
2024年発売以降、“普通免許でも乗れるトライアンフ”として人気を博している「スピード400」「スクランブラー400X」。発売から1年ほど経過した現在、ヨシムラがマフラーを“製造するとしたら”どのようなデザインに仕上がるのかをCGを用いて予想してみた。
CG:SRD
車両を選ばずにマッチする「GPマグナム」が有力候補!?
「ストレート762サイクロン」「R-77S」「ドラッグサイクロン」など数々の“名マフラー”を生み出してきたヨシムラ。クラシカルなネイキッドである「スピード400」、王道スクランブラースタイルの「スクランブラー400X」に最も合いそうなマフラーを考えた際に、編集部としては「GPマグナム」の採用を予想したい。
過去にGPマシンへ採用されていた経緯からこの名が冠された同シリーズだが、円筒形のシンプルなデザインから、近年では125ccクラスの小排気量車へのラインナップも数多い。車両本来の魅力を損なうことなく、しっかりとヨシムラカラーを演出してくれる「GPマグナム」であれば十分可能性はるだろう。
スピード400へ装着すると、一気にクラシカルな外観に変貌。単気筒かつフィンを備える“空冷チック”なエンジンと非常にマッチするようだ。カーボンタイプであればよりシックな雰囲気を放ち、言うなれば“ジャパニーズネオクラシックスタイル”へと昇華している。
サイレンサーのみGPマグナムのチタンブルーカバーに換装したCG。これだけでもカスタム感を十分演出できる
サイレンサーのみGPマグナムのカーボンカバーを装着した例。アウターチューブとヨシムラロゴのゴールドがマッチし、上品な仕上がりとなる
焼き色加工を施したパイプとチタンブルーカバーのGPマグナムを合わせたフルエキバージョン。圧倒的な存在感を放つ
こちらはGPマグナムをカーボンカバーに変更した例。サイレンサーとパイプがお互いを引き立て合い、メリハリのついた出来栄えに
スクランブラー400Xに関しもスピード400同様に親和性が高い。レーシーなエッセンスを得つつ、スクランブラーとしての“運動神経の良さ”を予感させてくれる。
ノーマルパイプへGPマグナムのチタンブルーカバーを装着。400Xでも問題なく似合う
カーボンカバー装着例。スピード400同様上品な仕上がりとなった
2025年のモーターショーで初お披露目となるか?
トライアンフといえば、2023年7月~2024年6月の登録台数が過去最高の4500台を達したことは記憶に新しい。その原動力となったモデルこそ、2024年春に発売されたスピード400とスクランブラー400Xとされているのだ。
普通二輪で乗れるトライアンフとして幅広い層に人気が高く、国内でも目にする機会が多くなった輸入車の筆頭とも言える。そんな2車種へ対し、ヨシムラからマフラーがリリースされるのも時間の問題だと考えられないだろうか?
そこで注目なのがモーターサイクルショー2025だ。すでに東京・大阪・名古屋での開催日程が決まり、残すところ2カ月ほどとなったモーターサイクルショー。そこでヨシムラがスピード400とスクランブラー400X向けに新型マフラーを投下する可能性は十分あり得るだろう。
果たしてヨシムラブースでトライアンフ用の新作マフラーは拝めるのだろうか。ぜひ期待したい!
普通免許でも乗れる数少ない現行スクランブラースタイルとして登場したスクランブラー400X
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