オン・オフ問わずレーシング系カスタムパーツを数多く輩出する「MOTO-TRON(モトトロン)」。2007年に3人のレーシングライダーたちによって設立され、ハイクオリティなパーツを数多く打ち出している。今回はそんなモトトロンをご紹介していきたい。

様々なレーシングチームと密接に関わるハイクオリティブランド「モトトロン」

モーターサイクルレースへの情熱から誕生したモトトロンは、設立当初はステップボードやレバーなどのバイク用スペアパーツの製造からスタートし、オートバイのカスタム市場の拡大に伴って徐々に規模が拡大。2018年に商標登録を行い、中国で徐々に知られるカスタムブランドへと成長した。

イタリアのレーシングチームである「GRESINI RACING(グレシーニ・レーシング)」との協力を通じ、様々なレーシング経験を製品開発や設計に活用。高精度な設備と組み合わせることで、非常に高い品質でありながらリーズナブルな価格の製品を生み出している。また世界的なOEMメーカーでもあることは有名。

最近では「World SBK」イベントに進出し、「WSSP300 FLEMBBO」チームと協力しつつスポンサーを務める。これは、モトトロンの製品が非常に高く評価されていることの証でもあるのだ。

同社が中国で人気のブランドとなった理由は、その強力なデザイン力とブティックレベルの品質管理にあるという。すべての製品は高強度・高硬度の6061-T6および7076-T651アルミ合金を使用しており、外観も日本製の輸入材料を使用した陽極酸化処理を施している。高い品質管理と相まって、高品質でありながら高価ではない製品を作り上げることに成功した。

EVO-R ブレーキレバー&クラッチレバーセット

タイロッド本体と固定シートは7076-T651アルミ合金製で、他のメーカーとは異なるデュアルベアリング設計を採用。スムーズな動きと非常に高い剛性を実現することに成功した。ネジと回転シャフトは金色のPVDコーティングを施したチタン合金製で、極めて高い耐久性と特別な外観も備える。

ブレーキレバーとクラッチレバーの両方に2分割レバーデザインを採用し、ほぼ無段階の距離調整ネジとレバーが反転した際に折れるのを防ぐ折り畳み式デザインを採用。サーキット走行を好むライダーに非常に人気が高い。

最大の特長はクラッチレバーの「特許」技術である「レバー省力システム」。クラッチレバーのレシオを変更することで、スリッパークラッチのない車両でも軽やかなクラッチ操作を実現できるのだ。渋滞によるクラッチの引きが長くなり、筋肉痛などの問題もこれで解決するだろう。

ステップ

ペダルは6061 T6アルミ合金をCNC加工したもので、表面は日本の陽極酸化処理材を使用。発案者自身もライダーであり、グレシーニチームとの開発経験を持つことから、ギアポジションやペダルポジションに多くの選択肢があることが特徴である。ギアリンケージの設計も最適なギアストロークを維持するように考慮された。

一部のモデルでは前後のシフトチェンジに対応しており、高精度なベアリングを採用。シフトチェンジとブレーキ用のフットレバーは非常に堅牢な作りだ。また他のブランドと比較してネジとペダル本体の材質が非常に硬く、クラッシュしてもペダルが歪むことはほとんどない。万が一サーキットで転倒しても、すぐにバイクを拾ってコースに戻ることができるのが強みとなる。

ハンドルバー

車種専用のセパレートハンドルは車種ごとに異なるデザインを採用しているが、その目的はライダーがレース場でより積極的に車両をコントロールできるようにするため。ハンドルスイッチを取り付けるためにハンドルバーにあらかじめ備わっている穴に加え、スケールも付属。レースにおいて一秒を争う際でも、より迅速に取り付けることが可能となる。またセパレート設計のため、クラッシュ後にセット全体を交換する必要はなく、破損した部品のみを交換すれば済むこともメリットだ。

タイヤウォーマー

タイヤウォーマーは、レースに参加するライダーや、サーキット走行時間が限られているライダーにとって非常に重要なアイテム。過去にはタイヤウォーマーの選択肢が非常に少なく、非常に高価だった。モトトロンのタイヤウォーマーは比較的安価なため、多くの人がタイヤウォーマーを手にするきっかけに。手頃な価格に加えて、温度制御機能も装備されているからだ。

大型サイズにはタイヤサイド加熱機能も装備され、安価だからといって、必ずしも品質や性能が落ちるわけではない。すでにEWC世界耐久選手権のチームで使用されており、彼らが使用するものは、一般ライダーが購入したモトトロンタイヤウォーマーと同じものである。

ステアリングステム & トップブリッジ

タイヤの進化に伴い、車両の前端部の制御がますます重要になった。モトトロンのステアリングステムはフロントエンドの剛性を向上させ、減速時やコーナー進入時の車両の捻れを低減する。6061アルミ合金CNC製で、ノーマルの工場品よりも大幅に軽量化されている。かつてはステアリングステムの改造は高価なため、誰もが体験できるものではなかった。モトトロンのステアリングステムはカスタムのハードルを下げ、より低価格で車両の性能を向上させることができるのだ。

カスタムのハードルを下げるモトトロン

モトトロンはレーシングへの情熱とMOTOGPチーム開発の経験を基に、多くのサーキットライダーがバイクをアップグレードする際に直面する問題を解決し、世界中の工場となった中国の能力を活かして、高品質でありながらより手頃な価格の製品を提供している。多くの初心者やサーキットライダーが、カスタムとアップグレードの楽しさを体験できるようになった。モトトロンのおかげで、過去とは異なるカスタム市場が静かに芽生えつつあるのだ。

この機会にぜひモトトロンをチェックしてみてはいかがだろうか。

リーズナブルと侮るなかれ! MOTO TRONのハイクオリティレーシングパーツをご紹介 ギャラリーへ (24枚)

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