マフラーの製造で知られるTRICK STAR(トリックスター)のYouTubeチャンネルより、「【新しい挑戦】ELIMINATOR 政府認証フルエキゾーストマフラー【開発進捗】」との動画が公開。動画では現在開発中のエリミネーター用フルエキマフラーの開発状況を公開しており、開発者自らがそのこだわりや苦労を語っている。トリックスターの新たなる挑戦とは!?
既製品サイレンサーをベースに作るエキゾーストパイプ
今回製造するのは、正確に言えばフルエキではなくエキゾーストパイプ。というのも、元々トリックスターからはエリミネーター用のサイレンサーが発売されており、そのサイレンサーと組み合わせることでフルエキとなるパイプを製造中だそう。そのおかげで、すでにサイレンサーだけを交換しているユーザーでも気兼ねなくフルエキ化できるというわけだ。
パイプを製造するにあたり、まず変更したのはレイアウト。エンジンから伸びる2本のパイプが触媒に繋がるという構成はノーマルパイプと同じだが、それだけでは性能も似通ってしまい意味がない。そこで車体前面に突き出ていたノーマルパイプの形状を変更して横に逸らし、さらにパイプ全体の長さを調整することで性能向上を目指したという。
純正パイプとの“ガチンコ勝負”
最も苦労した点は、既製品のサイレンサーに合わせてパイプを作るということ。基本的にフルエキを製造する際はパイプとサイレンサーを同時に作り、互いを調整しながら完成させるのだそう。すでにサイレンサーがある状態でパイプを作るという製法が初めてであり、しかも性能も上げなければいけないところに苦労していると開発者は語る。
まさに「純正とのガチンコ勝負」だといい、高性能パイプ製造の難易度を物語を吐露。パイプの基礎的な製造はおおむね完了しており、JMCAでの試験や細かい調整を残すのみとなった。トリックスターこだわりのフルエキ用パイプの完成もそう遠くないのかもしれない。
動画はYoutubeで公開中!
純正との“ガチンコ勝負”!? トリックスターのエリミネーター用フルエキ開発進捗を追った ギャラリーへ (6枚)情報提供元 [ トリックスター ]
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