文/Webikeスタッフ:nemo-T

アジアの競争力が凄まじい

今をトキメク、R25やニンジャ250、CBR250RRなど、250ccフルカウルの一般的なフルエキゾーストマフラーの相場は8万から10万円前後です。
このほど、Webikeでも取り扱いを開始した、R9 Exhaustは、この相場をひっくり返す、驚異の3万円台から買えるフルエキゾーストマフラーをラインナップしています。
今回は、日本国内でググっても全く情報のない、このR9 Exhaustとは何なのか調査してみました。

R9 Exhaustとは


R9 Exhaustは1996年にインドネシアで創業したマフラーブランドです。
アジアで人気の小排気量を中心にステンレスマフラーのみならず、チタンエキゾーストまで幅広くラインナップしており、インドネシアでNo.1マフラーブランドであるといわれています。


デザインは、最近のヨーロッパ製マフラーのトレンドを意識した形状になっており、素直にかっこいいデザインになっています。
特に溶接がカッコいい……。

そして、レースシーンでの活躍実績もあるので、いわゆるレーシーなデザイン、様々なディティールにも説得力があります。
motoGPでお馴染みの網にも説得力がある。

価格もアジア生産ならではの低価格を実現しているので、最高クラスのマフラーが国産メーカーの標準マフラーと同等、若しくはそれ以下の価格で購入できるというコスパの良さが大きな魅力です。

安いだけじゃない。moto2、moto3へのマフラー供給実績アリ


性能や品質を推し測るのに最もイメージしやすいのは、やはりレースでの活躍です。
レースの世界では、一定の性能、それも他社を超える能力を発揮できなければチームに採用されることはありません。

特にmotoGPは世界最高峰のバイクレースということもあって、生半可なブランドでは採用されることすらかないません。
R9 Exhaustは、そのmotoGPの下位カテゴリに当たるmoto3(2015-2016)、moto2(2017)、クラスで実際に採用実績があります。


ちなみに、2017シーズンのmoto2でR9 Exhaustを装着して走行したホルヘ・ナバロは、かの有名なクアルタラロより上位でシーズンを終えています。
これに関しては諸々の条件が重なった結果なので、一概にマフラーの性能を語れるものではありませんが……。

また、近年日本選手の活躍が目覚ましいことで話題のARRC、アジアロード選手権では、Honda Racing Indiaへ供給するなど幅広くレースで活躍しています。
レースでの活躍=公道での性能とは直結しませんが、我々の想像するアジア製のマフラーとは一線を画す性能、品質であるといえるでしょう。

主なレース活動

・moto 3 (2015-2016)
JUNIOR TEAM GRESINI Moto3
- Enea Bastianini / Andrea Locatelli

・moto 2 (2017)
Team Federal Oil Gresini Moto2
- Spaniard Jorge Navarro

・ARRC
Honda Racing India

インドネシア生産って実際のところどうなの?


わかります。その気持ちわかります。
アジア製バイクパーツと聞くと無意識のうちに一歩下がってしまう感覚はわかります。
ただ、その感覚は既に過去の物だといえるでしょう。

車両メーカーではヤマハがYZF-R25やXMAXの生産をインドネシアで行うようになったように、近年のインドネシアの技術力の発展はすさまじい物があります。
4miniカスタムシーンでは、いわゆるアジア臭は皆無。アメリカの西海岸に近いカスタムスタイルで絶大な影響力を発揮しつつあります。日本を超えているかもしれない……。

こと、R9 Exhaustの場合、マフラー開発は、設計、製造、組み立て、シャーシーダイナモテストまですべて自社工場で行っています。
中でも、シャーシーダイナモは性能を追求するマフラー開発にはいわば必需品。これがあるというのは大きいポイントです。
一連の開発工程自体は大雑把な言い方をすれば国内生産のマフラーと大きな違いがありません。

実際にスタッフが現地の工場を取材に行ったところ、最新の機械化された高度な工場とまではいきませんが、国内でもよく見るマフラー生産の現場と遜色ない工場で製造されていました。
製造に使用する機械も随所で日本製を使用しており、ブラケットやパイプ等、マフラーの補修部品の在庫も潤沢に抱えていました。所謂、管理がしっかりされている製造現場といった感じでした。


イメージとしては日本の製造工場をそのままインドネシアに持っていって、現地のプロフェッショナルが製造しているという感じでしょうか。

有名メーカーのOEM生産もやっている


レースサポートや自社ブランドマフラーの開発以外にも、有名なヨーロッパ圏のマフラーブランドA社とL社のインドネシア市場向けマフラーの製造を請け負っています。
OEM生産自体は珍しいことではなく、国産ブランドでもよくみられる光景ですが、依頼する側は自社のブランドイメージを預けることになるので、やはりそれ相応の品質と性能が求められます。

マフラー以外にも、チタン加工を得意としているので、RCBブランドのOEMでチタン製パドックスタンド(レーシングスタンド)も製造しています。
このスタンドはなんとMotoGPチームに提供しています。以前は別メーカーの製品が採用されていたそうですが、切り替え先としてR9 Exhaustが選ばれたそう。

R9 Exhaustのサウンドを聞いてみよう

やっぱり気になるサウンド!レースシーンでの活躍が目立つメーカーなだけあって、その音もかなりレーシー!

ニンジャ250を使って純正と比較してみた

脳が震える
Webikeでも早速このR9 Exhaustを装着してみたので、純正エキゾーストとの比較をしてみました。
言葉で排気音をあらわすのは困難極めますが、重低音が強化されて排気量が3倍くらいになった感じの音になります。
僕の脳内エキゾースト記録と照らし合わせると、MT-07にアクラポビッチのエキゾーストをつけた時の音に近いと感じました。
まぁ百聞は一見に如かず。まずは聴いてみてください!

以下は公式YouTube掲載の排気音から厳選。

ホンダ CBR1000RR

ホンダ CBR250RR


ホンダ ADV150

カワサキ ニンジャ250


R9 Exhaustのラインナップ

チタン製とステンレス製、2種類のマフラーを開発しているR9 Exhaust。
そのラインナップはかなりの数になります。ここでは、それぞれの特徴を一言で紹介!

チタン

GPX-Ti


ステンレスモデルのGPX-SSシリーズと同形状だが、チタン製。メガホン形状のサイレンサー、R9 Exhaustロゴはレーザー印字。

Falcon


ステンレスパイプにチタン製マフラーの組み合わせ。ショートタイプのサイレンサーが特徴。

ステンレス

H2-SS


メガホン形状のサイレンサーが特徴。カーボンエンドキャップ。

GPX-SS


チタンモデルのGPX-Tiシリーズと同形状だが、ステンレス製。メガホン形状のサイレンサーが特徴。カーボンエンドキャップ。

Zeta-R


ショートタイプのサイレンサー。カーボンエンドキャップ。

ALPHA


2色のサイレンサーカラー(ブラック・シルバー)。5角形のエンドキャップが特徴。

New Alpha


Alphaの進化版。より短いサイレンサー長、特徴である5角形のエンドキャップ形状が変更。

MAXXI


黒いサイレンサーとエンドキャップ、湾曲した形状が特徴。低い音質が特徴。

MISANO


サイレンサーヒートガード付き。

MGX


オフロードバイクCRF150L・KLX150専用。黒のサイレンサーボディーに、カーボンエンドキャップ。

HYPER-X


オフロードバイクCRF150L・KLX150専用。黒のサイレンサーボディーに、カーボンエンドキャップ。

RETRO


XSR155・W175専用。レトロなメガホン形状。

Neo Mugello


2ストNinja150R/RR専用。

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