ミシュランの新作エンデューロタイヤをレビュー。グリップレベルの高さは言わずもがな、ブレーキングのリニアな特性に驚かされた。

コンペ3から脈々と受け継がれる「エンデューロ」タイヤ

ミシュランがFIMエンデューロタイヤ(以降FIMタイヤ)の覇権を握っていた期間は、90年代からだいぶ長く続いたように思う。日本のタイヤメーカーにもFIMタイヤはあったものの、あまり種類が選べず、なおかつエンデューロという競技に対しての知見がそれほどなかった時期というのも理由として挙げられる。続く00年代はまだ情報化社会の夜明けを迎えたばかりで、やはりエンデューロ業界は欧州のブランドが強く、メッツラー、ミシュラン、ミタスなどがFIMタイヤのスタンダードだった。

FIM規格エンデューロタイヤのリアタイヤはブロックの高さが13mm以下で、エアボリュームの稼げる140/80-18(120/80-18)のケーシングが基本。移動路などで一部公道を走ることのあるオンタイムエンデューロに向けて開発されていることもあって、公道走行可とされているのが普通だ。そのため、当時から競技用のFIMタイヤをトレールバイクに履かせている人も少なくなかった。オンタイムエンデューロというニッチな競技に向けたタイヤでありながら、実は愛用者が意外と多いのも、FIMタイヤの特徴と言えるだろう。

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情報提供元 [ Off1.jp ]

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