
以前ウェビックプラスでも紹介したCBR600RR 8BL-PC40用の“2本出し”のモリワキ製フルエキゾースト「ZERO GP」。CG画像を用いて復活を予想したが、この度本当に発売されることが決定したのだ! 東京モーターサイクルショーが初披露で、メーカー希望小売価格は税込32万4500円となる。
「MD211VF」に採用された「ZERO GP」が現在に蘇る!
CBR600RR 8BL-PC40用として見事復刻を果たしたモリワキ「ZERO GP」
かつてホンダRC211Vの5気筒エンジンを搭載し、スポット参戦ながら7戦で7ポイント獲得という快挙を達成したモリワキ「MD211VF」。エンジン以外をほとんどゼロから造り上げ、当時では考えられない200数十馬力という出力を放った紛れもないモンスターマシンである。
MD211VFはモリワキエンジニアリングが2年間MotoGPにワイルカード参戦し、7戦で7ポイントを獲得した
そんな「MD211VF」のエポックメイキングだったのは、シート下のセンターと右サイドから顔を出す異形の2本出しマフラーだ。これはV型エンジンを採用したために、右1本出しでエキゾーストレイアウトをまとめることが困難だったことが起因しているが、その大胆かつエキセントリックなレイアウトは多くのライダーからの羨望を受けた。当時CBR1000RRとCBR600RR PC37用に、モリワキが「ZERO GP フルエキゾースト」をラインナップしていたことを覚えているライダーも少なくないだろう。
当時人気の高かったCBR600RR PC37。ZERO GPを装着した車両も見かけることがあった
そんな伝説とも言える「ZERO GP」が、長い年月を経て現行CBR600RR 8BL-PC40用として復活したのだ! エキゾーストパイプの材質はステンレス、サイレンサーはチタンを採用。右のサイレンサーは当時の型をそのまま流用し、センターアップのサイレンサーは現行のスリップオンと同様の仕様である。
ちなみに現行のモリワキスリップオンをすでに購入済みの人も安心してほしい。サイレンサーのみ換装可能なコンバージョンオプションも販売されるとのことで、気兼ねなく「ZERO GP」に換装可能というわけ。こちらのコンバートキットは税込21万4500円の予定だ。
そんな「ZERO GP」が3/28(金)~3/30(日)の東京モーターサイクルショーで初お披露目されるという。しかもモリワキ単体として20数年振りのブース出展とのことで、XSR900 GP用の「フォーサイト」も展示されるというのだから見逃せない。
また「ZERO GP」は3/21(金)よりWebike限定で先行販売を予定。期間はモーターサイクルショーの期間のみだが、初回ロットが早めに手元へ届くだろう。気になるライダーはWebikeをこまめにチェックしよう。
東京モーターサイクルショーで初お披露目! モリワキファン必見の展示内容となるだろう
CBR600RR 24- ZERO GP詳細
・メーカー希望小売価格(CBR600RR 24- ZERO GP ANO/CBR600RR 24- ZERO GP CONVERT KIT):税込32万4500円/税込21万4500円
・適合型式:8BL-PC40
・材質(エキゾーストパイプ/サイレンサー):ステンレス/チタン
・近接騒音:101dB
・加速騒音:81dB
・車検:対応 排ガス試験結果証明書(ガスレポ)付属
・オイル交換/オイルフィルタ交換:装着状態で可能
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