
コーナーでリラックスできて熱い走りが楽しめる余裕が嬉しい!
ツーリング・シーズンを前に、メッツラーから新型ロードテックゼロツーが発表になり、試乗もできたので製品の解説とインプレッションをお届けしよう。
メッツラーといえばドイツのタイヤブランドで、ピレリ・グループの一員として開発・製造を共にするが、キャラクターとしてピレリ製品とは一線を画した方向性が与えられてきた。
今回のロードテックゼロツーも「スーパースポーツツーリング」とカテゴリーを称していて、サーキットで優位なハイグリップSPORTEC M9RRや、ツーリング仕様のROADTEC 01SEとの中間に位置づけられている。
メッツラーとしての狙いは、ご存じマン島T.T.レースをパートナーとして支えてきた関係を反映することがひとつ。
60kmもあるコースを雨のエリアと晴れのエリアの両方で路面温度も異なる条件を駆け抜ける、これ以上ない苛酷な中で鍛えられてきたノウハウを注ぎ込んでいるからだ。
それが「スーパースポーツツーリング」のコンセプトへ直結している。
たとえばトレッドのデザインで、路面との荷重で溝が潰されるように部分的に深く開いたパターンが組み込まれているのは、マン島のようにドライ→ウエットなど急激な変化へ対応できる対策としてあるのも注目に値する。
情報提供元 [ RIDE HI ]
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