文/Webikeバイヤー:たく

少なくとも僕のメットは想像を絶する汚さだった。

突然ですが、最後にヘルメットの内装を、洗ったのはいつですか?
え?もう覚えてない?半年前?

今回はそういった方々に是非読んでもらいたい、ヘルメットの内装洗いインプレッションです。

自分が思っている以上に自分のヘルメットは汚い。マジで汚いです。
匂いがしないから大丈夫だと思ってるのは自分だけです。自分の鼻はその強烈な匂いに慣れてしまってるんですよ。
人の家に遊びに行くとその人の家の匂いって結構感じるじゃないですか。でもあれ住人は気づいてないんです。

あなたのヘルメットでもそれと同じことが起きています。しかも悪臭で。

ヒヤッとした方、今週末は不要不急の外出は控えてヘルメットの内装を洗いましょう。

というわけでヘルメット内装を洗ってみた!やってくぜ!!

今回はデイトナのヘルメット内装用洗剤を使います


最近デイトナから発売されたヘルメット洗剤を使っていきます。
この洗剤はヘルメット内装に染み込んだ汗、皮脂、におい、などを落とすため専用に開発されたそうで、無香料なので内装ににおいがつかない!
しかも漂白成分を配合していないので敏感肌の方にも使える優れモノとなっています。

もちろん、家庭用の洗濯用洗剤を利用して洗うこともできます。その場合は、香料を配合してないもの、ヘルメット内装へ攻撃性がない物を使用しましょう。

内装を洗ってみた準備編


僕が洗うヘルメットはOGKのエアロブレードです。これ、最後に洗ったのはいつだろう……。たぶん去年の夏より前。

まずは、内装を取りはずす


内装着脱式のヘルメットは、まず内装を取り外しましょう。
この時、無理にひっぱったり、無理な力をかけると、内装にダメージを与えてしまうので、初めてやるときは、ヘルメットの説明書をよく読んで取り外しましょう。

水、またはお湯2Lに洗剤一袋を入れて溶液を作る


内装を取り外したら、水か、お湯を2Lバケツ等に用意します。
お湯を用意する場合は40度程度が推奨温度になります。

僕は今回水を使いました。

水が用意できたらそこに、デイトナの洗剤を一袋入れます。今回使用しているデイトナの洗剤は2袋入りなので2回洗えるよ!
この一袋に5gの洗剤が入っています。もしご自宅の洗剤を使用する際は目安にしてみてもいいかもしれません。

洗剤を入れたら、溶けるように少しまぜまぜ。

内装を洗ってみた実践編

取りはずし済みの内装と洗剤溶液ができたら、あとは洗うだけ!

内装を溶液に漬け込んで……押し洗い!


ゆっくりと内装を溶液に付けたら優しく押すようにして洗っていきます。
この時、焦ってゴシゴシ洗ってしまうと、内装を傷つけることになりますので、くれぐれも優しく押し洗いすることが肝心です。

押し洗いしました。
そしたら物の数秒で水が泥水のように茶色に……。

ビックリ。


今回洗ったヘルメット。普段、自分では匂いを感じるようなことはないですし、見た目にも特段汚れが付着しているという感じではありませんでした。
至って普通の洗ってないヘルメットです。
でも実際洗ってみるとびっくりするくらい汚れが染み込んでいるということがわかりました。

確かにそうなんです。
ヘルメットの内装っていつも見えている外側の布の内側にクッションの役割を果たす素材が入っています。
内装が衝撃を吸収し伸縮するということは、内部に空気が入ったり出たりするということで、おかげでふわっとしたクッション材として効果を発揮するという構造なんです。
これって食器を洗うスポンジと動きとしては同じです。
つまり僕らが出す、汗や唾液、街中の埃、排気ガスその他様々な物質も内装というスポンジの中に吸い込まれている。ということになります。

そりゃ汚くなりますわ……。


こんな状態のヘルメットを嬉々として被ってツーリングしていたと思うと……ゾッとする。

もし、僕のヘルメットのように水がすごく汚くなった場合は汚れが相当含まれています。
その場合は一度、洗剤溶液を新しいものにして、洗っていくことをお勧めします。

内装を洗ってみた仕上げ編

綺麗な内装はもうすぐそこ!最後まで丁寧に!

洗い終わったら綺麗な水ですすぎます。


ひとしきり押し洗いが完了したら、綺麗な水に入れ替えて、よくすすぎましょう。
先ほどスポンジと内装は似たものであると説明しました。
なので、よく洗った際にスポンジ内に吸収した洗剤をできる限り排出してあげる必要があるのです。

すすいだら、綺麗な布でたたくように脱水しましょう


ある程度すすぐことができたらゴールはもうすぐそこ!
雑巾を脱水する際は「絞る」というのが一般的ですが、ヘルメットの内装は絞っちゃダメ!!内装にダメージを与えてしまいます!
その代わりにオススメの方法は綺麗な布を用意してポンポン押すようにして脱水する方法。

内装を乾燥させるときは陰干しで


脱水したからといってもちろんそのままでは使えないですよね!ちゃんと干して水分を飛ばさなきゃ!
干し方は諸説ありますが、個人的には風通しのいいところで陰干しがおすすめです。
良く乾かしたら。ヘルメットに正しく取り付けて洗濯完了!

キレイになった内装で最高にハイなライディングをお楽しみください!

ヘルメット内装を洗うオススメタイミング

ヘルメットの内装って実はすごく汚い。ということはお分かりいただけたと思います。
では、どのタイミングで洗うのがベストなのか。
これは個人の感覚にもよりますが、僕は1季節に1回は必ず洗う。夏は2-3回は洗うことをおすすめします。
夏はツーリングに行く機会が増えるのはもちろんのこと、汗が良く出る時期なので、ツーリングに行ったら洗うというくらいでもいいかもしれません。

いずれにしても、清潔なヘルメットで清潔なライディングを楽しみましょ!!

突然ヘルメットの内装なんて洗って、どうしたんだって?そりゃ熱心な読者に「人に洗えって言うわりに洗わないよね」って、「くさい」って言われちゃったんですよ……。
そりゃ洗いますよ……。

次はグローブを洗っちゃおうかな!?

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