
世界に「Ninja」というネームを最も広めた一台……。それがKAWASKIの"元祖ニンジャ"「GPZ900R」です。
映画「トップガン」でトム・クルーズ演じるマーベリックが乗っていた事で人気が爆発し、今もなお絶大な人気を誇っています。
そんな世界中で愛されているGPZ900Rをパーツメーカー「K-FACTORY」がガッツリフルカスタムに挑戦しました!
しかも!今回のカスタムに用いたパーツはほとんどが実際に販売されているパーツなんです!
今回はその中から特におススメしたいパーツをWebikeスタッフが厳選!
フォルムを崩さず、更にスタイリッシュに仕上がったK-FACTORY GPZ900Rを刮目せよ!!
目次
綺麗にまとめ上げられたハンドル周り
レバーガード&ビレットレバー
アルミの削り出しが輝くレバーガードとビレットレバー
レバーガードは主にサーキットで活躍しますが、街乗りでもライダーの手を守る盾として機能してくれます。
ビレットレバーは比較的細身で握りやすく、シャープな印象を与える事が出来ます。
ワンポイントカスタムにはバッチリなパーツです。
しかも、オプションのレバーアジャスターやアジャスタブルワイヤーを取り付ければグローブをした状態での調整、走行中の微調整が可能になるんです!
リザーバータンクキャップ
細部にまでK-FACTORYのこだわりが詰まったリザーバータンクキャップは、装着するだけでハンドル周りを引き締めてくれる画期的な一品です。
性能に直結する場所ではありませんが、こういう所にもしっかりカスタムをしているバイクは非常にカッコよく仕上がっていると思いませんか?
トリプルツリー
ここもこだわるのがK-FACTORYの素晴らしい所ですね。
アルミ削り出しで作られている為、軽量化でハンドリングも軽く、剛性も純正よりUPしています。
バイクを下から覗き込んだ時に「ここもカスタムしてるぞ!!」って存在感をアピールしてくるところがポイントですね。
▼全体画像はこんな感じ▼
見えない所にもしっかりこだわってカスタムしたい!って方にはピッタリではないでしょうか?
メーターLEDセット
旧車のメーターボックスはフィラメント球を使用している為、夜間の視認性が低下してしまいます。
そんな時にオススメなのが、このメーターLEDセットです。
拡散型LEDで鮮やかなメーター照明を実現させています。しかも、消費電力は従来の50%以下!
旧車のバッテリーにも優しい設計になっています。
現行車にも負けない強い足回り
正立Φ43フロントフォーク(オーリンズ)
フロントフォークはもちろんオーリンズ……なのですが!今回のオーリンズは車体との相性を考えて、アウターとインナーチューブは黒をチョイス。
黄色を強調せず、あえて黒にすることでフロント周りがシュッと引き締まって見えますね。
MONO LINE リアシングルショック(YSS)
今回装着しているリアサスペンションは既製品をそのまま付けたのではなく、YSSのリアショックにハイパープロのスプリングを合わせています。
つまり……普通には手に入らないリアサスです。
そのまま既製品をポン付けとは行かないのがK-FACTORYの本気の証拠ですよね。
「YSSも良いけどハイパープロも捨てがたい」って悩んでる方にはオススメの組み合わせです。(販売はされておりませんが……)
アルミニウム鍛造ホイール【TYPE-GP1S】(GALE SPEED)
ハードブレーキング、ハイスピードでの安定性の重視して作られた5本スポークホイール。
スポーク内側のリブが湾曲していることで「しなやかさ」を実現しています。
今回装着されている物は半艶ブラックですが、他にもゴールドやホワイト等あるのでライダーの好みに合わせて選択することが出来ます。
スイングアーム
超々ジュラルミンで作られたビッグサイズ新型目の字断面角パイプのスイングアーム。
従来の目の字断面仕様のスイングアームを更に進化させ、剛性・しなり・軽量化を実現。
元々のコンセプトである「開けて曲がる」という特性を更に強化しています。
ライディングステップ
パッと見た感じ黒色の部分がバックステップの様に見えますが、シルバーに光ってるところも全てバッグステップのパーツ!
