2025年2月に発売され、瞬く間に注目の的となったデイトナの「スレンダーヘルメットロック」。人気の理由は何といっても幅12mmと“極薄”な点だが、ダイヤル式なことも相まってカギを増やしたくないライダーに支持されているのだ。そんな人気爆アガり中の同商品を最速レビューしてみる!

クセになる操作感でずっと触っていたくなる! 各部のクオリティの高さにも注目

まず「スレンダーヘルメットロック」を始めてご覧になるという方に説明すると、簡単に言えば“めちゃくちゃ薄いダイヤル式のヘルメットホルダー”ということになる。カギが増えないダイヤル式であることはメリットとして分かりやすいと思うが、なぜ“薄いと良い”のだろうか? それは取付位置の自由度が高くなるからである。

ヘルメットロック・ホルダーを新たに車両へ装着する際に人気な場所と言えば“ハンドル周辺”。しかしセパレートハンドルタイプのバイクの場合、取り付けスペースに大きな制限が出てしまう。ハンドルスイッチ横にほんの10数mmのクリアランスがあるだけで(ない場合もあるが・・・)、基本的には“何もつけられない”というのがライダーの抱える共通認識だろう。しかしこの「スレンダーヘルメットロック」であれば、なんとわずか13mmのスキマがあれば装着できるのだ。ということはセパレートハンドルにも装着できる可能性が高いということ。

使い方はまず3つのダイヤルを用いて任意の番号を設定し、銀色のスイッチを押しながらダイヤルの部分がスライドするというシンプルな機構。特に個人的にハマった部分だが、この“スライド操作”はぜひ体感していただきたい。というのも、このスライドされる時の「カチカチッ」という感覚がクセになるからだ。例えでいうと、工具のラチェットを“カリカリ”やる感じに近い。ラチェットを触ったことがある人ならばクセになる感覚はわかっていただけると思う。

いざバイクに取り付け! セパハンにもぴったりとハマる快感

それでは実際にバイクへ取り付けてみよう。まずは気になるセパレートハンドルタイプへの取り付けから。スペーサーは3種類から選択可能で、22.2、25.4、28.6mmの径に対応している。

今回試しに取り付けたNinja250のハンドルバー径は22.2mmだったので同径のスペーサーを使用。取り付け位置はハンドルスイッチとマスタークランプの間のわずかなスキマしかなく、「本当にこんな場所に付くのか・・・?」と半信半疑ながら付けてみると、本当に「スレンダーヘルメットロック」が問題なく装着できた。まさに“ピッタリ”という単語がふさわしいほどジャストフィットし、何とも言えない気持ちよさすら感じる。

この場合フックは上に向くように取り付け、ヘルメットのD環をくぐらせて使用。若干のアンバランスさはあるものの、ヘルメットをバイクに固定することは可能だ。ちなみにタンクの上などの安定した場所に置きたい場合は「ケーブル付き」バージョンの購入をおすすめしたい。

続けてバータイプのダックス125にもお試し。今回はあえてフックを下側に取り付けてみる。こうすることでヘルメットを下に垂らしてロックができると同時に、コンビニフックとしても使用できるのだ。ちなみにフックを含めて本体は全て亜鉛合金製なので、ちょっとやそっとではビクともしない。ヘルメットの重みでロック本体が折れてしまうことがないのは勿論、盗難防止の観点からも安心感が得られるだろう。

まとめ

いくつかのパターンで使ってみた結論として、様々なライダーへおすすめできるロックだということが分かった。“薄い”という点で取り付け位置の自由度が高いことは言うまでもないが、この頑丈なフックの使い勝手の良さやスライドのクセになる操作感、カギのいらないダイヤル式などの要素はどのライダーにとっても利便性が高いといえるだろう。

セパレートハンドルタイプのバイクに乗っているライダーにも、そうでないライダーにも強くおすすめできる「スレンダーヘルメットロック」。画期的な新世代ヘルメットロックを是非体感してみてはいかがだろうか。

スレンダーヘルメットロック 詳細

・価格:税込3520円(ケーブル付きは税込3850円)
・適合車種:汎用
・対応ハンドル径:22.2/φ25.4/28.6mm
・取り付け幅:12mm(取り付け必要幅:13mm)
・定期的なカギ穴スプレーの塗布が必要

スライドした際の“カチカチッ”って感覚がクセになる! デイトナの「スレンダーヘルメットロック」を最速レビュー ギャラリーへ (19枚)

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