
2020年に発売して以来、日常使い用やレジャーバイクとして人気を博しているホンダ「CT125 ハンターカブ」。そんなハンターカブがなんと“ブロックとして”登場したのだ。今回はホンダから現物をいただいたので、ウェビックスタッフが実際に組み立ててレビューしてみた!
目次
ピース数523! 70ページ以上の説明書でボリューム満点だ
「ハンターカブがブロックに」。・・・この文言だけみると一瞬どういうことだろうかと思うが、言葉通り小さなブロックを組み合わせていくことでハンターカブの外観になるブロックセットである。だが均一のブロックを組み合わせていくことで“なんとなく”それっぽい形になるというような代物ではない。この製品は1つ1つのブロックの形が異なり、組付け箇所もあらかじめ決められている。なので、もはやブロックというよりはプラモデルに近い存在といえるだろう。
ピース数は合計で523ピース。いざ箱から出し、その膨大なブロックを目の当たりにした瞬間、「これは一筋縄ではいかないな・・・」と感じたのは正直なところ。というのも、かろうじてホイールとタイヤはオートバイのそれだとわかるが、500以上ものブロックにバラされた“これ”がハンターカブに組み上がる想像が全くできなかったからだ。
全てのパーツを出してみた。いざ見てみると523ピースは膨大だ・・・
そこでプラモデルなどの組み立てが好きだという社員を募ったところ、ウェビックスタッフ及川が挙手。まあ、自分でも作れないわけではない。だが撮影する人間も必要である。ということで、後は頼んだ、及川。
ハンターカブの細部まで忠実に再現! どの部分を組み立てているのか想像するのが楽しい
それでは実際に組み立てスタート。まずブロックだが、先述の通り500ピース以上もの小さな物体である。途中で無くしてしまわないように、ボックスなどの入れ物を用意するのが得策だろう。組み立て説明書はなんと78ページに及び、1ページごとに非常に細かく組み立て方が記されていた。まるでサービスマニュアルでも見ているかのような気持ちになってくる。
製作開始! パーツ1つ1つが小さいが、細かい作業が好きな及川はノリノリだ
もくもくと組み立てを進めていくこと10数分、なんとなく1つの塊ができた。だが現段階ではいったいどこの部分なのかは判然としない。しばらく製作を進めていくにつれ、ドライブスプロケットのようなものが現れてようやくクランクケースを作っていたことに気づく。このように、“今どの部分を作っているのだろうか”と考えながら作業に没頭できるのが非常に楽しいところだ。
作業も進み、気が付けばだんだんとハンターカブの形状に近づいてきた。進捗率としては約1時間30分の作業でページの半分といったところ。少々手間取るのがブロックの特定で、似たような形状のブロックの中から指定のブロックを探すことに時間を要する。もはや違いが長さくらいしかないようなシャフト系ブロックについては、説明書に1:1等身のイラストがついているので現物を重ねてみると特定できるぞ。
いよいよ完成! タイヤもチェーンも駆動して大興奮だ!
ブロックハンターカブ、ついに完成! まさにミニチュアなCT125だ
約3時間でとうとう完成したハンターカブ。あの小さなブロックから作られたとは思えないほど、まごうこと無きハンターカブだ。フォークブーツやリアサスペンションのスプリング、ブレーキディスクを始めウィンカーやミラーといった細部まで再現。ちょっぴり所有欲すら満たしてくれる気がする。(作ったのは別の人間だが)
特に驚いたのはドライブチェーンの作りで、1つのブロックがチェーンのプレートのようになっており、32ピースものブロックを連結させて実際のチェーンのような動きを実現しているところ。しかも前後ホイールがしっかり回るのだが、前後のスプロケットも回転するのでチェーンも駆動するのだ! これはたまらない仕様。まあもちろん動力はエンジンからではなく、あくまでリアホイールから伝わる回転エネルギーなのだが、そこも含めて面白い。
組み立ててから飾るもよし、遊ぶもよしの「CAMブロック ホンダハンターカブ」。ぜひその完成度の高さを感じていただきたい。
CAMブロック ホンダハンターカブ 詳細
価格:税込5940円
ピース数:523ピース
組み立て後サイズ(およそ):全長26.5cm × 全幅12cm × 全高18cm
重さ(およそ):約332g
素材:ABS樹脂
対象年齢:6歳以上
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