一番特徴的なのは、シルバー部分の楕円形パーツ。このパーツは逆に取り付ける事でピボットの位置を20mm下げる事が出来ます。
※ピボット位置を下げる場合はフレームへの加工が必要になります。
ちなみに……ピボット位置を下げるとどうなるのかというと、着座位置の高い「尻上がり」なカスタムをしてもスイングアームの垂れ角が適正な位置になるのです。
そうすることで、タイヤの接地感も希薄になることなく、しっかりグリップを感じながらコーナーに入れるようになります。
▼20mmダウンでこのくらい変わります▼
※赤がピボット位置を下げずに付けた場合、緑がピボット位置を20mm下げた場合になります。
K-FACTORYのこだわりが光るエンジン周り
クラッチカバー
削り出し特有のデザインが際立っていますが、エンジン本体とカラーを合わせる事で シックで大人らしいクールな仕上がりなっています。
ジュラコン製のスライダーを取り付ける事も可能で、転倒時にはジュラコン部分がしっかりとエンジンをガードしてくれます。
パルシングカバー
カバー正面にはK-FACTORYのロゴが刻まれており、独特のデザインと質感が特徴的です。
また、カバー下部分はジュラコンスライダーに交換が可能で、写真の様に小さいながらもしっかり保護してくれます。
取り付けもボルトオンで簡単に装着が可能です!
オイルパン
エンジン下のシルエットが気になる方!このパーツでスッキリしたシルエットに仕上げませんか?
しかも、オイルパンの外観がフィン状になっているので、冷却効果も高める事が出来てしまう一石二鳥なパーツです!
ダウンチューブ
GPZ900Rは本来ダイヤモンドフレームと呼ばれるフレームで、ダウンチューブが存在していません。
このダウンチューブを付ける事でよりハイパワー、ハイスピードな走行でもフレームが歪んだり、ねじれたりするのを防ぐことが出来ます。
別売りのフロント補強ハンガーキットを装着すれば、更に剛性を高める事も可能です!
FCRキャプレター(ケーヒン)
キャブ車をカスタムする際に最も大事なのはキャブレターですよね。
特にFCRは旧車カスタムでも定番のキャブレターで、今回のGPZ900Rにももちろん装着されています。
力強い加速を体感したい方には是非とも装着して頂きたい逸品です!
この色味のマフラーを生み出せるのはK-FACTORYだけ!
エキパイ:GPZ900R用D-Header(参考装着)
金ピカに光るこのエキパイはK-FACTORYがレースでの実績をフィードバックして生まれた渾身の一作です。
「D-Header」と呼ばれる名前の由来は排気ポート付近のヘッダーパイプの形状がD型になっている為。
大幅なパワーアップを遂げたこのエキゾーストパイプなら、GPZが更に楽しくなること間違いなしです!
※今回の装着では「D-Header」のエキゾーストパイプのみ装着となっているため'参考装着'となっています。
サイレンサー:ヘキサゴンサイレンサー(参考装着)
エキゾーストパイプから続く綺麗なゴールドカラー。
ホイール周りが黒でまとめられているので金色のエキパイ、マフラーがとても映えますね。
ヘキサゴン形状から響くサウンドは比較的控えめですが、スロットルを開けると荒々しいサウンドを聴かせてくれます。
簡単な試乗インプレ&紹介しきれなかったパーツまとめ!
GPZ900R、痺れる位にカッコいいですね。
今回のフルカスタムGPZ、試乗するチャンスがありましたので感想を少々……。
跨って感じたのが、ライディングポジションがスーパースポーツの様にかなり前傾姿勢になっていたという事。
前傾ではありますが、決して窮屈というわけではなく、程よい前傾なのでコーナリング時も不安なく寝かすことが出来ました。
また、旧車によくあるハンドリングの重さ、取り回しにくさ等も削り出しパーツなどで改善されており、現行車に勝るとも劣らない性能を秘めていました。
やはりパーツメーカーが本気で考えたカスタムは、ユーザーに新たなカスタムの可能性を与えてくれますね。
サクッと紹介してきたK-FACTORYのGPZ特集ですが……実はまだ紹介できていないパーツがいっぱいあります……!!
なので!今回装着されている商品を全部リストアップした動画を作成しました!
▼パーツ紹介動画はこちらから▼
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