
バイクウェアの販売で知られるKOMINE(コミネ)より、どんなウェアにも合わせることができる「KK-908 3D ドライカーボンチェストプロテクター」が登場。価格は税込2万4200円でウェビックでも取り扱い中だ。
目次
厚さ1mmという極薄、重量わずか72gのドライカーボン製!
コミネが打ち出した薄型・軽量の胸部プロテクター「KK-908 3D ドライカーボンチェストプロテクター」
近年ライダーの安全意識の高まりから徐々に注目され始めたプロテクター類。バイクウェアに最初から装着されているモデルもあれば、単体で装備できるモデルもラインナップしているのはご存じだろう。
今回コミネが打ち出した「KK-908 3D ドライカーボンチェストプロテクター」は、以前販売された「KK-906 ドライカーボンチェストシールド」のベストタイプ。今まではコミネのウェアにしか使用できなかったが、今後はどんなウェアにも使用できるようになった。ちなみにベスト単体である「KK-907 KOMINE チェストプレートベース」も同時リリースされている。
さて、同プロテクターの大きな特徴といえば、なんといっても“ドライカーボン製”ということ。通常のプロテクターでは樹脂製が多く、安全性の確保からある程度の厚みが必要であり、着用するとかさばってしまうのがネックだった。しかし同製品の厚みはなんとわずか1mm。装着しても胸のあたりが“ボコッ”と盛り上がってしまうことがない。
その厚みはなんと1mm。よほどタイトでなければどんなウェアにも合わせられるだろう
さらにもちろんカーボン製ということは軽さも兼ね備えており、その重量72g。通常の胸部プロテクターの重量が200~400gなことを考えると“羽のような軽さ”と言える。
そしてもう一つ嬉しい点としては、やはりベストタイプというところだろう。専用品ではないのでコミネ以外のウェアでも使用可能。しかも特にプロテクターの使用を考慮していないウェアでも関係なく使えるため、ファッションの観点からも非常にメリットが大きいのだ。
乗車用ヘルメットと同等の耐貫通性を確保
軽くて薄いことは分かっていただけたと思う。では肝心の“安全性”はどうなのかというと、こちらも非常に優れていることが分かった。
まず強度に関しては、日本製素材を用いた平織カーボン繊維を使用しており、5層積層構造を採用。ヘルメットでもお馴染みの規格であるSG基準によるテストでは、排気量無制限の乗車用ヘルメットと同等の耐貫通性を実現する非常に高い強度を持つ。ロケットや航空機にも使用される技術がそのまま流用されているのだとか。
3Dメッシュ構造が安全性にも寄与。同時に通気性も良くなり、快適なライディングを叶える
さらに衝撃が加わった際にエネルギーが分散する形状を採用。コミネの公式YouTubeチャンネルに投稿された動画では、同製品を実際に着用したスタッフが出演し、なんとプロテクターの上から斧で叩くという衝撃的な実演を行っている。もちろんケガも無く、しっかりと胸部が守れることを証明していた。
薄い・安全・便利と嬉しい要素が盛り込まれたコミネの新プロテクター。是非ファッションと安全なライディングを楽しむために導入を検討してみてはいかがだろうか。
実際に斧で叩くという衝撃的な実演。表面が傷つくだけで全く問題ないことを証明した
KOMINE KKシリーズ一覧
KK-908 3D ドライカーボンチェストプロテクター
・価格:税込2万4200円
KK-907 KOMINE チェストプレートベース
・価格:税込2200円
KK-906 ドライカーボンチェストシールド
・価格:税込22000円
【新製品】その厚みわずか「1mm」! ロケットの技術を流用したコミネ「KK-908 3D ドライカーボンチェストプロテクター」登場 ギャラリーへ (10枚)情報提供元[ コミネ ]
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耐貫通は良いんだけど、中空構造がクラッシュすることでの耐衝撃性はどうなんだろう…。
耐貫通は良いんだけど、中空構造がクラッシュすることでの耐衝撃性はどうなんだろうか…
素人考えですがそう思いますよね。
お尻に着けてドスンと尻餅ついたら絶対痛そう。
逆に樹脂製のプロテクターの方が多少は衝撃和らげてくれるような…