
自身のバイクを「少しでも軽量化したい」「ドレスアップしたい」と考えた際に、気軽かつ効果的に行えるカスタムが“チタンボルト化”だろう。そこで今回は高品質なチタンボルトなどを製造しているチタン専門メーカー「S-PARTS」をご紹介していきたい。
チタン専門メーカー「S-PARTS」とは?
2010年に設立され、チタン合金製のボルトやアクセサリーの開発・製造・販売を専門とするS-PARTS。200社以上のプロショップやブランドのプロチーム、プロレースと業務提携を結び、業界内でチタン合金製品の研究開発や改良を推進し続けている。
製品の大きな特長としては、チタン合金シリーズ製品に「TC4チタン合金」を使用していること。これは厳選されたSグレードに位置する合金で、引張強度はMP950〜1050(一般の民間基準は895)に達するのだ。この「S」はブランド名の頭文字になっているほどであり、同時にS-PARTS認証品である証ともなっている。
またすべてのボルトは「高温鍛造」「CNC加工センターによる精密加工」「磁針研磨」「出荷検査」「梱包」までの各工程を経て製造され、厳格かつ安定した品質管理基準を適用。鮮やかなチタン合金の表面は「PVD真空窒化コーティング」「硬質陽極酸化処理」「サンド加工」などの高度な技術で仕上げが行われる。高品質かつ豊富なバリエーションを提供する数少ない“チタンボルト屋”なのだ。
多くの工程、精密な作業によってひとつひとつ丁寧に製造されている
様々なカラーリングが用意されており、CANDYなどの個性的な色も選択可能だ
キャリパーなど足回りの印象を一新! Z900RS用の人気車種適合ボルトもラインナップ
ブレンボのキャリパーにも適応。ボルトを変更するだけで一気に印象が変わる
S-PARTSのチタンボルト使用箇所で特に人気が高いのは“足回り”付近である。キャリパーを始めディスクローター、バックステップなどに活用することで“一味違う”カスタム感を演出可能。中にはゲイルスピードのラジアルマウントマスターシリンダー専用品がラインアップしていたりと、カスタムパーツをさらにカスタムすることもできるのだ。
ゲイルスピードのVRC ラジアルマウントマスターシリンダーの専用品も販売されている
中にはチタン製のレバー本体も販売されている。美しい外観から、もはやなにかのオブジェにも見える
車種別でいえばカワサキのZ900RS用のボルトが一番人気。サスペンションやスイングアームといった足回りを中心に、クラッチカバーやタンクキャップ用ボルトなど目に見えるボルト類をほとんど換装できるだろう。
SHOEIやAraiのヘルメットにも適合品アリ!
SHOEI、Araiといった一流メーカーのヘルメットも“ちょっと”カスタムできてしまう
S-PARTSのボルトを始めとしたチタンパーツは、なにも車両だけに適合するわけではない。なんとSHOEIやAraiといったお馴染みのヘルメットにも使用できるのだ。SHOEIであればX-FIFTEENといったフラッグシップからGT-Air、GLAMSTERなどに適合する製品が。AraiではRX7XやRAPIDE NEOに使用できるチタンボルトがラインナップしている。
SHOEIのGLAMSTERには専用品のチタンワッシャーがラインナップ
カラーはゴールド以外にも選択肢があるので、自身のヘルメットのグラフィックにも合わせられるだろう
もちろんチタンボルトなので汎用品も数多くラインナップ。純正ボルトの径やピッチなどに合わせ、適合するボルトを自身で探してみるのも一興だろう。嬉しい点としてはチタン製品の割にはリーズナブルな価格帯であるということ。「ちょっとしたドレスアップに」という意図のライダーでも非常に手が出しやすい価格帯である。
カスタムの幅を広げてくれるS-PARTSのチタン製品。ぜひ一度ご自身にマッチする“チタンボルト”を探してみてはいかがだろうか。
愛車に“ちょっと”アクセントを! 軽量化&ドレスアップに役立つ「S-PARTS」のチタン合金ボルトをご紹介 ギャラリーへ (17枚)この記事にいいねする