップはますます拡充する予定なので、愛車にラジエターコアガードを装着しているライダーは同社ホームページの新製品情報をチェックしていただきたい。
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LEDだけ発売希望