
文/Webikeバイヤー:たく
任天堂switch並みに売れても不思議じゃない無敵感
ハンドルにマウントするものといえば、そう、スマホですよね?
ナビや、音楽、インカムの通信距離を延ばすためにスマホアプリを活用したリ、そのためのスマホマウントはもはや必需品。バイク買った人に贈ると喜ばれるアイテム1位!
ただ、最近は、スマホ以外にもレーダー探知機や、アクションカメラなど、ガジェットの進化と共にハンドルに取り付けるアイテムはどんどん増加する傾向にあります。
さらに追い打ちをかけるように大型化するスマホたち。
そろそろ愛車のハンドル周りも窮屈になってきたんじゃないですか?
そこで、今多くのライダーの支持を集めているのが、コンパクトなスマホマウントです!
今回はその中から、発売と同時に爆発的ヒット商品になっているオックスフォードのCLIQRをインプレッション!
500円玉並みにコンパクトなマウント
スマホマウントといえば、RAM MOUNTなどに代表される、スマホの四隅や両脇をアームで挟むタイプが一般的じゃないでしょうか。
これらは、スマホ側に特別な準備が必要ないというのがメリットですが、スマホを取り付けていないときも、大きなマウント部分がハンドル側に残るデメリットがあります。
(それはそれで、ツアラー感が出るというのもわかります。)
ストファイやネオクラ系バイクの場合は、ハンドルがゴチャつくと、せっかくのスタイリッシュさがスポイルされるということも……。
そういった問題から、スマホマウントの装着そのものをあきらめるライダーや、悩んでいるが諦めているライダーへの福音ともいえるスマホマウントがCLIQR:クリッカです。
まず、最大の特徴はその圧倒的に小さい車体側のマウント部分。
身近なもので同じ大きさというと500円玉、ペットボトルの蓋でしょうか。まぁコンパクト!
発売開始以降急速な人気を見るにこれを待っていたというライダーはかなりいそう。少なくとも僕は待っていた。
ハンドルへの取り付け方法は、一般的なクランプタイプと、自転車ではおなじみのタイラップを使用したタイプ。
どちらも、難しいことは一切ない一般的なものなので固定感は問題ありません。
しいて言うなら、リリース用のボタン位置に注意してください。スイッチボックス側にリリースボタンを置くと、後で困ります。
CLIQRはスマホを挟むタイプではないので、スマホ側にもマウントを取り付ける必要があります。
と言っても、これまたコンパクトな四角い物体を張り付けるだけですが。
このタイプのメリットは、専用のスマホケースを用意する必要がないので、コストが抑えられる点。そして、機種変更の度にケースを買う必要がないということでしょう。
応用編として、スマホ以外のアイテムにマウントを張り付けることもできるので、アイデア次第で色々使えるという。
下の画像はカブのリアキャリアにつけてみた例。ここにアクションカメラを取り付けるといった使い方で後方を録画するというのも面白いですね。※落下防止策をお忘れなく。
ただしデメリットもあります。スマホ本体、若しくは市販のカバーに張り付けることになるので、スマホの使い心地が変わる、テーブルに置いた際の感触が変わるということ。
このCLIQRで、スマートなバイクライフを送るにはまずここをクリアする必要がありますが、慣れればなんてことないです。
指を掛けるリングのついているスマホケースを使ってる人いますよね。あのイメージです。
さて、このCLIQRのマウント。貼りやすく、そして剥がれません。
安定の3Mの粘着テープで張り付ける方式ですが、スポンジのように肉厚な形状なので、スマホケースのちょっとした曲面にもしっかりフィットして張り付きます。
そして剥がれません。剥がれなさすぎて、僕はインプレッション後にマイナスドライバーで無理やり剥がしました。
ツーリング中に落下していくスマホなんて見たくないので、この貼り付け力は見た目の不安感を補ってあまりあるという感じです。
マウントとスマホの接続が素晴らしい
スマホとハンドルの両方にマウントを取り付けて合体させるスマホマウント。それ自体は今までにも同様の製品があります。
ただその多くはマウント同士のツメをかみ合わせる方式のため、必ずスマホを右左に回転させる必要がありました。
CLIQRの場合は、ハンドル側のマウントについているツメでスマホ側のマウントを挟みこむような接続方法のため、スマホを回転させる動きは必要ありません。
ツメにかかるよう、少しななめに差しこむことでカチッと簡単に接続することができます。
さらに、縦横どちらでも接続できるので、ナビアプリや、スマホの大きさに合わせて好みの向きでスマホを接続することができます。
取り外すときは、リリーススイッチを押し込むことでロックが解除されてスマホを外すことができる仕組みですが、素晴らしいのはこのリリース。
振動や予期せぬ他の”何か”とリリーススイッチが接触することで勝手にスマホが外れることを防ぐために、スイッチに突起がついています。
このおかげで、平行にスイッチを押した場合と下側に力をかけて押した場合はリリーススイッチが引っかかり動きません。
リリースする際は少し上に持ち上げながら、押し込む必要がありますが、このおかげで、落下リスクが減少すると思うと優れたシステムです。
使い心地はどうなのか
シンプルな取り付けがウリのCLIQRですが、付け外しを除く使用感としては、標準的です。
革新的な使い心地のスマホホルダーがあるかと言われると答えに困りますが。
これは堅実な構造であるということの証明でもあるでしょう。
ひとつ気になる点といえば、アームやボールジョイントによって角度を変更できる構造ではないので、使用中にスマホの角度を変更することができない点。
使用前のスマホ角度セッティングに時間をとることをお勧めします。
落下の危険性が少ないこと、可動部が増えることによる摩耗、劣化の可能性が少ないことから、シンプルな用途においては非常に満足度が高い製品と言えます。
コストパフォーマンスは最高レベル
決して派手さはないCLIQR。よくあるフレキシブルなアーム状のマウントでもなければ、接触充電機能付きでもないので、最新テクノロジーの塊というわけです。
しかし、その分ライダーのツボを押さえてブラッシュアップされた機能を搭載されているので、シンプル、そしてかなり安い価格帯になっています。
どれくらいの価格設定かは、実際に下記ページより確認いただきたいですが、近年に人気スマホホルダーの半額近い価格設定になっています。
格安スマホホルダーの価格帯でこの機能は、文句なしで今買うべきスマホマウントと言えるでしょう。
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